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岩波文庫と岩波少年文庫

子供の頃読んだ童話を大人になった今、また読みたいと思い 集め始めたのですが、色々な出版社から出ていてどれがいいか迷っています。 探していて思ったのですが、岩波文庫と岩波少年文庫はどう違うのでしょうか? 翻訳者が違ったり、収録されている作品数が岩波文庫のほうが多いように思いますが、 同じ岩波でなぜ違うのでしょうか? また童話でおすすめの出版社があれば教えてください。

noname#188378
noname#188378

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  • LN-TF
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回答No.5

No.3です。 「アンデルセン童話集」と「イソップ寓話集」との事ですので、先ず「アンデルセン童話集」から。 「アンデルセン童話集」は、岩波文庫の大畑末吉訳「アンデルセン童話集」が良いでしょう。これは原典からの訳です。 以前は、B6判の堅表紙のセット本が発売されていたのですが、版元品切・重版未定となっています。(この版元、「絶版」とは云わない)原書からの挿絵も転載されているので、挿絵と云う点でも良いでしょう。但し、本の大きさはA6判(だいたい郵便はがきの大きさに相当) 「イソップ寓話集」ですが、これはそもそもテクストの問題があります。AESOPと云う人は一時期は存在すら疑われた事も在る位で、現在「AESOP」の寓話として伝承されているものでも、明らかにAESOP以前に既に成立していたと考られる寓話もあります。従って、希臘語のテクストでもテクストに拠って寓話に出入りがあります。更に現在流布している児童書の中には、英訳本や仏蘭西語訳や独逸語訳やから重訳したと思われるものすらあります。 一応、岩波文庫の「イソップ寓話集」をお奨め致します。挿絵はありませんが、信用のおける訳書です。なお、同書の巻末解説にある、渡辺和雄訳「イソップ寓話集」(2冊)小学館は別系統のテクストによるものです、版元品切ですがアマゾンでは入手出来るようです。 蛇足、「グリム童話集」も岩波文庫に収載されているものが良いでしょう。これは後の(グリム自身による)改訂版の訳です。独逸本の初版とは内容が多少異なってきます。 ご参考にならば幸甚です。

noname#188378
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 今日本屋へ行ってきました。 岩波文庫のイソップがあったので見てきたのですが やはり童話で挿絵が全くないのは楽しさ半減なので、 岩波少年文庫からでているものを買うことにしました。 これも原典版からの翻訳らしいので。 (ただ岩波文庫より作品数が少ないのが残念です) アンデルセンですが、私の理解力がないのか 説明がよく分からなかったので質問させてください。 以前出ていたB6判のものが原書からの挿絵転載なのでしょうか? もしくは今出版されているものでしょうか? A6判というのは今出版されているもののことでしょうか? あとAmazonで調べると現在でも岩波から7冊セットが販売されていますが、「B6判の堅表紙のセット本」とは違うものなのでしょうか? 質問が多くてすいません。本屋にあれば自分で色々見に行けるのですが、最近は本の入れ替わりが激しく古い本はほとんど置かれていないので・・・。 よろしくお願いします。

その他の回答 (5)

  • LN-TF
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回答No.6

No.5です。 当方の書き方もあまり良くなかったようです。 以前出ていたB6型の本の本文を写真で縮小して、岩波文庫としています。 従って、挿絵も両方に入っています。 アマゾンにある、セット版は岩波文庫のセット判だろうと思います。岩波文庫は、「水滸伝」「三国志」(三国演義)「西遊記」「金瓶梅」「ファーブル昆虫記」と云った何冊にもなるものを美麗箱に収めてセット版として販売しています。 「アンデルセン童話集」もセット箱が出ていた記憶があります。アマゾンのは多分それでしょう。 なお、A6と云うのは紙(本)の大きさで、岩波文庫などの文庫は普通はA6型です。(大体郵便はがきの大きさです)

noname#188378
質問者

お礼

お手数おかけしました。 挿絵が入っていると聞いて、アンデルセン童話は 岩波文庫に決めました。 グリム童話も教えていただいた岩波文庫を参考にさせていただきます。 ありがとうございました。

回答No.4

アンデルセン童話では、私は未読なのですが・・・ 小学館の児童文庫版(新書サイズ)がよさそうでした。 「完訳アンデルセン童話集」全8巻 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4092301715.html

noname#188378
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私も自分で調べたところアンデルセン童話の完訳は小学館と岩波しか 出ていないようなので、実際に本屋で見比べてみたいと思います。 ただ最近は本の入れ代わりが激しく、置いてあるか不安です・・・。 また他にいい童話を思い出したらアドバイスよろしくお願いいたします。

