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こんな私におすすめの作家は?
kunotaro10の回答
- kunotaro10
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私も面白い作品に出会うと、その作家の作品をたて続けに読むタイプです(^o^) 日本の作家の小説をよく読みます。真保裕一や宮部みゆきは私も大好きです。 主人公(一般人)が知らずに事件の渦中に巻き込まれながらも真相を追究していく、という‘冒険’の要素があるものは読んでいて引き込まれます。 ということでとりあえず私がハマった作家の作品をご紹介させていただきます。ちなみに基本的に謎解きの本格推理小説やシリーズものではありません。(どれも図書館で借りて読んだハードカバーなのでまだ文庫化されていないものもあると思いますが・・・) 篠田節子「弥勒」 新聞社に勤める主人公が仏教美術に魅了され密入国したイスラムの小国、そこで待ち受けていたのは生きる極限の世界。「究極の理想郷に救いはあるのか~っっ?!」と思わず叫びたくなる。ある意味ホラーよりもよほどコワイ(笑)。宗教が絡んだテーマは深く重いが、読みごたえは十分。 「夏の厄災」「ゴサインタン」もコワおもしろい。 桐野夏生「OUT」 とにかく度肝を抜かされた。人間の奥に秘められた暗い闇を垣間見てしまったようだ。かなりハードボイルドな内容なのに主人公が探偵でも刑事でもなく‘主婦’だということに二度ビックリ。とんでもないストーリー展開だが、ラストで裏切られるということはないハズ。 野沢 尚「Limit(リミット)」 幼児誘拐事件を担当した女刑事が子供を取り返すために、たった一人で犯人との死闘に飛び込んでゆく。いろんな意味で‘女のすごさ’を思い知らされる。 他には「呼人(よひと)」「深紅」など。 中嶋博行「司法戦争」 最高裁判事が殺害された背後には意外な秘密が―。「え!日本の司法の世界ってこんななのー?!」とそのリアルさに驚きを感じる。外国のミステリーの法廷ものとはまた一味違ったおもしろさがある。作者本人もたしか現職の検事か弁護士。 弁護士や検事が主人公の「違法弁護」「検察捜査」も視点が違っておもしろい。 帚木蓬生(ははきぎほうせい)「臓器農場」「閉鎖病棟」「受精」など。 作者が現職の精神科医だけに、テーマにリアリティを感じる。この作家の作品はどれも人間に対する愛が感じられる。ミステリー以外の作品もおもしろい。 藤原伊織「テロリストのパラソル」 乱歩賞と直木賞のダブル受賞作品。この作家の描く主人公のまっすぐさがいい。 他に「手のひらの闇」など。 乃南アサ「凍える牙」「再生の朝」「ピリオド」など。 この作家のミステリーは宮部みゆきにちょっぴり近い空気を感じる。(個人的意見(^^ゞ) あと瀬名英明「パラサイト・イブ」、東野圭吾「百夜行(ひゃくやこう)」、天童荒太「永遠の仔」などもおもしろいです。 読む本に悩んだときは、乱歩賞や直木賞作家の受賞作品を探して読むとハズレがないように思います。 私も以前このサイトの質問でいろんな方からのオススメ本を紹介していただきましたので、よければご参考になさってみてください。
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