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バッファアンプとは?
- バッファアンプは、音楽再生装置とスピーカーの間に挿入される装置です。
- 真空管やトランスを使用して製作され、音の信号を一時的に受けてから出力する役割を持ちます。
- バッファアンプを通すことで、音質が向上し、より良い音楽体験ができます。
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No.1です。捕捉ありがとうございます。 捕捉に対する回答は、他の回答者さんが答えて下さっていますので省略します。 で、今回は少し気になった事 回答者さん達の回答を見ていると、kyabetu-sishou が判らなくてもしかたがないな。という気がしてきました。 「アンプは増幅器。」その通り 「バッファアンプは増幅しない、あるいは増幅率1」。間違い。 「バッファは増幅しない、あるいは増幅率1。」概ね正解。 「概ね」の理由は、トランスのように減衰するバッファがあるから。 減衰分をアンプで増幅してトータル増幅率1にした物も、バッファとアンプの組み合わせなのでバッファアンプという事になります。 では、「バッファアンプ」とは、インピーダンス整合と電圧増幅(voltage amplification)の複合体。 厳密に答えると、このようになります。 No.1にてダイレクトボックスを「バッファアンプ」ではなく、あえて「バッファ」と記したのは、手抜きではなく厳密に答えておきたいからです。 ところで世間と言うのはそんな厳密なものではありません。 普通、バッファ不可欠のプリアンプやパワーアンプを、バッファを付けずに、アンプと呼びますね。バッファが主役では無いという意味合いも有るのでしょう。まあ一般的に、縁の下の力持ちであるバッファが有ることさえ忘れられていますけど。これらがバッファアンプと呼ばれる事は実験室ならともかく世間一般ではまずありません。 そんな軽いノリで、アンプの無いバッファをバッファアンプと呼んでしまう人も多く居るようです。まあ目くじら立てずに、日本語伝統の言葉遊びの一環として捉えるのが無難なのでしょう。和歌のマクラコトバやカケコトバのように、「バッファ」を導き出すために意味を持たせぬ「アンプ」というコトバをくっつけてる、みたいな。 また、ただの「アンプ」ではなく「バッファアンプ」と言うからには、「バッファ」の方に重点があるんだな、的な。 日常会話では、厳密さを期待せずに、話の中に吹く風を読んで(雰囲気で)調子を合わせる必要があります。ここに厳密さを持ち込むとカドが立ちます。 甚だしい例では、増幅器が無いボリュームボックスを「パッシブプリアンプ」(←名称が馬鹿馬鹿しいの紹介しません、興味があれば検索して見てください)と称する製品も有るくらいです。もちろん増幅器が無いのでアンプではありませんが、アンプという言葉が、それほど軽がるしく使われていることの象徴でもあります。 で、実際どうなのよ、と問われる時には、風を読む受け答えでは核心に到達する事はありません。 難しいですね。我々の文化と言葉って。 話を戻して、 トランスと真空管で製作したものであれば、バッファとアンプの組み合わせになりますので、間違いなくバッファアンプですよ。そしてボリュームも付いているので、プリアンプでもあります。 これに入力セレクターが付けば、もはや社会通念的にバッファアンプと呼ばずプリアンプと呼ぶほうが相応しくなります。 アンプは増幅器 バッファはインピーダンス整合器 バッファアンプは、増幅器+インピーダンス整合器 これで行きましょう。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4195/8719)
