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CDMAとは

matsu_junの回答

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  • matsu_jun
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回答No.4

simplesmenteさん、おはようございます。 電波や信号の理屈の中で説明しようとしても難しいかもしれません。したがって、何か他のものに例えてみましょう。電話に向かって話した音声は、電波という形で空間を移動し、通話相手に届くことから、電波をベルトコンベアに、音声を荷物に例えてみます。 一番初めに発売された携帯電話は、FDMAという方式を取っていました。これは携帯電話用に割り当てられた電波の周波数を細かく区切り、通話相手ごとにその周波数を占有するというものでした。これを上の例えで言うと、何本ものベルトコンベアが存在し、通話したいときはそのうちの1本を借り受け(占有し)、音声という荷物をそのコンベアで運ぶというものでした。 しかしこれでは、たくさんの人が通話したくても、その分ベルトコンベアの本数を増やす必要がある上、お互いが何もしゃべっていない瞬間があっても、電話を切るまではそのコンベアを他人が利用できないため非常に効率が悪いことになります。 技術の進歩により、荷物をコンパクトにまとめることが可能になりました(音声データの圧縮)。そこで生まれたのが、TDMAという技術です。10年くらい前まではこれが普通の技術(DocomoのMovaがそれです)でした。これを上の例えで言うと、ベルトコンベアを1mごとに赤・青・黄色に塗り分け、通話したいときはそのうちの1色分のエリアを借り受け、そこにコンパクトにまとめた荷物を載せて運ぶということです。技術の進歩により、話す側の端末では一瞬で音声という荷物を1/3の大きさにまとめることができ、聞く側の端末では一瞬で1/3の大きさにまとめられた荷物を元の大きさに戻すことができるようになったからこその技術です。 やっと本題に入ります。 さらなる技術の進歩により、荷物はよりコンパクトにまとめることができるようになったのですが、それだけでなく、荷物に宅配便などでお馴染みの送り状をつけることができるようになりました。そこで生まれたのがCDMAです。ベルトコンベアは1本の大きなものに戻し、色も1色に戻しました。話し手はコンパクトにまとめた音声という荷物に、通話したい相手の宛先を書いた荷札をつけ、コンベアの上に載せます。コンベアは皆で共用するので、皆が載せた荷物で溢れています。相手は荷物がたくさん載っているコンベアの中から自分宛の荷物を見つけ、取り出すのです。これには、一瞬で荷札を着ける話し手の技術もさることながら、たくさんの荷物が流れているコンベアの中から一瞬で自分宛の荷物を見つける聞き手の技術が必要になります。 ここまでたとえ話をすれば、 同一の周波数を共用 → 一本のベルトコンベアを皆で共用 音声信号に異なった符合を乗算 → 荷物に相手の宛先を書いた荷札をつける 受信者は送信者に対応した符号を乗算 → 自分宛の荷物を見つける といった形で、理解をすることができると思います。

simplesmente
質問者

お礼

 ものすごく分かり易い説明をありがとうございます。  初心者でも、この説明があればかなりの確率で理解できると思います。  本当にありがとうございました。  今後もいろいろ質問投稿していくので、回答いただけたらありがたいです。

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