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ライフオブデビッドゲイルについて(ネタばれあり)

daredevilの回答

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回答No.4

ども,再びdaredevilです。 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』 http://www.uipjapan.com/davidgale/top.htm (-_-)ウーム,あまりに記載すべき内容が多すぎてどこから話してよいやら....とりあえずわかった事から順不同で記載しておきます。 ●登場人物の確認 ・デビットゲイル 死刑制度反対運動家でハーバード大学を首席で卒業,27歳で終身教授の地位にあった。州知事との死刑制度での討論番組で激論を交わせるほどの著名人。元学生バーリンへの婦女暴行から教授職を剥奪。バーリンへの婦女暴行はバーリンの起訴取り下げで無罪だがコンスタンスレイプ殺害容疑で6年間収監所にいる。 ・コンスタンス 死刑制度反対運動家でデビットゲイルと同じ教授職にある。ベティ弁護士曰くダスティーとの恋仲との噂。白血病を発祥。理由は不明だが自殺。その現場にはその一連のシーンを取るダスティ,ゲイルがいた。 ・バーリン ゲイルの大学での学生だったが成績不振による除籍処分。パーティーでゲイルを誘いSEXするが工作してレイプの容疑をゲイルへかける。一旦は起訴するもののその後起訴を取り下げ行方不明。ビッツィーとゲイルの会話から入所して1年後【後悔しています。なんでもする学生より】という手紙が来たという話しだが真偽は不明。 ・ビッツィー 女性記者。幼児虐待の情報屋を取材源秘匿の理由から7日間拘束された経験がある。ベティ弁護士から取材許可を唯一もらいゲイル曰く7日間拘束された事があるからと言われてはいるものの,【なぜインタビューが彼女なのか】その真意は不明。 ・ザック 男性記者。ビッツィーの助手的役割で一連の事件につきあっている。 ・ベティ弁護士 コンスタンス殺害容疑のゲイルの弁護士。ザックの発言によると2回罰をくらっておりヘマを起こしてゲイルが終身刑にならず死刑にまで追いやられたダメ弁護士(と偽っている可能性あり)。死刑実施4日前にビッツィーを50万ドルの報奨で独占インタビューを指名する。50万ドルの報奨とパスポートなどを空港のトイレでダスティーへ渡す。 ・ダスティ 死刑制度反対運動家でコンスタンスに特殊な感情がある。粗暴者でゲイルのコンスタンス殺人罪による証人出廷でゲイルにアルコール依存体質だとの不利な発言をする。ビッツィー&ザックがゲイルへインタビューに来る日から両者の行動を監視。ビッツィー&ザックの作戦でおびきだされるフリをしてビッツィーが家でマスターテープを見つけるかどうか監視。空港のトイレで50万ドルをベティ弁護士から受け取りスペインへゲイルの奥さん宅へお金を運ぶ。ゲイルの奥さん宅のマンションの玄関でスペイン人の中年女性へスペイン語で写真を見せながら『この人はどこに住んでいる』といった発言を流暢にしゃべる点からスペイン語は堪能と推測される。またオペラを見ているあたりからもあれはスペイン語を理解できると考えられる。 ・ゲイルの奥さん スペイン大使の娘。ゲイルが教鞭を終わったあとのパーティー会場で『奥さんは年に4回バルセロナへ行っている。不倫をしている。』などの発言から不貞行為を行っていた可能性が大。ダスティから受け取った金を見る際に男が『ゲイルからか?』という発言が不倫相手なのか父親なのか不明。ただ父親にしてはあまりに若いので不倫相手と推測する。 ●各登場人物の気になる言葉 ビッツィーとのガラス越しでの接見中でデビットゲイルの発言: 『息子が父をどう記憶するか』 『多くを失うと死は喜びだ』 同じく接見中でコンスタンス殺害方法に関しての発言: 『あれはルーマニア特殊警察が使う手で鍵を飲み込んだ理由は自由への鍵は内にある,という暗示だ』 ビッチィー&ザックが始めてゲイルのいる拘置所でベティ弁護士の発言: 『噂と違って我々の戦いはこれからでね』 『録音器は使わないように』 ●コンスタンスの症状 まずは↓をご覧ください。【白血病】の症状について詳しく記載されています。 【白血病について】 http://homepage3.nifty.com/mickeym/simin/58haketubyou.html ・ゲイルがアルコール依存症で退院後コンスタンス邸へ訪れた際にゲイルがコンスタンスの腕を見て『どこかぶつけたのか?』と言って腕の痣を見つける点。 ・直後庭先へでて『熱があるのか?』とおでことおでこを合わせる点。 ・あくる日ゲイルがコンスタンス邸の玄関口で例の『人形』を手持ちぶたさに持ちながら,家の中に入ってしばらくしてコンスタンスが倒れて病院へ担ぎ込まれ【白血病】と診断されている点。 ・コンスタンスが自ら命を絶つビデオで裸になる際に体中【斑点】や【痣】がある点。 以上のことからコンスタンスは間違いなく【白血病】の症状がでています。しかしちょっと疑問に思うのがコンスタンスの【白血病】の種類ですね。映画の中でコンスタンスの年齢は詳しくはわかりませんが,30~40歳近辺と考えた場合【急性リンパ性白血病】と仮定した場合,↓のHPの平均生存率は約50%です。↓HPはあくまで日本での場合ですがアメリカは世界でNo.1の医療先進国です。コンスタンスが白血病でもそこまで深刻に捉えるべき病気でないかもしれないはずです。そうなるとコンスタンスがなぜ自分から口にガムテープを張ってビニールをかぶって自殺した理由で『不治の病による将来への失望』などの類は無くなると推測できます。 【財団法人骨髄移植推進財団】 http://www.jmdp.or.jp/patient/seiseki/ ●デビットゲイルはコンスタンスへのレイプ殺人の罪で確実に起訴されて死刑は実施された 色々と映画の中で現実の世界とゲイルとビッツィーのやり取りにおけるゲイルの【空想 or 妄想(?)】がごちゃついていますが,元学生バーリンへの婦女暴行罪はバーリン自身が起訴を取り下げましたが,コンスタンスへのレイプ殺人による殺人罪で6年間収監生活を送っています。 それと今まで2回罰則をくらっいているベティ弁護士が担当し敏腕弁護士が名乗り挙げたにもかかわらずゲイルが拒否し終身刑から死刑へ流れが決まった事はザックの発言からわかりますし,ダスティも証人出廷からゲイルにとって不利な証言を行った事もゲイルが証言しています。これらの点から何か"作為的"にゲイルが死刑になるような流れになっている事がわかります。 ●コンスタンス邸の2回回す特殊な呼び鈴 映画の中で何度かクローズアップされるのがコンスタンス邸の2回回す特殊な呼び鈴である。殺人後も太った女性に見世物小屋とされた時も2回回す特殊な呼び鈴がやはり描かれているので,あの家はコンスタンス邸である事を認識させる。 ●ゲイルの死刑直前の晩餐の食べ物 パンケーキ,シロップ,イチゴ,ホイップクリーム,チョコチップは映画冒頭に自宅で子供とじゃれあっている際に子供がゲイルへしゃべっていたものと同じ。死の直前まで子供への愛着が感じられる。 ●キーマン"ダスティ"一連の行動と関係 この映画の登場人物でゲイル側で最もカギを握るのはダスティーですね。理由として↓が挙げられる。 ・死刑反対運動でゲイル,コンスタンス共につながりが深くコンスタンスとおそらく恋仲であった。 ・コンスタンスは死亡,ゲイルは獄中,自由に動けるのはダスティのみ。ベティ弁護士はゲイルとの法廷での弁護などがあるため完全にフリーなのはダスティである。 ・コンスタンス,ゲイル死後に金の送金を行う必要がある。 ・ゲイルの死刑を成就させる為にビッツィー,ザックを事件の全貌に向かわせる牽引役をしつつ,尚且つ死刑を妨害させない為のブレーキ役でもある為常に2人を監視する必要がある。 