はじめまして♪ なるほど、かなり高度な部分の話題ですねぇ。 バッファーアンプ、あるいは高い増幅目的では無いラインアンプの効果でしょう。 アンプ=増幅回路 という翻訳は間違いでは有りませんが、漢字の語意から多少誤解される事が多いのです。 単純に、信号の電圧だけ高めるなら、トランス(トランスフォーマー)でも可能です。 しかし、信号のエネルギーは出夏が高く成っても、その分、電力は減ってしまい、トータルではイコール、、、じゃなく、トランスの変換効率に応じて絶対的なエネルギーとしては必ずロス分が有ります。 じゃぁ、ロスした分だけ真空管の増幅回路で補えば、、、という単純計算の物では有りません。 トランスは効率よく通過出来る周波数帯域が決っています。さらに前後の信号インピーダンス値により影響を受けます。有る意味で直流カット、高周波カットという、バンドパスフィルターの役割も持っています。 (50Hz/60Hzという決った範囲の利用設計された電源トランスは、数百Hzならモンダイは無いと思いますが数キロHzという部分ではカットされ、非常に効率が低いはず。) 音声信号のライン系にトランスを用いる事で、不要な直流に近い範囲や、電波帯等の無用な高周波をカット出来ます。 しかし、トランスは設計や製作で、固有の音色感も付いてしまう事が有るので、半導体アンプが一般化してからは、良いトランスを用いる事はコストアップになるため、トランスレス方向になっています。 管球アンプ時代はそもそも動作が「高電圧/低電流」なので、いろいろな部分に「良いトランス」を組み合わせるのが、より良い製品の必要条件でもありましたし、正しく使っていた「良いトランス」はよほどの事が無い限り壊れませんし性能劣化もほとんど無いので、ヴィンテージオーディオファンには古い物でも大切に使うのが常識化しているくらいですよ。 さて、トランスのオイシイ部分を活かすため、全盛時の回路、真空管を組み合わせた事により、電圧や電流にたいして大きな余裕度を得る事が出来、トランスや管球の持つ音質感も良い方向に組み合わさった場合にだけ、本当に「良い音」と感じられる環境が出来たのでしょう。 バッファーアンプ(回路)は、前後の機器(あるいは回路)の違いに対して、余裕を持って連結するための物で、時にはインピーダンス変換という役割にも成って居ます。 (前後の差異を吸収する、という意味でもあるのでしょう。) 『プリアンプやプリメインアンプにも入っているものなのでしょうか。 』 今では、入っている機器も有りますし、入っていない機器もあります。 出来るだけシンプルな構成の方が、ピュアな信号を得られる、という発想も有って、あえて無くした上で高音質を目指す製品も有りますが、多くの大衆向け機器ではパーツが減れば生産コストが削減出来る、という事から、こういう構成を採用する事も有ります。 推薦機器の組み合わせ、システムコンポが主流に成った時代から、こういう方向が多く成ったのでは無いでしょうかねぇ。 同社/他社を問わず、多様な機器と接続する事を前提とした場合は、相互の影響を最小限にする為、各入力端子にバッファーを備えたり、セレクター(スイッチ)で選ばれた後の部分に乳入力バッファー回路を儲けた製品は、少し高価な製品ではまだまだ多く存在します。 この他に、プリアウトや録音機器への出力など、出力部にバッファー回路を装備した製品も存在します。 レコーディングやコンサートなどで多用される「オーディオミキサー」は、多様な操作が出来る回路や外部機器を用いるので、有る意味では「バッファーアンプ回路」の集合体。と言う事も出来ます。 限定された回路であれば、前後接続機器の影響を前提に設計する事でトランスやバファー回路を省略し、低コストで良い音が得られる可能が有りますので、「シンプルisベスト」とか「ピュアストレート」とかのキャッチコピーで、コスト的な手抜きを「良い事」というイメージでアピールした時代も有りました(本当に高度な意味で良さは有る、ただし組み合わせ条件が狭い。。。。) オーディオは「ケーブルを変えても音が変わる」と言う、もはや科学を超えた感性判断、官能評価という分野も有りますが、そもそも現代の様な多種多様な精密測定を出来にくかったビンテージ機器の時代は、素直に「聴いてみて良い方を」という試作/試聴を非常に多く繰り返した結果ですから、好む/好まない は別として、本質的な部分はかなり高品位な再生音が得られたのでしょう。 (こういう良さを感じ取りますと、ビンテージオーディオ機器に大きく興味を持つように成りますね、ただ、古き良き時代の名機で良品を入手するには、それなりの知識力と財力が必用で、知識だけは多少長い事オーディオが好きだったのですが、今の私には財力が無いから、、、、、、残念) バッファーアンプ(回路)が有れば、良い音に鳴る。