今、ドイツの大部分では母音化しています。しかし、今でもスイスやオーストリアなどでは大体、巻き舌です。
ドイツ語は綴りの大部分が発音と一致していますが、完全一致ではありません。たとえば、vielleichtは、文字通り読めば「フィーッライヒト」のようになりましょうが、正しい発音は「フィライヒト」と長音ではなく短音となります。また、Restaurantのような外来語は「レスタウラント」ではなく、「レストローン」とフランス風に発音します。
第二次世界大戦にドイツが負けてから、いろいろな国のものを取り入れるようになりました。おしゃれ気分でフランスもの、新鮮さはイタリアものを好んで使ったり、その国へ旅行したり(ドイツ人は旅行好き)…… コンピューターやインターネットなどでは、今や英語が大氾濫です。
大陸続きなので、フランスなどの影響が大です。おそらく-erもフランス輸入かもしれません。ただ、フランス語にはドイツ語のchの発音がないため、ドイツ語のchのようにrを発音します。ドイツ語の喉音rは、chとの混同を避け、それよりもなめらかで、半母音化しています。
歌ならば、何回も巻かなくとも、巻き舌音の方が明瞭でよいでしょう。明瞭さの故だと思いますが、歌では単母音も、長音と同じように閉母音で発声して歌います。
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