映画「セブン」の魅力と疑問点とは?
- 映画「セブン」は、ブラピとモーガン・フリーマンの共演が魅力的で、救いの無いラストが印象的です。
- 犯人の正体が分かっても奥さんをかくまったり、居場所を変えなかったミルズの行動に疑問が残ります。
- サマセット刑事がミルズを止めない姿勢にも疑問があり、裏のエンディングの存在も明かされています。全体的に興味深い映画です。
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映画「セブン」について
よろしくお願いします。ネタバレ要素ありです。 もう15年近く前の映画なのですが、ブラピとモーガン・フリーマン主演の「セブン」を観ました。 映画そのものは面白く、また救いの無いラストになんともいえない気持ちにもさせられましたが、気になった点がいくつかあったのもまた事実です。 (1)ミルズ(ブラピ)が犯人に自分の名前を教え、写真も撮られていたのに、その人物が犯人だとわかっても奥さんをかくまったり自分も居場所を変えるなどしなかった。正直、映画の中盤くらいからラストがどうなるのか想像できた方も多かったのでは・・・。あのラストを見せるための演出とは言え、なんだか納得いかないです。 (2)サマセット刑事(モーガン・フリーマン)が最後のシーンで身を挺してまではミルズを止めない。本当に止める気があるなら犯人の前に立ちふさがればいいのに、なんだか止める気が無いように見えてしまいました。どうやらこれにはもうひとつ裏のエンディングで、サマセットが犯人を撃つというものもあるようですね。 映画全体を通してみると面白いですし、映画に本気で突っ込んでしまっては身も蓋も無いのですが・・・。 他にもこの映画について気になったこと、私の意見に対する突っ込み、映画の評価、感想など、皆さんの思っていることを聞いてみたいと思います。 回答お待ちしています!
- kajukazu22
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質問者が選んだベストアンサー
ああ、初めて気づきました。見たときには、そういう違和感はありませんでしたね。たぶん、あれは、論理的な推理物なのではなく、世界観を表した、やや抽象的な作品なのだと思います。その世界観におぼれながら見るべきとでも申しましょうか。 だって、そもそも、7人の犠牲者たちの、犠牲のなり方が不自然です。皆さんどれも、あんなことで、あんな状態になるとは、なかなか思えないというか。 とにかく、見ていて、どんどん絶望感に引き込まれる映画でしたよね(いい意味で)。「引っ越してきたばかりの新婚さん」という、希望を絵に描いたような存在であるはずの二人を襲う、連日の雨と連続殺人。そしてサマセットというオアシス。そのバランスのうえで、ひたすら揺られながら見る作品なのだと、見ながら感じていたような記憶があります。 ミルズが何もしなかったのだとしたら、ある種の諦めゆえだったのかもしれないし、まともな判断ができなくなってきていたのかもしれません。そして、人を狂わせるのは、まさに犯人の狙いでもあったかも。人の本質の醜い部分をえぐりだしていたというか。 ミルズは妻を大切にしているようでいて、犯罪捜査にどんどんのめり込んで、とりつかれていってしまっていましたよね。確か、妻はそれを少し寂しく思って、サマセットに愚痴をこぼしていたような。その自分の“罪”を、ミルズは最後に思い知ったのではないでしょうか。 で、サマセットがミルズを止めなかったのは、それが最良の方法だと直感したからかなと思います。あそこで犯人を守っても誰のためにもならないし、すべてを失って狂ってしまったミルズを守っても誰のためにもならない。サマセットには、そういう、“四角四面の刑事ではない”部分があったのだと思います。すべてを見てきた語り部のような存在かな。 全然違ってたらごめんなさい。あくまでも記憶を元に書きました。
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- seomire