という事では有りません。 現代では数十円のIC(OPアンプ)でバッファー回路が造れちゃいますが、音質(音色)に配慮し高度な使いこなしをしませんと、単なる「対応性が広いだけ」で、決して音質上のメリットは無い。 (こういう構成機器よりも、パーツを減らし全体、トータルサウンドでよく考えられた安価製品の方が良かったりする事も有りますし、そういう製品の大半が「厳選したパーツを採用し、可能な限りピュアでストレートな音を得るため、パーツ数を極限まで減らした結果、今までに無い音楽の魂をダイレクとにお届け出来ます」とか言うキャッチコピー(宣伝文句?)を付けた物の方が良く売れた、という商業的理由もあるので、シンプル化が好まれた、という時代も有ったのは事実でした。 本当の「理想」は、物理的にも矛盾があるので、たくさん有る理想論の中で、どこに妥協点を見いだすか、個人の感性で選択するしか無いのかもしれません。 なお、同じ機器でも違う人(違う部屋?)では、同じ音が得られると言う事は、ほぼあり得ません。 機器を導入し、それで再生している人、その人の環境内でよく調整、セッティングが煉り込まれた時、その人が求めた良い音の鱗片が感じられます。 WEのトランスと真空管を組み合わせた「バッファアンプ」、これを使えば音が良く鳴る。という短絡的考え方は大きな間違い、あくまで「トータル」の機器、そしてその機器を使っている「人」の感性で、より良く鳴るだろう、という方向を信じて努力した、高度なチューニングを経た結果が「非常に良い音に感じられた」と言う事です。
お礼
バッファアンプの内容から、知りあいの音の変化に至る内容までありがとうございます。 オーディオは感性や好みが入りますので、電気的な知識とのバランスが大切だと回答を見て思いました。 回答ありがとうございます。
補足
>>WEのトランスと真空管を組み合わせた「バッファアンプ」、これを使えば音が良く鳴る。という短絡的考え方は大きな間違い・・・と言う事です。 この最後の文章はおっしゃるとおりだと思います。 私の質問文からそのように感じてしまいますよね。 あくまでも知りあいの家のシステムにマッチしただけの話だと思います。 バッファーを使用することで、幅広い機種に対応できるっというのが一番のメリットなのでしょうか。それが音質UPにはつながらないわけですね。他社製品を使用したり、いろんな組み合わせに対応するためについているものなんですね。なので、プリアンプやプリメインアンプには当然入っているものだったんですね。 でも、今はおっしゃるように、最小限の機能のアンプがありますよね。 john_papa様の欄でも書きましたが、プリメインアンプではなくて、ボリューム付パワーアンプだと思うんですが・・・。でもそんな細かいことをいってはいけないんですね。 シンプル化も私がオーディオを始めてからもあった気がします。「プリアンプvsパッシブアッテネーター」なんて記事がありましたし、プリメインアンプにも「パワーアンプダイレクト」っというのがついていましたね。それもシンプル化のひとつですよね。 知りあいは、ビンテージを意識しているわけではないのですが、20代からシステムをかえていないので、70歳になった今、結局はビンテージになっています(笑 聴く曲は新しいものばかりなんですが・・・。 そして、鳴っている音も現代の音ではないですが、録音が新しいものばかりのせいか、ビンテージっという感じもしません。聴きなれたせいもあるかもしれませんが・・・。 でも聴くたびに素晴らしい音だなぁっと思います。 スピーカーの線もわざわざ当時のWEの細い単線を使用しているらしいです。 私の300BシングルにもところどころWEの抵抗や線が使われていますが、 私は普通のありきたりのもので良かったです・・・。 あまり知りあいの好みの音にしてほしくなかったです。 ビンテージって「鮮度が高い音?」(なんて言ったらいいんでしょう)なんだと思いました。 バッファから離れてしまいました。すいません・・・。
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4825/17832)
