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北野作品はなぜヤクザモノが多いのか

キッズリターンを午後ロードで見ました。けっこう面白かったです。続編が出るとの事で楽しみです。 北野作品というと ・キッズリターン ・アウトレイジ ・その男、凶暴につき ・3-4x10月 ・BROTHER などヤクザ映画が目立ちます。 また、北野作品ではありませんが、JMでもヤクザ役でしたし。なぜヤクザものが多いのだろうと疑問に思いました。 なぜ北野作品にはヤクザモノが多いのでしょうか? ・本人が好きなだけ? ・何か理由があるのでしょうか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

北野氏の生まれ育った環境によるものでは。 彼が生まれた昔の足立区、とその周辺いわゆる下町というところはヤクザやゴロつきがいっぱいいました。 彼の自伝を読んでも、ごく身近な存在で、ヤクザがらみのエピソードも色々書いています。 浅草で芸人を目指した時も、やはりヤクザが身近にいる環境だったようで そういった経験が彼の作品に現れていると思います。 生半可な知識を持っている人より、よっぽど鋭く観察していますよね。

pringlez
質問者

お礼

なるほど。自身の経験を映画に活かしているのですね。納得です。 ありがとうございました

その他の回答 (5)

回答No.6

北野作品に限らず、黒澤でも小林正樹でも深作でも、人間性の本質を描こうとすると暴力は避けて通れないんですね。性を避けて通れないように。 私も実は、北野作品は時折作為が見え透いて好きじゃない。「BROTHER」「Dolls」「座頭市」等々、欧米観客に取り入ろうとする下心が露骨で見るに堪えなかった。しかし、彼の歩んできた人生行路を基に人間を見据えようとすると、ヤクザ・キャラを描かざるを得ないんじゃないでしょうか。 寿司屋か何かで働く少年に、親切そうな中年男が温かな言葉を掛けてやる。少年は男に心から懐いている。その男がヤクザの抗争のあと、ポイと少年に銃を渡して、おい、警察に自首してこいとドライな口調で言い渡す。少年は銃を見つめて立ち尽くす。 あれは「キッズリターン」の1シーンでしたかねえ。あの辺りに北野監督のシャープな感覚が表れていたように思います。

pringlez
質問者

お礼

ありがとうございました

  • customar
  • ベストアンサー率17% (68/392)
回答No.5

本人が好きなだけです。ヤクザの格好良さを作品に残したいのでしょう。映画監督の動機としては最底辺ですよね。ヤクザの良さを描きたくて描きたくてそれしか上手くいかないんだから。 BBCかどこかの海外メディアがキタノ監督の特集番組を作ったのですが彼はヤクザは下町のヒーローだというワケわからない日本像を本気で外人記者に語っていました。 日本人は日本国内の地元についてさえ正しく認識していない、おかしな民族だから、こういう映画が連作されるのです。質問者さんの疑問が正常なのだがそれは日本の文化人には通じません。脚色も脚色、下町はヤクザがヒーローだったとか、大したばってからにうつつを抜かしたへったくれを言動してやまないのは東京人の欠点ですね。見栄張りの極みとして極道論の袋小路にはまったきりなのです。 はっきり言ってテレビの漫才師ですからね。映画になるような思想や中身なんか北野にあるわけないのです。 たけしが顔になっている面白くないニュースバラエティーで彼はおのずと暴力団を弁護するようなコメントをした時は、隣にいた局アナがすかさず訂正していましたよ。映画程度の人物なのです。吉本の松本なんかは問題外の全く無価値人間ですから、もはや映画界の現状は深読みする価値のないテレビ漫才師監督が活躍する有り様です。

pringlez
質問者

お礼

ありがとうございました

  • mis975
  • ベストアンサー率34% (22/64)
回答No.4

ひとつの理由として挙げられるのは「ヤクザの生き様=人間の儚さ」に芸術的な価値を見出しているからだと思います。 むしろそれを表現するためにヤクザを題材として扱っているのでしょう。 もちろん北野監督自身が好きなジャンルだということもあると思いますが。

pringlez
質問者

お礼

なるほど。儚さですか。それは深いですね。 ありがとうございました

回答No.3

ゴッドファーザーを和風に仕上げるこんな感じになるんじゃありませんか

pringlez
質問者

お礼

キッズリターンがゴッドファーザーと似てるということですか?それとも北野作品全般?…そうですか…。 ありがとうございました

回答No.2

たしか、アクションものではなく、暴力映画を撮りたいって言ってたような。 アクション映画って派手だけど、本物の暴力じゃない。 見てて、痛くなるような映画を撮りたいって…。 だから殴るシーンでも一発だけとか、 銃で撃つにも、構えてすぐに ドン。 サスペンスドラマみたいに、銃構えて、長々と話したり、妙な間はいっさい無く、 ズドン。 その方がリアルだからだそうです。 その男~ のワンシーンで、 チンピラをトイレに連れ込み、ビンタしまくるシーンがありましたよね。 あれ、本当は2~3発で終わるはずだったそうです。 でも、殴られる役者さんは無名だから、少しでも長く映りたいからと、ビンタはられまくるというアドリブなんです。 たけしさん自身、早く台詞しゃべってくれないから、困った…というエピソードも。 優しそうな人が、実は恐ろしい、とか、 人間の内面の暴力も描きたいんじゃないでしょうか。 僕は北野作品は好きですね。

pringlez
質問者

お礼

>暴力映画を撮りたいって言ってた なるほど。たしかにヤクザ映画以外でも暴力的なものもありますね。座頭市もそうだといえそうですし。 ありがとうございました

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