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どうして弾いてはいけないのですか?
ギターのコードダイアグラムを見ると、 例えば「C」の6弦には×がついています。 「D」の5弦と6弦にも×がついています。 「C」の場合、6弦開放弦はミだから、Cの構成音だと思うのですが。 同様に「D」の場合も、5弦開放弦はラだから・・・。 ルート音よりも低い音が入ってしまうと、 系列は同じでも別のコードになってしまうのでしょうか? *もしそうであるなら、コード名は何になるのでしょう? 詳しい方、教えていただけませんか。
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コード名自体は変わりませんが、コードの響きとしての特性が変わります。 たとえばCで6弦から弾いたとすると、音は6弦から順に E,C,E,G,C,E となり、Eが最低音(ルート音、根音)になりますが、 これをあえて表記を変えるならC/Eです。 単純に3和音の場合、コードを構成するのは3つの音ですが、 それぞれの音はそれぞれ役割というか特性があるわけです。 以下Cのコードを例にとってみましょう。 Cの構成音はC,E,Gです。 CとGでEをサンドイッチしてるわけですが、 Cでコードの土台を作り、Gで響きを与えます。 間に挟まるEは、コードを決める重要な役割をしていますが、 半音下げればCmとなるくらい、不安定な要素も持ち合わせています。 これをC/Eとすれば、コードは全体として若干不安定な響きを持つようになり、 C/Gとすれば、やや重厚な感じになります。 このように、コードはベースに何を持ってくるかで響きは変わります。 弾いてはならない、なんてことはありませんが、そこを考慮してのことでしょう。 逆を言えば、弾いていてしっくりくるように根音を変えてもいいわけですけど。 たとえば、 D,A,Bm,A・・・ となっているところを D,A/C#,Bm,A・・・ としてもいいわけです。 そこは曲によって変えていくわけですが。。。 まぁ、基本どおりにしていくのが無難でしょう。
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- YUEKISS
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突発なる回答申し訳ございません 偶然見かけたので普段は質問限定なのですが回答させて頂きます 日本では不人気でとても少ない現役ジャズピアニストです 日本で「ピアノやってる」と言う人のほとんどがクラシックになります 私の自己紹介欄にあるホームページにてご質問されている「CやDで×印の弦」を必要以上に活用しているピアノ演奏があります ギター演奏ではございませんが他の方と全く異なる演奏形態なので参考になるかも知れません 「ああ この曲これだったのか」という気持ちになると思います 他のご回答者様の説明文にある通りですがピアノで比喩するのであれば ドミソはCですが同じドミソでもピアノにはドがたくさんあります 同じようにミもソもたくさんありますが一般的には『片手で抑えられて届くドミソ』をCと言いますがそれはクラシックや日本で流行の一般的な音楽での話です 上手に言えませんが「一般的な音楽」というのが一番適切な言葉かと思います ところがジャズの世界だと同じドミソでもドは一番左(一番低い)ドで ミは真ん中近辺のミ ソは右端にあるソ というような演奏形式がとても多いです 実際に耳にしてみると「あれ なんか聴き慣れない音だな」と感じるはずです ドミソにレやファを入れるだけで「不協和音」と呼ばれる音になりますがギタータブなどで見られる×印をあえて演奏すると限りなく不協和音に近い「聴き慣れない和音」に聴こえます これがジャズの典型的な特徴でもあります クラシックや一般的な音楽ではあまり用いられず好まれませんが日本だと坂本龍一氏 海外だとビートルズなどがこの「限りなく不協和音に近い和音」を好んで用いています ご存じなくて興味ない場合は申し訳ございませんが同じビートルズで同じギター担当のジョージハリスンとジョンレノンが一番良い例になります ジョージハリスンは×印のついているような弦は決して弾かない曲ばかり作りますがジョンレノンは全く逆で×印を必要以上に好む弾き方をします ジョージハリスン作曲の「here comes the sun」を聴いた後にジョンレノン作曲の「i am the