この場合、CDの出力(トランジスターの音)をトランスや真空管を使って真空管アンプ風の音付けを行うための緩衝装置と言ったところでしょう。 ついでにマッチングも取れるしボリュームもつけて便利に使えるように・・・という状態かと思います。
お礼
知りあいの音の変化はまさに回答内容のとおりだと思います。 CDの音色に味付けをしたのが、バッファ以上に音が変わった要因なのではないかと皆さんの回答を読んでいて思いました。 回答ありがとうございます。
補足
いや本当にそうかもしれません。 John_papa様や、HALTWO様の回答に書かれているのをみると、すごい高いインピーダンスに効果を発揮するような内容でしたが、知りあいのプレーヤーの出力インピーダンスはそこまで高くはないです。 おっしゃるように、真空管アンプに繋いでいるのですが、さらにウエスタンのトランスの味付けを加えたっというところが大きいような気がします。 知りあいにきいたところ、最初はライントランスを作ろうと思ったみたいですが、トランスを売ってくれたお爺さんから(っといっても知りあいも70歳ですが・・・)、このバッファアンプの回路図のコピーをもらったそうです。 それで作ったので、知りあい自体もこれにそこまでの効果があるのかはわからなかったそうですが、これに似ているトランスをつんだものが、市場でかなりの高値で取引されているのを知って作ったそうです。うそか本当かはわかりませんが・・・そういっておりました。
例えば、5Vの電圧出力のセンサーが有ったとして、このセンサーが反応した時に5V駆動のブザーを鳴らしたいけれども、センサーの出力では力不足でブザーが鳴りません。 そこで、電圧は5Vのままで、電流を多く供給したいという場合に使うのがバッファアンプです。 回路的にはボルテージフォロワと言います。 http://aldeban.com/faq/0053/faq_0053.html 電圧増幅はせず、出力インピーダンスの高い素子の出力を低インピーダンスにして出力します。電圧の振幅は変えないままで、消費電流の大きい負荷を駆動したい場合に利用します。
お礼
これ以上ないくらいわかりやすい回答をいただいたのに、あまり理解できなくて申し訳ありません。 これからはバッファーについて人には説明できるようになるまでになりたいです。 回答ありがとうございます。
補足
難しい・・・こんなに難しい質問をしている自覚がない自分がいかに勉強不足か痛感しております。 添付していただいたURLをみたのですが、これは普通に学生でもわかることなのでしょうか ・・・。私、40歳にして泣きそうになっております。 でも、書いてある内容は、今までの回答のことを書いていることはわかりました。 kngj1740 様の回答に近いようなことも書いてますね。 >>回路の分離 「回路の分離」とは、回路と回路を接続した際、後段回路の故障などによる影響を前段回路に及ぼさないようにすることができるということを意味している。 っという文章以後の部分が似ていると思いました。 バッファの説明も >>電圧増幅度が1なのでこの回路の役割がないように思えるが、 ・入力インピーダンスが非常に大きい ・出力インピーダンスが0に近い これをオーディオいうところのロー出し、ハイ受けっということなんですよね。 あまりに幼稚なので、40歳の人間を相手にしているような文章に感じないかもしれませんが許してください。
- HAL2(@HALTWO)
- ベストアンサー率53% (2352/4412)
うーん、別の方の御質問に答えた回答が専門用語だらけで難しいとの御指摘を受けてしまったので(汗)、平易な解説をしようと思い立ったのですが、例によって長文になってしまい、返って解りにくくなったかも(滝汗)……。 中学校で電気は [1]:(電圧)×(電流)=(電力)……P=VA (または W=V×A) [2]:(電流)×(抵抗)=(電圧)……V=IR (または V=AΩ) などと習った筈です。 [1] は家庭での電気代等を考える際に使いますので覚えているものですが、[2] は電気系の工作を趣味や仕事にしていないと使う事がないでしょうから忘れてしまいがちですよね(^_^;)。 