こんばんは。
No.10です。
>中国は日本より輸出に成功しているように思います。
>日本はシステムでの輸出に成功していないように思います。
今回の質問内容は、中国製鉄道車両を日本が輸入するか否かの内容では?
お礼文を拝見したのですが、輸出云々はまた別内容では?
中国製鉄道車両の輸入に関してですが、私がNo.10で書いた通りです。
可能性はあるものの現状が続くようでは、5年経とうが、10年経とうが、15年経とうが、そんな場面はないでしょう。
それが回答であり、その理由も解説致しました。
既に、今回の疑問は解決しているように思います。
○中国製鉄道車両は、今後更に輸出量を増やすか、
○日本製鉄道車両は、今後更に輸出量を増やすか、
本当の疑問は、むしろコチラなのではないでしょうか?
>鉄道関係は安全性、定時運行のため信頼性が非常に重要な世界と聞いています。
質問者様は別業種の方なのかなと思いました。
非常に重要という次元ではなく、命題ともいえる事です。
安全性を無くして、何を第一に据えるのでしょう。
そして、
>これから中国も色々痛い目にあいながら実績を積んでいくのではないでしょうか?
質問者様の業種はまた別なのかも知れませんが、
鉄道事業は人の生命や財産を預かる仕事。
痛い目を合うというのは、信用を失うだけで実績など詰めません。
日本でも安いからと海外製品を輸入したものの、故障の多さ、信頼性の低さ、アフターケアの劣悪さで、
取引を切られ撤退した海外部品メーカーがあります。
このように、痛い目に合うというのは、鉄道事業の世界において致命的です。
実績など詰めません。
日本の車両製造メーカー、今まで海外輸出に目立ったハナシはありませんでした。
しかし、それは、輸出に失敗し続けていたのではなく、技術自体は世界一のモノを持っているのですが、日本国内での需要に生産能力が一杯で、海外進出などしている状況ではなかったからになります。
輸出して海外進出するより、国内生産が重要だったからになります。
○鉄道車両の長寿命化が進んだこと⇒鋼鉄車体の寿命が35年目安だったのが、アルミやステンレス車体で40~50年目安になった。
○昔より受注量が減って、海外案件に応札する余裕が出てきた。
○人口は減ってきている⇒しかし、鉄道会社の所有車両数は横ばいか増加している。
これら背景があります。
人口が減った≠新造車両数の減少
・・・実は別の要因になります。
日本の車両製造メーカー、既に統廃合が進みました。
経営体制がしっかりしていて、海外進出している、そして世界レベルの技術を持つ企業が残りました。
そして、昔のように鉄道車両の仕様に合わせて手作りで新造するのではなく、
基本車体が既にメーカーで用意されており、その中で各鉄道会社に合致するように修正する形で製造しています。
日本の車両製造メーカーで撤退するような企業は、もう無いです。
お礼
ありがとうございます 大変参考になります