ダスティはベティ弁護士と裏でつるんでいたのは事実で弁護士事務所から引き上げる際にビッツィーに目撃されている点,ゲイルへの不利な証言をしている事からベティ弁護士から法廷へ証人喚問を請求されている事,空港でパスポート&50万ドルの受け渡しなどからも明白です。 しかしゲイルの元奥さんとは面識は一切無い。なぜならスペインでの50万ドルの受け渡しではわざわざ呼び鈴を鳴らしたのにもかかわらず,エレベーターに乗って消えてしまった事からわかります。 ダスティ宅からは【ビッツィー・ブルーム様】という郵便物にコンスタンス自殺のダスティが映るマスターテープが入っており,もしビッツィーがダスティ宅でマスターテープを発見できなかった場合確実に郵送して事件の真相を伝えていた可能性があります。ただその際にはゲイルまでが映っているマスターテープを送るのか,ダスティがそのゲイルが映っているテープを持っていたのか定かではありません。 スペインで50万ドルを届けた後演劇舞台で女性がナイフで腹を一突きして自殺するシーンをダスティが見て感極まっているのがあるのですが,やはりこれは特別な感情を抱いていたコンスタンスが自殺するシーンを目の前で目撃したシーンを投影していると思われます。 ■事件の全貌とは 私の個人的な見解では主たる命題は 『冤罪(えんざい)』 ですね。事件の全貌をコンパクトにまとめるとこんな感じです。 大学教授のデビッドゲイルの授業に落第確定の生徒バーリンが"女の色気"で単位を取得しようとするも相手にされず,しかも大学除籍。 ↓ パーティーでゲイルは初めてバーリンが除籍になった事を知ったが時既に遅かった。バーリンはその落第しかかっているのに相手にしなかったゲイルに恨みをもち,肉体関係を迫ってレイプ犯にしたて見事に成功。 ↓ この事をきっかけに天職と信じていた教授職は追われ,挙句の果てに妻子にも見放される。今まで大学を主席で卒業し27歳で終身教授の地位にまでついていたエリートが初の挫折を味わい,アルコール依存症にまで落ちぶれる。 ↓ バーリンは起訴を取り下げ無罪となるも復職は叶わず,今まで活動してきた死刑制度反対運動のグループからも虐げられ,盟友であるコンスタンスも白血病に倒れる。 ↓ 死刑制度を始め犯罪における【冤罪】の怖さをまざまざと知ったゲイルはここまで追い込んだ世間に対し復讐を誓う。 ↓ コンスタンス自身も身を粉にして反対してきた死刑制度だったが警察官を殺した17歳の未成年にすら死刑を実行する制度に対し,白血病で余命いくばくも無い状況から命をかけた最後の方法を復讐を誓ったゲイル,自分と恋仲にあるダスティと共に恐ろしい計画を練る。 ↓ コンスタンス自身がレイプ殺人の被害者として殺される偽装殺人事件を捏造し,その犯人役にゲイルがなり,それらの後始末をダスティが担当するようにした。 ↓ コンスタンスはどの道遅かれ早かれ死ぬ運命,ゲイルは『多くを失うと死は喜びだ』の表現から最愛の息子ですら取り上げられ絶望し,ダスティは死をかけてこの世に何かを訴えるコンスタンスの覚悟を受け止める,3者3様の鉄の団結を覚悟した。 ↓ コンスタンス死後ゲイルも冤罪による死が必要なのでダメ弁護士を雇い,法廷でも自分に不利な証言をするようにダスティを仕向け,死刑になるようにコンスタンスには予め性器に自分の精子を残してレイプに見せかける周到さをみせる。 ↓ ゲイルは落ちぶれても元エリート教授であり幼稚な犯罪に疑問をもつマスコミを巧みに利用し,死刑実行のぎりぎりまで何もしゃべらずマスコミ側の興味を拡大し時期が来て多額の報奨金と引き換えに練りに練った事件の概要を断片的に話す事で可能な限り死刑実行ぎりぎりに事の次第がわかって【冤罪】の怖さを強調しようとした。 以上が私が考えた全貌ですね。この映画の監督アラン・パーカー監督も死刑制度に反対のようですし,この映画の撮影現場のテキサス州では全米で最も死刑を実行している州だそうです。