walrus」を聴き比べてみたらすぐ分かると思います ジョージの曲は限りなくクラシックに近い曲で「さわやか・朝が似合う」というような曲調ですが対してジョンの曲はジャズとも呼べずクラシックとは程遠い「暗い・夜が似合う」という何とも例えようのない曲調です ×印を用いるとジョンの曲のように豹変します ジョンの曲で有名なイマジンの一番最初の和音もそれになります ギターでの×印を用いると「重い・暗い」という印象がとても強くなり「他とは何か違う」という曲になりやすいです 最も有名な話はビートルズと同じイギリスで同じくらい有名なローリングストーンズのギター:キースリチャーズです 彼はギターの6弦を取り外しているのが特徴でとても有名です 今回の「×印の弦」は彼にとって「邪魔だ」という概念なので5弦にて演奏しています 但しこの5弦奏法は変則チューニングギターのみになります オープンチューニング(特にオープンG)のギターは必ず6弦を取り払っています ピアノでの比喩説明ばかりで申し訳ございませんでした ご質問の×印は「普通はここ弾かないよ」と強調している意味であって「絶対弾いてはいけない」という意味合いはございません 余談ですが×印の多いタブ譜の曲にてあえて×印を弾いてスタッカート・シンコペーション・テヌートを必要以上に付け加えるだけで「ジャズ調」に変わります 私のホームページにあるルパン三世の曲はその点のみ細工しただけですが元の曲とは掛け離れているのがお分かり頂けるかも知れません ご自宅・近所のお店・学校などでピアノが弾ける場所がございましたらピアノ中間あたりでドミソと右手で和音を奏でて下さい そこに鍵盤左端にある低いドかミかソを1音だけ入れてみて下さい れっきとしたCの和音 ピアノでは1の和音と言いますが普段とは異なる「聴き慣れないドミソ」が聴けると思います ×印は「間違えた音」ではなく「それ入れたらクセが強くなるよ」という意味程度と思って頂ければ結構です
お礼
ジャズは聴くことは聴くのですが、理論は難しくてわかりません。 けれどもおっしゃりたいことは理解できる気がします。 ジョンレノンといえばGコードで2弦のDを抑えますよね。 それだけでたしかに普通のGコードとはかなり違った雰囲気をかもし出しています。 余談ですが、ホンキートンクウィメンを弾く時に真似て6弦を外してみましたが、 普段ある弦がそこにないととても弾きにくくて元に戻しました(笑) >ご質問の×印は「普通はここ弾かないよ」と強調している意味であって「絶対弾いてはいけない」という意味合いはございません 納得しました。ありがとうございます。 最後になりましたが、ホームページの曲、拝聴させていただきました。 すごいですね。世の中にはすごい人がたくさんいると感心した次第です。
- angkor_h
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詳しくは無いですが… ご質問を見て思い出したのが「シクラメンのかほり」 最初にレコードを出した布施明と作者である小椋佳では、両者の歌い方を比べると1箇所だけ声の音程が違っていますが、バックコードは同じようです…布施明のカラオケで小椋佳の音程でも違和感無く歌えるので。 これがかなり違う印象を与えます。同じコードでも根音を変えると印象も変わる例といえるのではないでしょうか。 ご参考まで。
お礼
YOUTUBEで聴き比べてみました。 たしかに二部合唱のような箇所がありますね。 なるほど、例えばドミソとソドミでは印象が違うということですね。 わかりやすい例で納得しました。 ありがとうございました。
- hunaskin
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>ルート音よりも低い音が入ってしまうと、 >系列は同じでも別のコードになってしまうのでしょうか? なりません。CはC、DはDです。 ただ、ルートを最低音弦で鳴らしたい時はミュートしろってだけのはなしです。 必ずミュートしろ、なんてことではありません。
お礼
なるほど。 #2の方への例に出しましたが、昔のコードダイアグラムでは、 6弦3フレットも押さえる形が「C」とされていましたものね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
なるほど、昔のコードダイアグラムでは、Cの場合、 6弦3フレットも押さえる形になっていましたが、あれはC/Gということなのですね。 わかりやすい説明で納得しました。 ありがとうございました。