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シンドラーのリストについて

ct_kraiの回答

  • ct_krai
  • ベストアンサー率27% (8/29)
回答No.2

私見ですが、弾が出なかったのは偶然だと思いますが、演出上の意図はあると思います。 このシーンは、作業をさぼったというたったそれだけの理由で人を殺そうとするという事や、弾が出なかったら銃を変えてでも、それでも出なかったら出るまでひたすら撃ち続け、作業をさぼっていなかったと分かっても(殺す理由はもうないのに)銃を撃とうとし続け、最後は畜生と言って悔しがるほどの人を殺す事への強い執着を画く事で、アーモン・ゲートの心理の異常さを際立たせていると思います。 それと、後ろを走り去る集団(この集団は服もきれいで若者だけなので、鶏を盗んだ集団とは違って見えます)は、自分にとばっちりが来ないように見て見ぬふりし、その場を逃げたいという人間の弱さを画いていると思います。 これに類似するシーンとして、雪掻きのシーンで片腕のユダヤ人が役立たずという事で殺された時、見てはいけないと言って他の人たちが見て見ぬふりをしていました。 この映画は実話に基づいているので、そこから何を感じるかは人それぞれな所があると思います。 ただ全てが事実であるわけではないので監督の指向性はあるでしょうね。 私が感じるのは、人は戦争という極限状態に追い込まれると簡単に狂気に走るという事、普段どんなに高尚な倫理観を唱えていようとも自分が生き延びる為なら他人などどうなっても構わないというのが人間の本質だという事ですね。 でもそれだけではない、そういう中でもシンドラーのように他人の命を救う為に身の危険を顧みない人(頭の良い少年も)が出てくる、人間にはそういう可能性もあるという希望も感じました。 でもそれは戦争があったからで、戦争がなければ収容所長のアーモン・ゲートはただの下士官で、シンドラーはただの女好きの山師に終わったかもしれませんが。 他にも正しい事を主張するのは大変な勇気がいるという事も感じました。 実際、強者の側に立つ人間の中で、罪もない人間を殺す事は許されないと平時なら当たり前の非難をする者は、シンドラーを含め一人もいなかったので。 結局人間は弱い生き物で、簡単に暴力に屈するという事ですかね。

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