Impedance とは交流抵抗のことなのですが、同じ電流値の電気を各々、高抵抗と低抵抗の径路に流すと、高抵抗の径路の方が高電圧になることが [2] の式により理解できると思います。 中学の理科でも理解できる直流抵抗で説明すれば、1Ω の抵抗値を持つ (A) の出力から 99Ω の抵抗値を持つ (B) の入力までの径路に 100V の電圧をかける、つまり、合計 100Ω の回路に 1A の電気を流すと……(A) には 1A1Ωで 1V、(B) には 1A99Ω で 99V の電圧がかかることになり、100V の電圧のうち 99% は (B) で受けていることになります。 逆に (A) を入力、(B) を出力にしてしまうと、(A) は全体の 1% しか電圧を受けることができず、残る 99% は受け取って使うことができませんので、熱などに変わって無駄になってしまいます。 一見「電気は抵抗が大きく電圧の高い所から抵抗が小さく電圧が低い所に流れる」という小学校の理科で習う知識で捉えてしまうことから混乱しがちなのですが、高い所から低い所に水を流すのではなく、端子と端子の間を高電圧の電子で満たす際に両端の端子にどれほどの電圧に分圧されるのかと考えるのが中学の理科になります。 低 Impedance の出力から高 Impedance の入力に接続する「ロー出しハイ受け」というのは、このように入力端子側に効率良く電気を受け取らせるために採用されているのです。 実際、100kΩ なんて高 Impedance 出力の端子から一般的には 10kΩ 程度の Line 入力端子に Cable を繋ぐと音が小さくなってしまうのも、10kΩ の入力端子では全体の 10/(100+10) に当たる 9% ぐらいの電圧しか取り出せないことから、音量が 1/10 に下がってしまうのですね。……でも音量が低下したり、音質が損なわれたりはするものの、入力回路が壊れるわけではないので、音は出ます。 ただし、最大出力が 8W/8Ω (8V1A) の Power Amp' に 4Ω の Speaker を繋ぐと、8V の電圧をかけて出力する Power Amp' は 4Ω の抵抗径路に対して 2A の電流を流そうとしますので、8V1A (8W) 分の電源供給しか行っていない電源を持っていたり、8W 以上の熱損失 (発熱) に耐えられない回路構成になっている Amp' では 8V2A (16W) を出そうとするあまり、壊れてしまう場合があります。……まぁ Volume Contorller で出力を絞っている限りは最大出力以下の出力しか出しませんので壊れることなんて滅多にないのですが……。 このため Line 入力端子の Impedance は高 Impedance の方が有利であり、1MΩ なんて Impedance にした Pre-Amp' も製品化されていたりするのですが、最終的には Rec Out や Pre Out といった Line 出力で 10kΩ 以下、Speaker Out では 8Ω 以下にまで引き下げなければならないことから、安価な半導体素子で比較的淡雲な回路を組む一般製品では 10kΩ ぐらいの Line In になるのが普通です。 交流信号では電圧が大きく低下するほどの負荷がかけられると高周波の動作ほど負荷がかかって動作しにくくなり、周波数特性の均一性が乱れたり、位相のずれといった現象から波形が歪んで音質が低下します。 そのため「ハイ出しロー受け」では音が小さくなるだけでなく、鈍った音になったりする一方で、これを解消して「ロー出しハイ受け」の状態にしてやれば音が澄んで音質が改善されるというわけです。……御質問者さんが仰る Western の Transformer と真空管を用いた Buffer Amp' もちょうどこのような状況を現出させているわけですね。 充分な効率で電圧を受け取っているものであれば高利得の電圧増幅回路にしなくても Volume Controller で音量調節を行える余裕がありますので、恐らく真空管と Volume Controller で「ハイ受け」の回路を組み、Transformer で「ロー出し」の状況にする構成になっているのだろうと思います。 