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放射能汚染はどのようにして広がるか
中3の息子に聞かれて答えられなかったので、 基本的なことをお尋ねします。 放射性物質はどのような形で広がって行くのでしょうか。 よく風向きによって汚染される地域が異なると言われます。 だとすると、空中に浮遊しているチリや水蒸気のようなものなのでしょうか。 今福島の原発では新たな爆発は起こっていません。 ということは、過去の爆発で飛散したものが、 風によって空中に舞い上がって汚染が拡大していくということでしょうか。 以上よろしくお願いします。
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大気中の拡散は地球を一周して来るとも言われます。福島でもシカリ、チェルノブイリでも。煙突の煙の様に上昇し、その時の気象条件で拡散するのでしょうね。他には雨・川などの流れ、地中への浸透もあると思います。 個人的に最も気になるのが、海と土壌への影響です。厳密に現時点では調査も困難と思います。海流や地下水の影響など、全てを線量計などに依存するとすれば。何が怖いかと言えば未知の領域では無いでしょうか?因みに六ヶ所村の低レベルの汚染物は、保管だけでも300年、高レベルに至っては100万年とも言われています。(京大、小出助教 原発のウソ ) shenyi401 さんは、100万年後に日本がどうになっているか?人類の未来を想像できますか?私には出来ません。空想になるから。今から100万年と、現在の私たちの生活には、どのような因果関係が有るのでしょう。勿論関係は有るでしょうが、今となってはどうでも良い事の方が多いです。そう考えても未知数が多いでしょう。 >ということは、過去の爆発で飛散したものが、風によって空中に舞い上がって汚染が拡大していくということでしょうか。 人工衛星が地上の放射線量を測定したり、大気や地表の汚染量を目視できるめがねでも開発されれば良いのでしょうが。聴いたことも無いですね、人工衛星も公表されて無いと思います。海洋・地下に至っては測定と思えますが、その間に汚染は進行していると思います。現段階ではわからない未知数が多すぎます。だから、大気・土壌の生活に直接関わる部分が公表されてくると思っています。子供さんには、測定できない部分もある事。それらは、次第にニュースなどで判って来ること。大人も子供も、学校や職場そして家でも注意し、よく理解する必要がある事を説明するべきだと思います。
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- Mumin-mama
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>ということは、地上に落ちた汚染物質が風や水などによって拡散していくという理解でよろしいでしょうか。 放射性物質はその飛散したホコリの様な状態の物から核種によってα線、β線、γ線、x線、中性子線を出していて、それは呼吸器で体内に入ると身体の細胞を傷つけることは前回動画をご紹介しましたとおりです。 http://doc.radiationdefense.jp/tte1-4.pdf 放射性物質がはじめコンクリートや土の上に落ちると、風や水で拡散していきます。 コンクリートなどは雨で流され溜まりにくいのですが、側溝や脇の雑草、田畑など草の茂みや林森などは除染されにくい、しにくいことから放射性物質は溜まりやすくなります。 ですから、事故後、各都市の汚水処理場の汚泥が高線量に汚染しています。 校庭は表土を剥がして除染すれば、汚染物質の拡散は防げます。 福島のある学校では、父兄が学校全体の除染(吹き掃除や表土を剥がすなど)をして、線量を下げたそうです。 これからは、畑の作物や食肉、魚からに含まれるセシウムやストロンチウムによる体内被曝が懸念されます。 例えば、3.11前の早春にドイツでは、チェルノブイリ原発事故からのセシウムの線量が森のきのこや猪の肉から発見され、政府は国民に向けそれらを取って食べないようにと勧告しました。 ドイツもチェルノブイリから2千キロも離れていましたが、ホットスポットで、事故当時はほうれん草、牛乳、森のきのこなど汚染されました。 この25年で、子供のダウン症が増え、甲状腺の病気は国民病とも言われる様になりました。 森の様に除染がしにくいところは何十年経っても放射性物質が残ります。 また、チェルノブイリ原発事故現場の最初に建てられた石棺は崩れかけていてそこから放射性物質は放出されていました。今は世界中から資金を募って新しい石棺が建築中です。 福島からもまだ溶け出した燃料が容器や今計画されている覆いに囲まれるまで、放射性物質の放出はありえます。 昨日のニュースで燃料の温度が100度以下に安定したと言っていましたが、1~3号機の建屋内に作業員が立ち入れないほどの線量の高さと言うことですので、まだ冷却水と一緒に放射性物質は外に漏れていると思います。 その燃料が回収されるのは何十年も先のことで、それまでは安心できないと思います。 動画はすでに消されて見られませんが、地図など参考になると思います。 http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/302.html
