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赤外線吸収を利用したガス分析と水分

 ボイラ排ガスなどでNoxやSoxを測定する場合、測定対象の赤外線吸収を利用したものがありますが、赤外線吸収の大きい水分などが妨害成分とされています。しかしながら、ボイラ排ガスは下流に向かいガス温度が下がって行き、更に湿式の排ガス処理装置などもあるため、基本的に水分飽和しているため、そのままでは赤外線吸収は適用出来ないように思います。  どうやって水分の干渉を抑制・排除しているのでしょうか。

みんなの回答

  • okormazd
  • ベストアンサー率50% (1224/2412)
回答No.1

ごく簡単にいうと、 1. 分散型なら、赤外線を分光して、目的成分の吸収帯の波長域を使うので、干渉は避けられる。これは主にラボ用のガス分析計です。 2. 質問のようなプロセス用の分析計は、非分散型です。これは、赤外線光源と吸収セルの間に干渉成分を満たした分配セルを配置して、干渉成分の吸収波長域が吸収された赤外線を試料ガスの吸収に使うので、試料ガス中に干渉ガスがあっても吸収は起こりません。分配セルで赤外線を2方に分けて一方を吸収セル、もう一方を吸収のないガスが封入された基準セルを通して比較します。比較の方法はいろいろある。 http://www.yokogawa.co.jp/an/ir-gas/an-sg750-001ja.htm

camekichi
質問者

お礼

 公害防止管理者の勉強をしていて、妨害成分で飽和しているようなガスをなぜ計測できるのだろうと不思議に思っていました。ありがとうございました。

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