「ロー出し」Impedance と「ハイ受け」Impedance との Impedance 比がどれほど取られていれば音質を損なわずに済むかは聴く人の感覚にも依りますので明確な定義はないと思いますが、一般的に入力端子の Impedance は出力端子の Impedance に対して 3~4 倍も取れていれば問題ない筈です。……大抵のものが「600Ω 出し 2.2kΩ 受け」とか「2.2kΩ 出し 10kΩ受け」などになっていますものね。……抵抗素子の抵抗値は規格化されていますので、複雑な回路構成にでもしない限りは入力及び出力の Impedance 値は様々な製品間でも大体似たような値になります。 勿論、理論的には「1MΩ 受け」なんて複雑な回路構成を採る珍しい製品の方が有利ではあるのですが、実際はその後に設置されている回路がどんな音にするのかで左右されることから「1MΩ 受け」なんて高 Impedance 入力機の方が音質が良いなどと言えるものでもありません。 Amplifier (増幅器) とはその名の通り「増幅」を行う機器のことですので、増幅率を示す「Gain (利得)」も電圧の増幅率にしか用いられないのが普通ですが、Buffer Amp' とは電圧増幅は行わずに「ハイ受けロー出し」の Impedance を引き下げる役目を行う回路でありながら、回路を構成する Transistor や抵抗及び Condenser といった素子は増幅器と同じものであり、増幅器の回路とは素子同士の接続の仕方 (電気径路の構成法) が違うだけのものですので Amplifier という名前が用いられているのです。 Buffer という言葉は Computer では Buffer Memory という「Data を一時的に貯め込んでおき、使用する段になって初めて順序よく出力する Memory」にも使われており、Portable CD Player が振動で音飛びしないように Data を 1 秒分ほど貯め込んでから順序よく出力させるよう内蔵させている Memory Chip も Buffer Memory と呼んでいます。 Buffer Amp' は入力信号を一時的に貯め込んで、信号が乱れないようにしてから出力する回路のことで、Audio 信号では「ロー出し」の端子から「ハイ受け」で受け取り「ロー出し」で次の回路に渡す回路構成とすることで乱れ (音質劣化) を防ぐと共に、電圧はそのままに抵抗値を下げることから結果的に電流を増やす性質を持っています。 「電流を増やす」という性格は 4V2kΩ (=2mA、または 8mW) の入力を、電圧は 4V のままで Impedance を 4Ω に下げることで電流を 1A に増やし、4V1A=4W にする Power Amplifier の回路にも当てはまります。……電圧を増幅させるわけではないので Gain (利得) は 0 なのですが、電力は 8mW から 5 百倍の 4W というようなものに増やしているのが Power Amplifier になります。 それと A No.1 John_Papa さんが紹介されている Direct Box も、出力 Impedance が滅茶苦茶変化して高い時には数百kΩ にも跳ね上がる Electric Guitar の出力を 10kΩ 程度の Line 入力端子で受けてしまっては音量が不安定になるだけでなく、音色も激変してしまうことから「良い音色で安定した信号を受け取る」ためにも 1MΩ なんて「ハイ受け」で受けて 10kΩ 程度の Amp' 入力端子に対して 2.2kΩ なんて値で「ロー出し」してあげるものになっている製品で、激変する高 Impedance 出力の信号を苦も無く受け止めて安定した低 Impedance で出力し直すために、通常の Buffer Amp' よりは複雑で高い信頼性 (安定性) を持つ回路になっているわけですね。 うーん、簡単に説明するつもりが長文になってしまい、夜なべしてしまいました(笑)。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
