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JR北海道キハ285の運命

キハ285は一連の不祥事の影響で、せっかく試作車が完成したのに開発中止に追い込まれましたが、 ここまでやって、JR北海道自身が検討しているというプランで、 事業用車としてかいごろすのはもったいないと思います。 開発を続行して量産化できれば、他の鉄道事業者だけでなく海外にも大いに伸びしろがあると思うのです。 JR総研で預かって、開発を継続するのは非現実的でしょうか? (それ以外の開発続行の選択肢はおそらく現実的にないと思えるので)

みんなの回答

  • jhmi
  • ベストアンサー率24% (193/798)
回答No.4

今のところ総合検測車への改造が計画されていますが、そのほうがベターな選択ではあります。 まず、JR北海道の軌道検測は自社持ちのマヤ34、その他電気・信号も含めた総合検測車はJR東日本から年1回借りて対応していますが、これではこまめな検測ができるわけがありません。そもそも今のJR北海道は保線力が落ち、保線サイドが補修すべきところを補修しなかったが故に事故が起きただけのことですから、キハ285系には生まれ落ちた時期が悪かっただけのことです。裏方に回して保線力向上に資するなら本懐でしょう。 キハ285系の件に関して敢えて言わせてもらうと、不祥事以前から進めていた計画を今は止めるだけのことです。そもそも技術的にはMAハイブリッドシステムもハイブリッド車体傾装置も一応は確立してますし、そもそも技術は寝かせておいても腐りません。 乗客の信頼と保線力が回復し、なおかつ新型車への搭載の必要があるとなれば、MAハイブリッドシステム単体でもいいですし、ハイブリッド車体傾斜装置を組み込めばいいだけのこと。他社に技術を丸ごと売ったってなんら問題ないわけです。そもそも空気ばね式の車体傾斜装置の技術もJR北海道からJR東海・西日本・東日本に渡り新幹線で生かされていますから、相当額のパテント料が発生しているでしょう。当然、キハ285系で開発した技術もパテントを取っているでしょうから、採用する会社が出てくればパテント料収入が見込めますよ。

回答No.3

こんばんは。 首都圏の私鉄で電車運転士をしております。 キハ285系、 振り子式+空気バネを使った車体傾斜システムの組み合わせの新方式の車両ですね。 線路に付けるカント(傾斜)は限度があります。 付けられるカントの量と曲率で、曲線の速度制限が決まってきます。 曲線通過時に掛かる遠心力を相殺する為に車体を傾けるのですが、 大事な事として、異なるのは台車から上の部分であり、レールが接する車輪の部分は変わりません。 つまり、振り子式なり、車体傾斜式なり、 その装備を生かすには、何よりも線路を通常よりも強固なモノにし、曲線通過時に車輪がレールに与える横圧に負けない設備にしなければならないのです。 JR北海道の今の問題として、保線管理体制が出来ていません。 キハ285が仮に完成したとしても、線路がちゃんと整備されていないので、その特長は生かせない。 ・・・そういう結論になっていたでしょう。 構想そのものは将来性があるモノですが、JR北海道では活かせませんし、 実用での結果が出せないので、当然の事ですが、他の鉄道事業者でも海外の鉄道へも売り込めません。 研究するだけでしたら、それこそJR総研の仕事であり、JR北海道の仕事ではありませんから。 もちろん、発注し既に出来上がった車両を、そのまま解体する訳にもいきません。 落としどころとしては、事業用車として使うしかありません。 一番妥当な結論です。 >開発を続行して量産化できれば、他の鉄道事業者だけでなく海外にも大いに伸びしろがあると思うのです。 このクルマの開発の流れとして、 JR総研&JR北海道&車両メーカーの3者で研究し⇒車両メーカーで先行車を製造⇒JR北海道で実践 既に実戦でのデータが欲しい段階なのです。基本的な開発は既に済んでいるのです。 だから、JR総研で預かってもしょうがありません。 欲しいのは実戦での結果であり、国立の試験線で転がしても必要なデータは得られないのです。 そして、他の鉄道会社や海外に売り込むに必要なのは、実戦データと信頼性なのです。 鉄道車両にとって大事なのは、信頼性であり、信頼性を得るには実戦での場面なのですから。 実戦に使えないのに、信頼性など得られませんし、当然売り込めません。 実戦データを得るには、しっかり整備された線路で、実際に旅客を乗せて、走らせなければなりません。 でも、考えてみてください。 肝心のJR北海道の現在の線路管理状況は如何でしょうか? この車両を使いこなすには、通常の車両よりも強固な線路が無ければならないのに、実際はそうではありませんよね。 だから、北海道に持ち込んでも、車両の特長を生かせずに持て余してしまうのです。 速達性ならば、車体傾斜方式と強いエンジンを与えた車両。 つまり、既に実績のあるキハ261系を増備するのが、財政面でも最適だとだと分かっています。 その一連の結果が、今の車両増備の方針に繋がっているのです。 やはり、検測車両として使うのが妥当だったのです。

  • FEX2053
  • ベストアンサー率37% (7987/21355)
回答No.2

基本的に、量産前提の試作車と研究用の試作車では設計が違い、 お互いの流用が難しいです。今回の285系は、205系の量産先行車 みたいな位置づけなので、更に流用の意味がない車両なんですね。 183系は261系で置き換えるとしても(性能的にも無理はない)、 どのみちいつかは更新することになる、281/283系の後継車として 「研究を継続しつつ、臨時列車などにも使う」ことは十分にアリだと 思うので、別に「もったいない」ことはないと思いますけどね。 JR四国のTSE(=のちの2000系)も、かなり長期にわたって試験車 のまま過ごしていましたし・・・。

回答No.1

>JR総研で預かって、開発を継続するのは非現実的でしょうか? 非現実的ですね。 技研レベルの開発なら実車は必要有りませんし技術的イニシャチブを持っているのはメーカーですから。 ユーザーサイトとしては営業に使用できない試作車とするよりは検測車として走り込む方が現実的ですし合理的ですね。 10年もすれば183あたりは寿命が来ますから新形式車が必要になるのは自明ですね。

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