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最近男性の3つボタンスーツは少ない?

のでしょうか・・? 10年位前は3つボタンスーツを来ているとお洒落やら言われましたが・・・ 紳士服店にはメッキリ減ったように思います。(勿論、吊るしです。) 最近の流行は2つボタンのY部分がちょっと高めのスタイルなのでしょうか。 そんな気がしますがいかがでしょうか? また2つボタンであればこそのメリットというか特徴が有ればご教示ください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

 基本的には質問さんが言われる通りかと思います。特に日本の市場は世界的 に見ても特殊で、国民の多くが中流の階層に属していると考えていることもあって 手頃な値段で品質が高いと消費者に思わせることが出来れば、ひとつのデザイン を大量に販売することが可能であったのです。(ほぼ過去形)よく言えば新しいモノ、 またはデザインに対して日本の一般消費者は貪欲、悪く言えば極めて飽きっぽい。 もの心ついてから死ぬまで”流行りモノ”に袖を通し続け、結局”売る側の論理”を 押し付けられ、そして踊らせれながら生涯を終えてしまう。 服装で自分という唯一 の個性、人格を表現するのではなく、体制側、そして広告宣伝の片棒を担いでいる と言ったら言い過ぎでしょうか。  今、御店で御覧になられている2つボタンの上着については、実は3つボタンと それほどVゾーンの広さが変わるわけではありません。同じ3つボタンでも一番上の ボタンを掛けない、段返りのスタイルに市場の人気がシフトしてきたのに伴い(勿論 これも”売る側の市場操作”なんですが)、今度は一番上のボタンを取ってしまい、 更なる目新しさを出そうと試みているわけです。従って、2つボタンは2つボタンでも、 10年前や15年、20年前の2つボタンとは全く趣が違います。フロントのボタンの位置は 高く、肩幅は狭く、衿の刻み(これをゴージ、ゴージラインgorge line)と言いますが、 全体に服の重心を上に持ってきて、コンパクトなシルエットで軽快さ、若々しさを表現 しようとするものです。重心を上に持ってきたことによって、上着の丈も随分短くなって きています。  こうした流行はあくまで一過性のもので、それほど長く続くものではありません。質問者 さんが20年後に、今現在流行しているボタンの位置が高い2つボタンのスーツを着た 御自身の写真を見たならば、おそらく苦笑されることでしょう。流行というのは、その程度 のものなんですが、反面 時代性、時代感を表現するものとして欠かせない、大切なもの でもあるのです。そんなことを気に掛けながら、流行と向かい会いつつ、御自身の服装の スタイルを磨いていかれたらよいのではと思います。  最後に、現在流行のボタン位置が高い2つボタンのメリットについてですが、ネクタイを しないスーツの着方も流行になりつつありますが、3つボタンとそれほどVゾーンの広さが 変わらない、つまり広くはないため、Vゾーンの部分のあしらい方が簡単だということです。 昔のVゾーンが広い2つボタンでは、ネクタイがないと間が抜けてしまうのです。要するに、 ネクタイをしてドレッシーにも、ネクタイをはずしてややスポーティにも対応がしやすくなった ということです。 こうした便利性、機能性も日本人が好むところなんですが、ほとんどの 人たちがどっちつかずの中途半端に終わっている結果となっていることも付け加えておき ます。フォーマル、ビジネス、スポーティ(スポーツウエアの意味ではなく、ジャケットと スラックスのこと。)、そしてカジュアルとそれぞれの目的を突き詰めて行ってこそ、それぞれ の良さが生きてくるのであって、あまり着まわしの良さ、などといったフレーズには騙されない ことです。

IKUYOSHI
質問者

お礼

丁寧な解説ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

4年前までスーツ屋でバイトしていたものです。 3つボタン(段返り除く)は私が働いているころから既にかなり少なくなっていました。 スーツ屋を辞めてからもスーツの流行りなどチェックしていますが 3つボタンは時代遅れですし 今のところ3つボタン復活の兆しはないですよね。 2つボタンの方がVゾーンが広くてその分 個性が出せるのでいいと思います。

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