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唄い調子の落語家を教えて下さい
ひとつ前の質問である“唄うような落語”という文章に触発させられ、落語のことを考えていました。 唄っているような口調を使う落語家がいますね。気持ち良い抑揚を付けた話し方に魅惑されるます。 私の知っている、唄い調子の落語家をあげてみます。 三代目の春風亭柳好。かの有名な、「野ざらし」の柳好といわれたくらい流暢な口調。結構ですね。 四代目の桂園馬。「初音の鼓」を初めて聞いた時、別世界に漂いました。 後は、唄う調子とは違いますが、今古亭志ん朝。「二番煎じ」などを聞きながら、明るいリズムに酔っていました。 諸兄、唄い調子の落語家を教えて下さい。得に、最近の落語家を。
- park123
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唄う:という言葉を21世紀ふうに解釈するなら 「テンポ:リズムがいい」となるのかな それだと, 柳家蕎太郎(あと柳亭市馬)なんかどうかな 小三治は別格. また.鶴瓶のテンポの取り方は6代目松鶴に匹敵する ようになったのでは. ここであげなくて忘れてるのはゴメンネ.
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こんばんは。 また、お話したくなってお邪魔しました。 談志さんが、文楽、三木助、円生を評価する・・・。 ここいらが、あの人の噺家としての真骨頂でしょうか? 一度壊してみたいが、壊しきれないものを認めざるを得ない・・・。 沢山、本を書いておりますね。 理解が難しい逆説的な表現も目にします。 でも、真摯に落語に向き会ったと言う意味では、私は好きですね。 あの人の人格云々は別のことでしょう。 米朝さんが、志ん生の「黄金餅」を評して、 あの御仁の真似は出来ない・・・。 おそらく文楽さんも同じ想いだったのではないでしょうか? 円生さんが、とても上手に表現していますね。 「私は道場での試合なら、あの人に負ける気がしない」 「でも野試合なら勝てる気がしない」・・・とても良く分かります。 文楽さんも野試合が出来る人なら、ああ言う形で口座を降りる こともなかったのでしょうが・・・・。 最後に、文楽、円生、共にとても上手に緻密に作った落語と思います。 志ん生は人生そのものが落語のようで、私が志ん生が好きなのは、 そんなところです。 回答でもないのに度々お邪魔いたしました。 ごめんなさいね。
お礼
回答ありがとうございました、 <一度壊してみたいが、壊しきれないものを認めざるを得ない・・・。> は、談志の心を表わしていますね。 <文楽、円生、共にとても上手に緻密に作った落語と思います。> 談志も彼らの一員ですね。 だけど、 <一度壊してみたいが、壊しきれないものを認めざるを得ない・・・。> 自分を、また自分の芸を、壊して、 <人生そのものが落語>」 である志ん生のようになりたい、切望していたのでしょうね。 落語を壊すことはできなかったが、それ以外の点では生涯にわたり思う存分壊したぞ、と私は冷かしてやりたいです。 談志は、唄い調子の落語は披露しなかったようですが、芸達者な人だから、若い時は、もしかするとできたのかな、とも考えています、
こんにちは。 実は私は最近の噺家さん、余り存知あげないのです。 ですから、お役には立てないのですけど、質問があなたでしたので、 おしゃべりしたくなり、お邪魔してしまいました。 申し訳ありません。 「柳好の流暢な口調。結構ですね。」、仰るとおりです。 中腰で気持ち良さそうに話す「野ざらし」の柳好が目に浮かぶようです。 他人の落語には二言も三言もある談志さんが、こと柳好の「野ざらし」は、 掛値なしに褒めておりましたものね・・・。 あの人が人を褒めるのも珍しい(笑)。 先日、どなたかに回答しておられましたね・・・ 志ん生の大津絵「冬の夜に」、小泉信三がハンカチを用意して、 聞きたがった・・・。 今はもう唄える人もいないのでしょうけど、 その後、ラジオで演るとなると誰なんでしょうね? 殆ど志ん生さんの持芸でしょうから、馬生、志ん朝、?あるいは一門? そんな気がしましたけど・・・。 私は途中に入る「アー、ウィー」が、どう言うわけか印象深いです。 回答でもないのに、お邪魔してしまいました。
お礼
回答ありがとうございました。 (以下読み返してみたら、長々とりとめのないことを書いていました) まず談志ですが、先輩噺家の文楽・三木助・円生などは尊敬していましたね。彼らはいわゆる正統派です。 彼らとは別に、談志は、例の柳好・馬風などを愛していましたね。そのグループの、自分にはない特徴を憧憬していたようです。そのグループに,志ん生が含まれているのですね。 その志ん生の噺の途中に入る <「アー、ウィー」> が面白いですね。一見無駄で、邪魔ですよね。志ん生と仲の良かった文楽は、無駄を省いた切り詰めた芸を持っていましたので、自分と正反対である親友の芸をどう評価していたのか、興味深いです。うまく分析できないのですが、この <「アー、ウィー」> が、志ん生の何だかわからぬ芸の良さに寄与していたのでしょうね。噺の流れの中では、不思議な魅力を持っていますね。変なたとえですが、秋刀魚のはらわたの、苦みのようなもの、でしょうか。米朝が、志ん生の黄金餅を、「あの”ごじん”しかできない」という意味のことを言い、なかば呆れ顔で感嘆していたことを思い出しました。 その <「アー、ウィー」> を息子の志ん朝が引きついでいますね。もっとも、息子は「うん」「えー」「ねー」「ほんとうに」と喋っていますが。親子の間で、教しえと教そわりがあったのか、単に息子が真似したのか、あるいは、息子が独自に作り上げたのか、知りませんが。この「うん」などが、志ん朝の明るいリズムを助けている、と思います。 やっと、本題に舵を切りますが、”唄い調子”とは少し違いますが、志ん朝の明るいリズムが魅力的です。テンポよく進みます。もっと長生きしていたら、今はどんな噺家になっているのでしょう?
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