夜遅くまで回答を書いてくださりありがとうございます。 繰り返し読んでみて、理解するように努力します。
補足
夜なべまでしていただいて回答をくださりありがとうございます。 中学の時、勉強しておけばと思っております・・・。 >>中学の理科でも理解できる直流抵抗で説明すれば、1Ω の抵抗値を持つ (A) の出力から ・・・このように入力端子側に効率良く電気を受け取らせるために採用されているのです。 この回答内容をみて、ロー出し、ハイ受けの意味が少し分かった気がします。 逆だと無駄が多くなり、効率が悪いことになるんですね。 >>Buffer Amp' は入力信号を一時的に貯め込んで・・・電圧はそのままに抵抗値を下げることから結果的に電流を増やす性質を持っています。 バッファっというのは、やっぱり抵抗値を下げるものなんですね。 結果的に電流が増える・・・これも音質的にはいいことなんですよねきっと。 ダイレクトボックスっというものを調べてみましたが、結構当たり前に使用されているようで驚きました。私は全く知らなかったです。20年ベースを弾いてきて、ここまで無知なのは私くらいなものだと思います。 知りあいのプレーヤー(DAC)は、2.5v/10kΩとなってました。 っということは、そこまで高い出力インピーダンスではないと思うので、知り合いが製作したバッファアンプっというものは、「音の色付け」っという意味合いの方が強いように回答を読んでいるうちに思いました。 もっともっと勉強しないと、せっかく詳しい回答をいただいたのに、理解できない箇所があり非常に申し訳なく思っております。でも、読み返しているうちになんとなくですがわかってきました。計算はわからないですが、LUXMANのプリアンプも10kΩの信号を受けて、新しいプリアンプであれば300Ωでだしている時点で、バッファ器?が入っているっということなんですよね。 もう一度ちゃんと整理して理解しようと思います。 なんだか貴重な時間を割いていただいたのに、あまり理解できなくて申し訳ありません。 勉強しておくんだったなぁ・・・って後悔してます。
- kngj1740
- ベストアンサー率18% (197/1052)
緩衝増幅器と訳されます。前段と後段の間の影響をなくすために間に入れる増幅器の事です。たとえば前段の出力が半導体増幅器を想定しているのに、後段の増幅器が真空管増幅器などという場合、いわゆるミスマッチが起こることがあります。そういう場合に使用します。必要がなければ使用しないほうが音質の劣化は少ない筈です。オーディオではあまり聞きませんが、無線の送信機などでは使用されています。発信回路の後に緩衝増回路を置き、そのあとに所定の電力に増幅する電力増幅回路があります。電力増幅回路の影響が発信回路に及び発信周波数が変動するのを防止するためです。
お礼
回答ありがとうございます。 非常に的を得た回答をくださったのに、私の勉強不足で申し訳なく思っています。
補足
知りあいはアマチュア無線も趣味でやっております。 知りあいが私に説明を適当にするのが分かったような気がします。 私に説明をしても理解できことをわかっているからなんだと思いました。 実際、kngj1740様の丁寧な説明をよんでも、私には難しくて理解ができない・・・。 なんとなくわかるのは、半導体パワーアンプに真空管プリアンプは相性が悪いと昔はいわれていたのを聴いたことがありますが、そのようなことに通じる話なのかなっと思いました。 必要がなければ使用しないほうがいいのですね。 でも音質が良く聴こえたっと言うことは、回答にあるような効果を発揮したからなんですよねきっと。CDプレーヤーとパワーアンプの間に入れるとミスマッチを直してくれるっということですね。 無線でも、トランジスタと真空管のミスマッチを補正するのが「バッファアンプ」なんですね。 難しです・・・。
- John_Papa
- ベストアンサー率61% (1186/1936)
