CAD/CAMでの加工誤差について
- CAD/CAMでの加工誤差について詳しく解説します。加工された物と3D表示された物の間に生じる誤差の原因や具体的な問題点を列挙しました。
- CAD/CAMを使った加工では、曲面の波状化や溝の外枠の角張り、削り残しなどの誤差が生じることがあります。加工物と3D表示物の中心のずれも問題となります。
- CAD/CAMでの加工誤差は、正確な設計と適切な加工条件の設定が重要です。本記事では、誤差の原因や対策について詳しく解説します。
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誤差
この前、大学の実験でCAD/CAMをやりました。75×75×38mmのワークピースに外枠50×50×12mm、内枠38×38×12mmのみぞと直径24mm、深さ12mmの半球をつくりました。 CADで製図をして3D表示するのですが、加工した物と3D表示した物ではかなり誤差が生じました。なぜ、誤差がでるのでしょうか?以下に誤差がでた所を列挙します。画像表示ができないのが残念です。 (1)曲面が波状になっている。 (2)溝の外枠の四隅が角張っていない(丸くなっている)。 (3)円の中心に削り残しがある。 (4)3D表示した物はワークピースに対して溝・半球が中心になっているのに、加工した物は中心から溝・半球ともにかなりずれていた。 よろしくお願いします。
- gurizuri4649
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現物を見てみないと何とも言えませんが、あくまでも想像で・・・。 >(1)曲面が波状になっている。 恐らく、ボールエンドミルで加工されたと思うのですが、NCデータを作成する時に入力した工具径、先端Rと実際に使用した工具の工具径、先端Rが異なっていたのではないでしょうか?もしくは、加工ピッチが荒すぎるとか、ボールエンドミルを使わなければならないのに、間違ってフラットなエンドミルを使ってしまった等の原因が考えられます。 >(2)溝の外枠の四隅が角張っていない(丸くなっている)。 恐らく、エンドミルで加工されたと思うのですが、エンドミルで四角い溝を加工しても、工具が円柱形状なので、溝の内周の四隅は角張った形状に削れても、外周の四隅は工具のRが残ってしまい、角張った形状に削る事は出来ません。全部角張った形状を作りたければ、放電加工でもしない限り無理ですね。 >(3)円の中心に削り残しがある。 これも、(1)に似た事ですが、工具径補正の値を入力する時に、実際の工具径と違った数値を入力してしまったのでは?もしくは、ボールエンドミルを使わなければならないのに、フラットなエンドミルを使ってしまったとか・・・。 >(4)3D表示した物はワークピースに対して溝・半球が中心になっているのに、加工した物は中心から溝・半球ともにかなりずれていた。 これは、加工原点(ワークオフセット)の設定ミスだと思われます。多分、G54とかG55の座標系(東芝系の制御だとG57H901とか)にワークの原点を設定されたのだと思いますが、その時の入力をミスったのではないでしょうか? 以上、ご参考までに。
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またまたお世話になりました。本当に詳しく回答してくれて感謝しています。さすが、専門の方ですね!