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ベクター系作図ソフトInkscapeについて
Inkscapeについてお尋ねします。これはベクター系のフリーソフトで、テクニカルイラストまできれいに描けると思います。今回お尋ねしているのは、元になる画像データはポストスクリプトで作成し、それをInkscapeで読み取って、編集等を行い、仕上がった時点でemfファイルとして出力して、MSワードに貼り付けるということを考えてのことです。 このようなベクター系の作図ではオブジェクトの位置が正確できれいになりますが、線が細くて薄くなるという問題があります。そのためにはInkscapeで線の太さを太くしたいと思います。ベクター系は一本一本の線が個別のオブジェクトになっているようなので、1つ1つ線の太さを指定していくことになりますが、現実的ではありません。前置きが長くなりましたが、作図全体の線を一挙に数値を指定して太くする(1.35倍とか)にはどうしたら良いでしょうか。全体を1つのオブジェクトとして固めてその線を太くするというのでもいいです。 メニューバーのオブジェクト→フィル/ストローク →ストロークのスタイルで、ストローク(1つの線?)の太さを指定するようですが、一回やってみたのですが、要領を得ることができませんでした。 長くなりましたが、よろしくお願いします。
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- Hoyat
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#1です。 お礼をいただいて、根本的に考え違いされている事が分かりました。 文が前後逆になりますが、 >そこで、その問題を解決する方法として図の広さと線の太さがInkscape上で独立になっている(のではないか)ということです。 作業を行うのはデータではなくアプリケーションソフトです。 データを書き出した時点でInkscapeは全く無関係で、単に「Inkscapeで作ったデータ」となります。 これはデータ形式がどの様な物であっても、デジカメで撮ったJPEG形式等の画像データと同じで、拡大縮小した場合は描かれた物が「そのまま拡大縮小する」だけです。 つまり「ベクターデータの問題」ではなく「画像データ全般の仕様」です。 >最終的な勝負のラインはワードに図を貼りつけた時に決まります。 この場合は(本来は)Inkscape側の作業ではなく、word側の作業になります。 データを貼り付け、そのサイズを変更するのはwordで行うのですから、線の太さなどの変更もデータ側に拠るのではなくソフト側つまりword側での作業となります。 線幅の調整等は下記URLの「クリップアートの使い方」の「2.クリップアートの編集・加工」のようなことを行う必要があります。 http://www.pcyumekobo.com/word/sounyu.html ただし、かなり難しい作業になると思いますし、Inkscapeで作業をするよりもめんどくさい上に細密なことが出来ません。 ですからお礼仰っているように「本来は、ドローソフトで仕上がり図面の大きさを意識しながらキャンバスのサイズを指定して作業するのが一番」です。 >全く見当がつかない場合、図面の広さと線の太さのベストの関係がよくわからない状態で作業することになります。 そんなことはないと思いますが・・・ まずデータを貼り込んでみて、拡大縮小してみれば大きさが解りますよね? 再度そのデータをInkscapeで拡大縮小してみて、再度貼り込めば良いだけです。 先に述べたように線幅を変えずに拡大縮小する方法がありますから簡単にデータがいじれます。 >ベストの太さは試行錯誤ということになります。 これは該当の図と最終的なWordデータがどんな使用目的のもの物かが不明ですから「そうかもしれません」としか言い様がないです。 ※基本的に線幅で印刷で綺麗に出せる限界は0.1mmで、濃淡が100%の単色(CMYKインクのいずれかか特色インク)と考えてください。
- Hoyat
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そもそもベクターデータでは「線が細くて薄くなるという問題」ということもありませんし、 「一本一本の線が個別のオブジェクトになっている」訳でもありません。 つまり質問に挙げられている問題は「ベクターデータ固有の問題」ではなく 今作業されている「データ固有の問題」です。 閑話休題 線の太さを一挙に「数値を変える」ことは出来ますが「何倍に」と言うのは無理です。 例えば0.1mmの線を0.5mmに一気に変えると言う事は可能ですが、 例えば5倍にと言うのは無理です。 ただし、線幅を変えずに図形を大きくしたり小さくしたりは出来ます(下記参照)。 http://sanse.no-blog.jp/blog/2009/02/inkscape_e721.html
お礼
回答有難うございます。 最終的な勝負のラインはワードに図を貼りつけた時に決まります。その場合、図面のフォーマットはwmfとかemfなのでメタファイル、すなわち具体的な大きさが決まっておらず、貼り付けて図面の大きさを確定したときに決まるという形式です。 ご承知のとおりワードの貼った図面は自由に伸び縮みを指定できます。その時に線の太さは変わると思っています(線の太さは変わるが図面の見た目はあまり変わらない)。ワードの図面の広さに比べてInkscapeの作図作業領域がかなり大きかった場合、ワード上でかなり図面を縮小するので線も細く(薄く)なると思います。この仕様(だとしたら)は仕方ないのですが、線の細さというのは限度というものがあり、目視とか印刷機器、PC画面などの表示性の問題が出てくるので極端だとまずいわけですね。 逆にそうならず、例えば線の太さが図面の広さにかかわらず0.1mmに固定だったら図の拡大縮小に応じて線の太さが全く変わらないのだからそれはそれでまずいことになると思うのです(図の横幅が5cmでも0.5cmでも線の太さは変わらないが図の見た目はずいぶん変わる)。 本来は、ドローソフトで仕上がり図面の大きさを意識しながらキャンバスのサイズを指定して作業するのが一番だと思いますが、全く見当がつかない場合、図面の広さと線の太さのベストの関係がよくわからない状態で作業することになります。 そこで、その問題を解決する方法として図の広さと線の太さがInkscape上で独立になっている(のではないか)ということです。最終的にemf形式でワードに貼り付け、サイズを調整して仕上がり具合を見た時、線が細くて見えないならInkscape上で図の大きさは変えずに線を太めにしておくとその問題が緩和されると思うのです。だからInkscape上で作図している線の太さを一挙に全部変える方法があると大変助かるのです。今のところ1つの線を選択してその線の太さを変えることはできます。これが一挙に全部できないかなと思っています。オブジェクトと呼ばずストロークというのでしょうか。その作図の全ストロークの線の太さを何倍という指定ができないとすれば、0.01mを0.02mmにするというのでもいいです。結局2倍ということですが。 Inkscapeの作図線の太さを一挙に全部自由に変更することは可能でしょうか。ベストの太さは試行錯誤ということになります。 長文で失礼します。
お礼
丁寧にご回答頂きありがとうございました。 この作業において作業者ができる自由度としてもっとも現実的な方法としては、図の広さであると理解しました。仕上がりの図の広さを勘案して作図し、線が細いと思ったら、サイズを小さくして、作成し、貼付けるときに縮小率を小さく(あるいは、場合によっては拡大)し、線が太すぎると思ったら、その逆とすると理解しました。 どんなに細くても0,1mmを下回らないということも覚えておきたいと思います。