1976年~2002年までに実行された807件の死刑のうち3分の1がテキサス州だそうで,過去25年のうち102人の死刑囚の冤罪がはらされたそうです。どんな人間でも一度死んだらリセットして復活とは行きませんからね。やはりアメリカの政治制度の欠点をつく事がこの映画で言わんとしているのではないでしょうか?詳しくはDVDのオプションなどで詳しく見れます。この間の回答で記載した【オンラインDVDレンタル】などと契約してDVDで色々見ては如何でしょう? ▲解けない"疑問" これだけ引き付けられる映画でも解けない"疑問"が幾つかあります。choco87さんはどう考えるでしょうか? 疑問1.スペインへの送金方法 空港でベティ弁護士がダスティに対して50万ドルのアメリカ紙幣入りのアタッシュケースを渡しますが,いくらなんでも米ドル50万ドルを税関がみすみす見逃すのでしょうか?アメリカからの出国,スペインへの入国の際に最低2階の【X線検査】を税関で行います。税関職員もこれだけの米ドル札を見て気づかないのもおかしいですし,安直に飛行機で大金を運ぶのは芸が無さ過ぎます。例えビッツィーが証拠のマスターテープをゲイル死後警察,裁判所,検察などへ提出しFBIが動いて捜査が開始する前に高飛びしていたとしても安易ですね。 疑問2.ベティ弁護士 ゲイル,コンスタンス,ダスティの3人のつながりは死刑反対運動での共通の認識の下深い絆があったとするならベティ弁護士はどうなのでしょう?いくら弁護士に【守秘義務】があるとはいえコンスタンスの自殺関与罪にあたるダスティを国外へ逃亡させた幇助の罪,事件の真相を知っていながらゲイルの法廷で弁護を担当した際の偽証罪,など一連の事件の全貌に深く関与しており映画内でのつながりがイマイチ不鮮明です。もしFBIの手が伸びてきたら弁護士資格剥奪に加えて厳罰主義のアメリカでしかも死刑実施が最も多いテキサス州では懲役30年以上は覚悟モノです。そんなリスクを負ってまでゲイル達へ手を貸す理由はナンだったのでしょう?お金でしょうか?もしお金でそこまで手を貸すのであれば何億ドルを要求されてもおかしくはありませんし,金でのつながりは【裏切り】のリスクがあります。これだけの事実を知っているとなると50万ドルをダスティに渡さない事だってありえるだろうし,強迫される可能性もあります。それを考慮すると金以上のつながりがあった可能性だとすると同じ価値観を共有する【死刑制度反対】の姿勢が強かったのかもしれませんが,それを強調するシーンは一切ありません。 疑問3.コンスタンス殺害の最初のビデオテープ ビッツィ,ザックがゲイルインタビュー後に50万ドルをベティ弁護士へ運び届ける際に途中でモーテルへ泊まった部屋でビデオテープを発見するのですが,なぜその部屋に工作ができたのかですね。あのモーテルへはたまたま泊まっただけにしか見えませんしどこかで予約を取っていたようなシーンもありません。おそらくダスティが工作したと思うのですが2人がチェックインした際に,どの部屋へ泊まるかダスティとつながりがある受付が作為的に誘導したとしてもそもそもそのモーテルへ宿泊すると限らないのでどうしてあの工作が成り立つのかがわかりません。ダスティが後をつけていたとしてもどの部屋に泊まるかチェックインするまでわかりませんし,それをダスティがどう確認するのでしょう? 疑問4.バーリンへの手紙 ゲイルの授業に遅れて入ってきたバーリンが席へついた際に隣の女性からもらった手紙は開けずにそのままファイルの中へ入れたのですが一体なんだったのでしょう?特に意味が無ければあそこでそのシーンを入れる必要がありません。その後パーティーでバーリンは除籍処分となった事実が判明しますが,あれはその通知書でしょうか?またそのパーティーへの招待状?それとその手紙を渡した女性は誰からもらったのか,そしてその女性は誰?ゲイルがパーティーへ向かう際に家にいた女性,ゲイルがバーリンレイプの起訴を取り下げられた際にコーヒーショップから出てきた際に車の中に声をかけた女性は同一人物なのか? 疑問5.