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液晶テレビとブラウン管の消費電力について

地球温暖化の対策について調べていたところ、 ブラウン管よりも液晶テレビの方が消費電力が少ないとのことでした。 その理由を検索してみたのですが、調べ方が悪いのか見つかりません。 どなたかご存知の方はいらっしゃいませんか? ご回答よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.1

 ブラウン管の後端(テレビの裏側に最も近い側)には、電子銃と呼ばれる電子ビームを作り出す装置があり、その電子ビームが画面を被っているガラスの裏に塗られている、蛍光物質に当たる事で、画面が光っています。  電子ビームを作り出すためには高い電圧が必要になるのですが、電圧だけでビームを作ろうとすると、とんでもなく高い電圧が必要になるため、実用化する事が困難になります。  そこで、電子ビームを発射する電極を加熱して、温度を高くする事で、電極から電子が放出されやすくして、手ごろな電圧(それでも高電圧である事に変わりはありません)で電子ビームを作り出す様にしています。  この時、電子銃の電極を加熱するために、電熱線が使われています。  電熱線が消費する電力は、熱になるだけで、画面を発光させるためには使われませんから、ブラウン管の方が消費電力が多くなります。  液晶テレビでも、画面の明暗や色を調整するために使われる電力は、画面を発光させるためには使われませんが、その電力は、画面を光らせるために使われる電力と比べれば、非常に少ない電力しか必要としないため、テレビ全体の消費電力の多さには殆ど影響しません。

susie0505
質問者

お礼

お返事がとても遅くなってしまい大変申し訳ありません! ご回答ありがとうございます…! 丁寧なご説明で疑問もすっきり解消しました! 本当にありがとうございます!

その他の回答 (1)

  • P0O9I
  • ベストアンサー率32% (693/2146)
回答No.2

ブラウン管は電子ビームがガラスの裏に塗られている、蛍光物質に当たる事で、画面が光るようになっているのは、No1さんのいうとおりです。 その電子ビームはそのままなら、1点しか光らすことができません。それを画面いっぱいに光らすためには、電子ビームを曲げなければなりません。 日本のアナログテレビで標準のNTSC方式では、1/60秒に1回全画面を光らせなければなりません。そのためには1秒間に水平方向で15,734回、垂直方向で60回画面いっぱいに振らなければなりません。その働きをするのが水平・垂直偏向コイルといいます。これを動かすのに大量の電力を使います。 たとえていえば、直接光るのには関係ない、腕を振りまわすために大電力をかけているのです。 これが、フルHDのテレビで実現しようとしたら、水平方向で675,000回、垂直方向は60回振ることになり、もっと電力を使います。 液晶やプラズマテレビは光信号を移動させるためには、IC内の信号転送ですみます。そこで消費される電力は微々たる物です。 これが、最大の違いです。 偏向のために使われている電力と比べると、ヒータの消費電力は大したことはありません。

susie0505
質問者

お礼

お返事がとても遅くなってしまい大変申し訳ありません! ご回答ありがとうございます…! No.1様に引き続いての分かりやすいご説明で、より理解が深まりました。 本当にありがとうございます!

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