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(1)ミルズ(ブラピ)が犯人に自分の名前を教え、写真も撮られていたのに、その人物が犯人だとわかっても奥さんをかくまったり自分も居場所を変えるなどしなかった。 私は何の疑問もなかったですよ。ミルズが犯人のアパートに侵入した時、ミルズ自身の写真は発見しましたが、奥さんの写真はありませんでした。また、その次のターゲットであろう娼婦の写真があった訳ですから、普通に考えて、次の犯行を阻止しするか特定しようと考えると思います。また、犯人の犯行は「7つの大罪」の各大罪を犯している人物がターゲットだったのですから、何の罪もおかしていない奥さんがターゲットになるとは思いもよらなかったと思います。犯人自身、自分の居場所が特定されるとは思っておらず(ミルズ達がアパートにいる時、電話で「変更が生じた」と話しています)、本来ならば奥さんはターゲットになるべき相手ではなかったと考えるのが自然なような気がします。 (2)サマセット刑事(モーガン・フリーマン)が最後のシーンで身を挺してまではミルズを止めない。 犯人の前に立ちはだかるということは、サマセットが犯人に自分の背後(弱点)を見せるということですから、警官であれば絶対にやらない行動なのでは?また、ミルズの精神状態が不安定な状態で自分が前に出れば、自分の命を落としかねませんし、もしそうなればミルズは警官殺しになってしまいます。サマセットが自分の拳銃を捨てて、ミルズにも拳銃を捨てるように指示したのは、ベテラン刑事ならではの適切な判断だと感じました。
お礼
ありがとうございました。(2)については確かにそのとおりかもですね。しかし、(1)については、猟奇的殺人犯に自分の顔と名前が割れているのに「自分や家族はターゲットじゃないから」「奥さんがいることはばれてないから大丈夫」と何もしないのはさすがに刑事としてはたかをくくり過ぎでは・・・?と思います。現に奥さんは殺されてしまいましたし。
- say1st
- ベストアンサー率0% (0/4)
ちょっと…懐かしい感じでもあり… とても「考えさせられるラスト」の為、よく覚えてる映画です♪ そんな中…無知な私なりの「感想」と言いますか… この「問い」に対する私なりの答えです! (1)ミルズ(ブラピ)が犯人に自分の名前を教え、写真も撮られていたのに、その人物が犯人だとわかっても奥さんをかくまったり自分も居場所を変えるなどしなかった。正直、映画の中盤くらいからラストがどうなるのか想像できた方も多かったのでは・・・。あのラストを見せるための演出とは言え、なんだか納得いかないです。 私なりの見解↓ 劇中の流れから行くと…犯人が挑戦してきたのは… あくまで「ミルズ」に対して… 私は「そう」受け止めながら観てたのと… 犯人の「異常性」を常人が先回りで判断するのは、 これだけ難しい事だ!と…逆に教わった気さえしました。。。 (2)サマセット刑事(モーガン・フリーマン)が最後のシーンで身を挺してまではミルズを止めない。本当に止める気があるなら犯人の前に立ちふさがればいいのに、なんだか止める気が無いように見えてしまいました。どうやらこれにはもうひとつ裏のエンディングで、サマセットが犯人を撃つというものもあるようですね。 私なりの見解↓ あの状況下で、自分が「ミルズ」であったならば… サマセットが身を挺して止めに入るのならば… その動きに対し「衝動的」に引き金を引き… ミルズの意思での「発砲」にはならないと言いますか… その様に伝わらないのでは??と感じました。。。 だからこそ…最後にミルズが搬送される時… 誰もが「やりきれない気持ち」ってのを彼に見出せたのでは無いでしょうか? これが、衝動的な勢いでの発砲であれば… 「あの時…サマセットさえ我慢してれば…」って感想になってたかも知れません。。。 あと…裏のエンディングってのを、初めて知りました! レンタルDVDでも観れますかね?? ちょっと気になりだしたので…確認してみますね! 以上が…私の見解ですが…どうでしょうか? まぁ、色んな意見があってこその「映画」ですから、 色んな方向から、楽しみましょう♪
お礼
ありがとうございました。DVDで観れるのかな?ものによっては入っているかもしれないですね。
- barusu0126
- ベストアンサー率23% (67/286)
まさに15年近く前に見たきりだったので、細かい内容は思い出せませんが、非常に衝撃的で面白い映画でした。 忘れてしまったので質問には答えられませんが、もう一回観ようと思います。 良い映画を思い出させて頂きありがとうごうざいました。
お礼
もしご覧になりましたら、その後改めて感想などいただけると嬉しいです!!
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お礼
ありがとうございました。なるほど、と思わせていただきました。ベストアンサーに選ばせていただきます!