ゲイルが映っているマスターテープは誰から送付されたのか? ダスティがスペインへ50万ドルを送金した後ビッツィーに【自由への鍵だ。デビットから】と郵送されて始めてビッツィーはゲイルが事件に関与している事を知ります。しかしここで大きな疑問なのはダスティはゲイルが首謀者の一味である事を知っているのですが,ビッツィーに自宅を荒らされた際に持ち出されるテープの内容はダスティ関与の裏づけまでしか映されていません。ゲイルはあくまで【冤罪】によって殺されたという事実を世論に訴える事で,死刑制度の是非を問うのが目的だったと推測できますがゲイルまで映っているマスターテープが発見されると【冤罪】では無くなります。このテープを送れる人物はダスティ,ベティ弁護士が挙げられます。ダスティは現場にいた人物ですからマスターテープを持っていたから当然ですし,ベティ弁護士も空港で50万ドルの現金をダスティに渡して国外逃亡幇助をしている人物として事件の全容を知っているからありえるでしょう。ただここで問題なのがもし仮にベティ弁護士がマスターテープをビッツィーに渡してしまうと,FBIの捜査の手が及ぶ可能性がでてくるのでそんな事をはたしてするのかが疑問です。捜査の手が及ぶ可能性があるのであればダスティと同じく国外へ逃亡していたはずです。 特にビッツィーへの手紙には【自由への鍵だ】という文言,ゲイルの元妻へのアタッシュケースの中の手紙には【後悔してます。何でもする学生から】とあります。これらの文言はビッツィーとのインタビューで発言したゲイルの話にでてきます。これらの文言を知りえた人物はベティ弁護士とその弁護士と接触できたダスティですね。ただそれを送った理由は何だったのでしょう?ゲイルの意思だったのかあるいは愛しいコンスタンスを殺した汚名に嫌悪感を抱いたダスティが裏切って本当はゲイルが首謀者である事を知らせる為に送ったのか,真偽は映画の中ではわからないですね。 だいぶミクロレベルまで検証してみましたがこんなところで如何でしょうか?かなり長い時間検証してポイントを掴んでみましたが,人それぞれ全然違う見方もあると思いますし,当方の意見に穴もあると思います。是非ご意見頂戴したく存じます。 参考にして下さい。

choco87
質問者

お礼

お待ち申し上げておりました! しかし、まさかこんな大学の卒論のような ご回答が得られるとは思っておらず ビビリまくっております。 前置きは言いとして、早速・・・。 ●各登場人物の気になる言葉 「息子が死をどう記憶するか」 この計画について、デビッドは自分の意志なので 結末に対して何の後悔もないが、息子が自分に対する 記憶をどうしてもキレイなままにしておきたかった、 無実で死んでいったことを残しておく必要があった訳ですね。 「噂と違って我々の戦いはこれからでね」 最初は、死刑確定後からどう取り組むかが 弁護士の腕の見せ所的な発言のように思っておりました。 しかし、映画を見終わって(二度目に見て) 今までの計画は思い通りにいったがビッツィを 記者として招き入れたことによって、順調に進むかどうか?という意味にも取れる気がしました。 ●コンスタンスの症状 ここまで詳しく探ると、ちょっと笑ってしまいました。 ●デビットゲイルは確実に起訴されて死刑は実施された バーリンの件があったからこそ、起訴され死刑が確定したわけですよね。指紋・精液・アリバイ不十分 (友達いないし、住所不定無職なわけだから)なら、やむを得ずなのでしょうか。ゲイルの予想通りだったわけですね。 ●コンスタンス邸の2回回す特殊な呼び鈴 あの呼び鈴は、何度も聞くことになりましたが、本当に現実に戻らされるような 「ここはキーだぞ!!」と言わんばかりの音でしたね。 印象に残っています。 ●ゲイルの死刑直前の晩餐の食べ物 死ぬまで手をつけなかったのは、彼が息子に作ってあげれなかった少しばかりの後悔の念だったのかな?? ●キーマン"ダスティ"一連の行動と関係 この計画の重要な任務を担う役でしたね。 弁護士はある程度ほっておいても死刑になるようだったし。不利な証言も行動の全てにおいて コンスタンスの意思の元に、動いていたでしょう。 ゲイルの証言では、どうもダスティとゲイルはあまり仲がよろしくないように言っていましたが、それは嘘だと思います。てお金を届けることは、計画に含まれていたとしても、ゲイルの為ですもの。コンスタンスの崇拝者のような描き方だったですが、私にはどうも疑問です。