こんにちは。 オーディオアンプ関係では、本来の「衝撃緩和」という意味からは意味合いが外れて使われています。 オーディオで意味するところは、「インピーダンス整合器」に当たると思います。 一般的に高インピーダンス入力/低インピーダンス出力です。 バッファアンプ無しで接続すると、前後互いの干渉で特性や音質が損なわれるところを、できるだけ干渉を無くして本来の特性が発揮できるようにするのがバッファアンプの役目です。 『プリアンプやプリメインアンプにも入っているものなのでしょうか。』 当然ながら入っています。 大きな電圧・電力増幅も伴いますので普通バッファアンプとは呼びませんが、回路的にはパワーアンプがバッファンプです。ただ、通常はプリアンプと組み合わせる為に、お使いのCDプレーヤのインピーダンスがちょっと想定外だった、という状況なのでしょう。 顕著な例では、楽器の分野で「ダイレクトボックス」と呼ばれているアンプがバッファアンプの単機能に特化した商品です。アンプの無いトランスだけの「パッシブダイレクトボックス」も有ります。普通のアンプにとってギターって滅茶苦茶な暴れインピーダンスですので、まともな音を伝えるにはこういった専門のバッファが必要になるのです。 プリアンプもパワーアンプを接続するのに適正な「バッファアンプ」機能を持っています。ダイレクトボックスに比べれば平凡なバッファアンプですけど。 『ウエスタンのトランスと真空管を使用して製作したものを CDプレーヤーとの間に通すようになりました。 それにボリュームがついております』 これ、立派なプリアンプですよね。 『それを通すと素晴らしく良い音に聴こえます。』 というのは、このバッファアンプを入れる事でCDプレーヤーとパワーアンプに対して適正なインピーダンスの仲立ちができた、という事です。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
よく「ロー出し、ハイ受け」っと言われますが、なんとなくしかわかりませんでした。 CDの入力を真空管パワーアンプで直接受けるよりは、バッファアンプで一回うけてインピーダンスを下げればいいっという解釈でいいのでしょうか。 知りあいが製作したものは、入力が1系統なのですが、これはもうプリアンプなのですね。 うーん良く分からないですが、marantz7やLUXMAN CL-35などの立派なプリアンプをもっていますので、わざわざバッファアンプを製作しなくてもプリアンプで同じ効果が得られたっとうことになるのかもしれないのですね。 どうしてもウエスタンのトランスと真空管で作ってみたかったのかもしれませんが・・・。 楽器の分野ではダイレクトボックスってありますよね。 私は楽器をしていながら、これは一体になにをするものなんだろうっという無知っぷりでした。 これを使用してインピーダンスを下げたて安定させるっということなのでしょうか。 難しいです・・・。
お礼
毎回私のレベルに合わせた回答をいただいて申し訳ない気持ちでいっぱいです。 回答ありがとうございます。
補足
再度回答ありがとうございます! バッファなんてあえて言わないんですね。 中国製で真空管の「バッファアンプ」っと売っているものがありますが、あれはアンプじゃないんですね。音を増幅しないわけですから。あれは「バッファー」なんですね。増幅率が1っとTXV12003様に添付していただいたURLにも書いておりましたね。トランスを積んでいれば減衰することがあっても基本的には音量は変わらないものなんですね。 なので、知りあいが「バッファアンプ」っと言っておりますが、これは「トランスを積んだプリアンプ」っということなんですよね。もうアンプの中にバッファーが入っているのは当たり前のことで、それをいちいちバッファアンプなんていわないんですね。 「パッシブプリアンプ」っというのは、音質調整とセレクターだけの機能しかない、ものによっては1系統しかないものもありますね。これは・・・ただのボリュームですよね。 それならFOSTEXのpc-1eも「パッシブプリアンプ」って売りだしてもいいような気がしますね。 最近のパワーアンプにセレクターとボリュームだけをつけたようなアンプを「プリメインアンプ」っとよぶのも抵抗があるのはわたしだけなのでしょうか・・・。 ボリューム付パワーアンプと変わらない気がします。 >>アンプは増幅器 >>バッファはインピーダンス整合器 >>バッファアンプは、増幅器+インピーダンス整合器 >>これで行きましょう。 はい! そうします(笑