お礼
私の理解で大きく間違ってはいなかったようです。ありがとうございました。
- Mumin-mama
- ベストアンサー率45% (1140/2503)
福島原発の事故で、 3.11後、ベントと言って、原子炉格納容器の圧力を下げるために空気や水蒸気抜きを行いました。 その時に水蒸気に混じって粒子状やエアーゾール状になった放射性物質のヨウ素やセシュウム等が放出されました。 また、12日の1号機の水蒸気爆発、3号機の使用済み燃料プールが爆発しました。 それらの爆発時にも、放射性物質は粒子状やエアーゾール状になって飛散しました。 3号機の燃料はMOX燃料と言ってプルト二ウムを多く含む燃料でした。 プルト二ウムjは重たいのでおそらくあまり遠くには飛散していないだろうというのが、専門家の意見です。 その飛散のし方は火山の爆発と同じで、風向きや地形などによって変わってきます。 放射性物質には核種と言って、種類がいろいろあって、殆どは人工的で人体には毒になる物です。 毒となる核種には、 ヨウ素 半減期8日 ヨウドに似ていて甲状腺に溜まりやすい セシウム 半減期 30年 筋肉にたまりやすい、女性は筋肉が少ないことから乳癌、子宮癌、卵巣癌の原因になりやすい。 ストロンチウム 半減期、約30年 カルシュウムに似ていて、骨に溜まりやすい。 今回福島の汚染水に多く含まれて、海洋に流された為に、魚の骨や頭、内臓に溜まるだろうといわれています。 また、検査方法が難しく、検査されることが殆ど無いといわれる毒性を持つ放射性物質で、セシウムとストロンチウムは殆ど同じ量が排出されているといわれています。 プルト二ウム、半減期は2万4千年 気管で体内被曝すると癌になる確率が高い。 福島では3月中旬後新たな爆発は起こっていませんが、建屋の中はまだ線量が高く、作業員が入れないそうです。 建屋は壊れていていますので、その放射能はそれが覆われるまでダダ漏れのはずです。 また、福島のライブビデオでは水蒸気や閃光が見られるときがありました。 その次の日は線量が上がる地域もあって、話題になったこともあります。 それでも、今は以前の様な飛散は無いと思います。 心配なのは、すでに飛散して、側溝や草むらに積もっている放射能や食品からの摂取だと思います。 魚などは骨や頭、内臓などは注意が必要だと思います。 内部被曝についてです。 http://www.youtube.com/watch?v=DUcdfF6cJ2M&feature=related http://www.youtube.com/watch?v=HstF6LRCw0U 原発事故対処のマニュアルです。 http://jsa-t.jp/local/fukuoka/genpatsujiko1989.pdf
お礼
ありがとうございます。今のところ、みなさんのお答えから、新たな飛散はなく地上に落ちた汚染物質が風などによって拡散していくと理解しております。
補足
>今は以前の様な飛散は無いと思います。 ということは、地上に落ちた汚染物質が風や水などによって拡散していくという理解でよろしいでしょうか。
- LHS07
- ベストアンサー率22% (510/2221)
放射能の放出中は中心から放射状にひろがります。 このことによって、土や空気中のちりや埃に放射能が汚染されますがこれらは風に運ばれます。 風は方向が変化します。変化したら汚染された土や埃がその方向に広がります。 地形よって風の方向に変化が出ますよね。渦が発生するところもあるのでしょう。 みずは上流から下流に運ばれます。
お礼
ありがとうございます。補足に確認を書きました。よろしければお願いします。
補足
>土や空気中のちりや埃に放射能が汚染されますがこれらは風に運ばれます。 風は方向が変化します。変化したら汚染された土や埃がその方向に広がります。 ということは、地上に落ちた汚染物質が風によって汚染範囲を広げていくという理解でいいのでしょうか。
- 佐藤 志緒(@g4330)
- ベストアンサー率18% (840/4653)
俗に「死の灰」と言われますが、セシウムやヨウ素などから放射線が出ており、それらは目に見えない分子なので風に乗って広がります。
お礼
ありがとうございます。補足に確認を書きました。よろしければお願いします。
補足
現在もそれらの物質が空気中に浮遊しているということでしょうか。
お礼
ありがとうございます。効率を求め過ぎたことへのしっぺ返しのような気がしています。