  • LN-TF
  • ベストアンサー率53% (320/596)
回答No.3

岩波文庫は、昭和2年に創刊され、当時の大流行の円本全集に対抗して企画されたものです。創刊の趣旨は古今東西の典籍を収めると云うものでした。当時の円本全集はひどいものも少なくなく杜撰な翻訳や編纂と云われても仕方のないようなものも少なくありませんでしたした。又予約全集だったため、不要の巻迄買わなければならない等の問題がありました。 従って、これは大人向けの叢書です。大人と云っても当時の高等学校の生徒位では読んでいた様です。 http://iwanami.co.jp/museum/chronicle/flash/0710a.html 岩波少年文庫は、昭和25年に創刊されました。戦前に企画されたものですが、間もなく戦争が激しくなりこの様の企画も物心両面の事情から実現不可能となりました。戦後改めて企画されたものです。当時の児童向け全集・叢書の類に所謂「子供だまし」としか云えない様の杜撰な編纂や興味本位のいい加減な書き直し本が横行していた事に対して、児童・生徒に質の良い読み物を提供する事を趣旨として企画されたものです。大体小学校の中学年から中学生位を対象に編纂されています。 http://iwanami.co.jp/museum/chronicle/flash/1225.html 初期の岩波文庫には、「小公子」「アルプスの娘」などの児童向け図書も這入って居ますが、「少年文庫」創刊以降は、児童向けは、「少年文庫」、大人向けは「岩波文庫」と大体の棲み分が成されています。 尤も、ラムの「シェークスピア物語」やスィフトの「ガリバー旅行記」等のように、両方に這入っているものは、翻訳の姿勢が違っています。又「水滸伝」や「三国志」(三国演義の訳書)等は、「少年文庫」の方は児童向けに書き直してありますが、杜撰なダイジェスト本よりは遥かに読み良くしっかりした内容のものと成って居ます。 最近の児童書は、所謂名作もさる事ながら、出版社の方も創作童話に力を入れているようです。翻訳も昔からの名作も出ていない事はないのですが、作品が限られて来ます。 童話、児童向け作品も、ジャンルによって各出版社の得手不得手がありますので、有る程度方向を示していただければ回答がし易いです。

参考URL:
http://iwanami.co.jp/
noname#188378
質問者

補足

丁寧な回答ありがとうございます。 岩波文庫は歴史が長いんですね。 具体的には 童話だとイソップ寓話、アンデルセン童話など。(まだ持っていません) 童話以外だと、はてしない物語、モモ、不思議の国のアリスなどが好みです。(入手済み) 理想は下記4つの条件を満たしているものですが、 すべて満たしている本はなかなかないと思うので 希望優先順位は上から順です。 ・多くの作品が載っている(短編の場合) ・挿絵が入っている ・翻訳が読みやすく、原書の内容が抜けていない ・できれば大きな本(25×19くらい) よろしくお願いいたします。 .

  • j2ee
  • ベストアンサー率39% (255/639)
回答No.2

No.1の方のおっしゃるとおり、岩波少年少女文庫は児童向けです。 ・「文庫」といいつつも、サイズは新書サイズ(岩波文庫は通常の文庫サイズ) ・読みやすさのため、フォントが大きい、ふりがなつき。難しい漢字は使用されていないと思います。 ・挿絵入り が主な違う点でしょうか。話の内容も違うかは、その作品で違うと思いますので、具体的に言っていただいた方が、適切な回答が得られると思います。

noname#188378
質問者

補足

回答ありがとうございます。 今イソップ物語を探していて岩波文庫と岩波少年文庫のどちらかで迷っています。 岩波文庫に心が傾いていたのですが挿絵が入っていないのであれば 考え直そうと思います。

回答No.1

どう違うも・・・その名前の通り「岩波少年文庫」は児童書です。 そして、なぜ出版社ごとのくくりなのでしょう? 内容的にはどのような系統のお話をご希望ですか? 補足などに書いてくだされば、また回答したいと思います。

noname#188378
質問者

補足

漠然とした質問をしてしまい失礼しました。 具体的には童話だとイソップ寓話、アンデルセン童話など。 童話以外だとはてしない物語、モモ、不思議の国のアリスなどが好みです。 理想は下記4つの条件を満たしているものですが、 すべて満たしている本はなかなかないと思うので 希望優先順位は上から順です。 ・多くの作品が載っている(短編の場合) ・挿絵が入っている ・翻訳が読みやすく、原書の内容が抜けていない ・できれば大きな本(25×19くらい) よろしくお願いいたします。

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