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漫画文庫版の表紙の絵
漫画の文庫版で、表紙の絵が作者の絵なんだけど 原作版とは別の絵だったり、 別人の絵だったり完全な写真だったりするのは何故でしょうか? 原作版の表紙の絵をそのまま使ってはいけないのですか。
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少々ビブリオマニア(書籍蒐集家)の気がある者の私見ですが、販売戦略的な面があるように思います。 一言で言うと『表紙(装丁)が違う方が売れ行きが上がる』という事。 小説なんかだと、ハードカバーで出版、新書サイズで出版、最後に文庫版でというのも普通にありますが、それぞれ装丁は異なります。 内容(本文)は同じ(はず)なのに、それぞれ欲しくなったり、実際に買ってしまったり。 多くの場合には、あとがきや解説が異なるので、一応買う価値はあるわけですが…。(と考えるのが、ビブリオマニアのサガ) マンガの場合には、あとがきや解説が追加されてても付加価値感が低い気がしますが、表紙が違ったり、書き下ろしイラストが追加されたりすれば、付加価値感が高まって、コミックス版を持っていても欲しくなったりするんじゃないかな? という予測。 そこまでのコレクターがさほど多くはなくても、もし100人に1人の割合で居れば、1%売り上げが上がるという事で。 実際のところは判らないけど、それだけでも充分に儲けものなのかも知れない。
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「文庫版などで、最初のコミックスの表紙イラストと違うイラストを作者自身が新規に描いている場合は『文庫版を購入してくれる読者へのサービス精神から』という事」が考えられます。 「新規購入の読者」や「以前のコミックスも買っているけれど再出版された文庫版なども購入してくれる読者」に対して、「サービスもしくは旧版のイラストより良くしたい(旧版のもののクオリティに納得していなかった、など)でこだわって描き直す」、と。 「同じイラストの場合か別人のイラストの場合」は「連載中の作品や読み切り作品等の作品制作スケジュールの都合で忙しく(あるいは体調不良や入院中など)、新規に表紙を描く余裕が無いから」と考えられますが・・・。 「時間の余裕はあるけど、新規に描き下ろすつもりは無いから同じで良いや」みたいな場合もあるかと。
お礼
お礼が送れて申し訳ありません。 再度回答ありがとうございました。 的確な回答でとても参考になりました。
「ペンタッチが変わり絵柄も変わってしまう場合」というのは「漫画家には避けられない事」ですから、「作者自身が描いても、その作品当時の絵柄とは違ってきてしまう事は良くある」のです。 「使ってはいけない」というものではないはずですが、「実に多くの人が、古い作品ほど自身の未熟さが浮き彫りにされている感が強くてそれを恥じる傾向にある」からではないでしょうか。
お礼
質問文にある >原作版とは別の絵だったり、 というのは絵のタッチのことではなく、 タッチはあまり変わらないけど、 文庫版用に新規書き下ろし、 原作の単行本の表紙の絵とは別の絵という意味です。 わかりづらくてすいません。 でもおっしゃられることは良くわかります。 そんなに詳しくないのですが、 原作表紙と文庫版の表紙の絵タッチが違う場合が あるとすれば、まったくその通りだと思います。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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専門学校の先生が某漫画文庫の表紙絵を描いていました。 1枚10万円だそうです。 古すぎて当時の絵を使うのが恥ずかしいからとか、当時の絵で丁度いい絵が残っていないとかで、編集者と相談の上で決めているそうです。 もちろん、昔の絵をそのまま使っているものもありますよ。
お礼
なるほど編集と相談ですか…。 私も微妙にデザイン業界に携わっているのですが、 1枚10万円は中々おいしい仕事だと思います。 ありがとうございました。
お礼
すでに原作を全巻そろえているのに 文庫版の表紙絵にひかれて、また文庫版を揃えたしまった私です。(笑) 納得いたしました。 ありがとうございました。