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今もTBSテレビとABCテレビがJNNのままなら?

東京のTBSテレビと大阪のABCテレビ(朝日放送)が同じ系列で、 さらに福岡のKBCテレビ(九州朝日放送)も同じ系列テレビ局だったら、 現在は、どの様な状況に成って居たのでしょうか? 想定されるケースは以下の通りです。 1.TBSテレビとABC(朝日放送)とKBC(九州朝日放送)が、 朝日新聞社の資本を受け入れ、グループ会社入り。 次々と系列テレビ局を新設して、地方在住者に喜ばれて、 日本テレビ系列よりも早い時期に、全ての県で番組を視られる様に成る!!!!!! 2.TBSテレビとABCテレビとKBCテレビが、ラジオ部門から分離独立。(分社化) お互いにスタッフの移動や出向は、するものの人気番組ばかり作り続ける。 今よりもTBSテレビの視聴率と、番組の評判は悪く無い。 3.TBSとABCの関係が、今よりも密に成り、 KBCテレビ(九州朝日放送)が朝の番組と夜のゴールデンタイムの番組も独自に制作する。 したがって山口県と九州・沖縄地区では、全国放送の番組は、さほど流れ無く成る! (平日朝のテレビ番組はKBCテレビの制作番組が『スーパーモーニング(スパモニ)』終了後に、 山口県と九州・沖縄地区で流れます。) 4.ABC(朝日放送)とKBC(九州朝日放送)の関係が、もっと密に成り、 地方の系列テレビ局が、これに同調して番組編成が地方分散化されて、 TBSテレビの番組を全国ニュース以外は全国放送と、し無く成る!!!!!! 結果、地方都市ほど視聴者とスポンサーの支持が得られて評判が良くなる。 (現実、歴史の有るJNN系列テレビ局の担当者ほど、 独自編成支持で独立志向が強いらしい……) 5.現在よりもJNNの結束力は良いモノの、番組の評判は、そこそこ。 編成担当者も地元優先で、全国放送番組が減り続けて、 地方テレビ局が万年大赤字経営の会社と、黒字経営の良好な会社に2分化される。 むしろ国や、お役所に助けてくれた方が良かったりするので、 独立テレビ局化や他のテレビ系列へ移籍するテレビ局が現れて、 TBSテレビとABCが大慌てする!!!!!! (現実に、営業成績が悪い、赤字経営のJNN系列局が存在します。) 6.その他 では、お答え下さい。 地デジに完全移行する2011年7月末日に「ベストアンサー」の解答を決めさせて頂きます。 決まらない場合は、2012年春の予定です。

みんなの回答

回答No.1

ネットチェンジが実施された1975年前後の状況は、JNNはネット局数のみではなく、ラテ混局の「ご当地一番局」を多く抱えていたために地方局の取材力や制作能力が高く、視聴率面でも飛び抜けた存在であり、文字通り「民放の雄」でありました。この中で、ABCはTBSを補完する準キー局として、基幹5社(HBC、TBS、CBC、RKB)とも良好な関係にありました。もっとも、良好な関係といってもTBSに従順というだけではなく、TBSの路線にいい意味で刺激を与えるような番組を制作して送り出していました。TBSがホームドラマの王道ともいえる「ただいま11人」「肝っ玉母さん」「ありがとう」「水戸黄門」などでドラマ王国を確立するのに対して、ABCは「月火水木金金金」、「お荷物小荷物」、「必殺シリーズ」などTBSドラマ路線のアンチテーゼ的な番組を送り出し、高視聴率をたたき出していました。つまり、同一系列下で、いい意味でライバルが存在していたのです。こうしたライバルの存在が、TBSが「それぞれの秋」などのベタなホームドラマを自己否定するような番組を制作するエネルギーをもたらし、昭和50年代のTBSドラマの黄金期を作り出すきっかけとなったとも考えられます。 しかし、無理矢理のネットチェンジの結果、JNNに加盟したMBSはそれなりの制作能力はあったにせよ文化が異なり、ABCがTBSに与えていたほどの刺激をTBSに与えるに至らず、制作の一極集中の流れが加速してしまったように感じられますし、ライバルを失ったTBSの制作能力を長期的には低下させてしまったのではないでしょうか。もちろん、ABCはJNN25局という日の当たる舞台からANN8局という日陰の舞台に移ることによって、持ち味を存分に活かすチャンスを失います。 このように考えれば、ネットチェンジがなかりせば、(1)TBSは今のように視聴率の面で凋落してはいない、(2)編成面でも基幹5社の共同制作を含めてブロック単位の地方分権が確立して多様性のある最強のネットワークが確立していた、と考えられます。 一方、福岡県の系列局がRKBのままかKBCに代わっていたかは、TBSが朝日新聞の系列下に入ったかどうかが鍵になりますので、どう転んだかは微妙です。おそらくTBS(及びHBCやCBC)の独立性の高さから朝日の軍門に下ることはなかったと思われます。その点で、ABCがJNNに残留するシナリオは朝日新聞がテレビネットワーク支配を断念した場合のみであり、その場合はRKBがそのままJNNに残留するものと考えられます。 また、平成新局の取り込みについては、特にJNNが弱かった東北地方の日本海側、北陸地方、四国地方がどうなったかということになるのですが、マイクロ回線の制約がなくなっていたことと、JNNの視聴率面での優位性から、新局の中にはあえてJNN加入を選んだケースもあることから、現在程度の加盟局は確保できていたのではないかと考えられます。 いずれにしても、朝日新聞のごり押しで実現したネットチェンジは、TBSにとってもABCにとっても不幸だったばかりではなく、テレビ文化の地方分権化やこれによる多様性実現という点でも、いいことは何もなかったと思います。 余談ですが、当時MBSは千里に巨大なスタジオを建設しつつ東京12チャンネル(現テレビ東京)に資本参加するなど、NET(現テレビ朝日)と手を切って自らキー局になる構想を視野においていたフシがあります。もしこれが実現していたら、現在のようなテレビネットワークの東京一極集中とは異なった状況が生まれていたと思います。その点では、MBSにとっても、ネットチェンジは不幸だったかもしれません。 ハッピーだったのは面子を通した朝日新聞と、場合によっては大阪のネット局を失っていたかもしれないNET(現テレビ朝日)だけですかねぇ。

josoko
質問者

補足

回答ありがとうございました。

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