choco87
質問者

補足

お礼の続きです。(こちらは後から読んで下さい) ■事件の全貌とは まさにおっしゃる通りなんです。 当初、お金が渡ったのは女学生だと思いこんでいたので、 女学生の事件が、すでに計画の原点だったと思っていたんですけど、奥さんだと分かって、 まさにこの全貌のとおりだと思いました。 しかし、この解釈だとどうしても疑問が残ってしまうんですよね。上手く説明できない部分が出てきてしまう訳です。 疑問1.スペインへの送金方法 これは、コンスタンスの病状に引き続き めちゃくちゃツボにハマッてしまいました。 口座から口座へ送金しちゃった方が、 早いし確実ですね、絶対。 でも、泥棒映画やルパン三世でもない限り そうされちゃうと、なんか今回の映画としては しっくりいかないかな??笑 疑問2.ベティ弁護士 この弁護士は「死刑反対論者」でなければ 成立しないですよね。コンスタンスとゲイルの預貯金は 大学の先生だし、たかが知れてるような気もするし。 (ま~ゲイルの奥さん&義理の父は金持ちだったけど) かなりの大金積まれないと、今回の件はリスクが高すぎます。それとも、結末後に名声が得られるということが 報酬だったのか??? 疑問3.コンスタンス殺害の最初のビデオテープ 確かにおかしいですね。どの部屋にあたるか 分からなかったと聞き込みしてたようですし。 少し気になったのは、初日「満室」だったモーテルが その後は空いてた点。わざわざ「満室」って字幕まで出たし。考えすぎかな?? 疑問4.バーリンへの手紙 当初から気になったシーンでした。 映画の冒頭にあたる部分で、あの手紙には何が?? と後から疑問が解かれることなく終わってしまいました。 あのシーンがあったからこそ、あのハガキの意味も とても深く考えてしまいました。 「何でもする女」は、復讐のためゲイルを陥れたのか?? それとも、ゲイルのために一枚噛んだのか?? 車の窓を閉めた女性ですよね?? 確かに私もあの子かな??って思いました。 2回見ても確信ないですけど。 疑問5.ゲイルが映っているマスターテープは誰から送付されたのか? このことはdaredevilさんから言われるまで考えもしませんでした。確かに最後のテープの存在は、今回の目的には反しています。希望とするならば、最後の三日間で意志の通じ合った(全貌を解明できた)ことへの、ご褒美「自由への鍵」だったとしたいところですけど。 先のご回答者様から頂いた回答にもありますが、 バーリンの手紙こそ、この計画の原点「無実」を はらす「鍵」だったかもしれません。 奥さんは、このハガキをみて少し悲しそうな顔をしてます。きっと、バーリンのことも「冤罪」だったと 思ってくれたはずです。そう信じたい!! もしダスティやベティが死刑廃止論者だったら 捕まることは怖くないんでしょうね。 この結末を計画した時点で、すでに彼らの「生きる」という意味での「LIFE」は「生涯」を掛けて戦う意味での「LIFE」に変貌してったのかな?? この映画を見終わって、たった一文字の「LIFE」という単語が重みをましておりました。 パンフレットにも同じようなことが書かれてあり 「私と同じように思った人がいるんだなぁ」と嬉しくなりました。 見方は色々変わっても、映画に対する思いって 人それぞれ魅力的なものですね。 こんなに長くお付き合い頂いてありがとうございました。 こんなに熱く語って頂いて感無量です。

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