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プラスチック製の物体の剛性を確認する方法とは?
- 物体の剛性について質問があります。プラスチック製の物体の剛性を確認する方法について知りたいです。
- 物体の剛性は、外力による変形のしづらさを表します。プラスチック製の物体が高い剛性を持つかどうかを確認するためには、変形時の外力を計測する方法が考えられます。
- また、プラスチックの種類に応じて一般的な剛性が規定されていることもあります。ABSやポリカーボネイトなどのプラスチックの特性を調べることで、剛性に関する情報を得ることができます。
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剛性、弾性に関してはその材料で、決められた大きさの形状サンプルを作成して大型の試験機で精密に測定します。 国が定めた方法で測定できるように各地に試験場と言うのがありましたが現在ではなくなっている所が多いようです。 工業高等専門学校等ではこのような試験機を置いています。 このような試験を行うことで材料段階から品質を保証できるJIS規格が定められています。 ただし、プラスチックでは外部と内部の冷却速度が違って剛性が変わりますから材料の本来の特性を調べる時は、大きい形状の物から内部の1部を切り出してサンプルを作成するのが一般的です。 プラスチックの場合は同じ種類であっても製法、高分子の並び方等によって剛性は変わってきます。 あまり大きくは違いませんがメーカによって別の材料名を付けていますが特性表を見ると明らかな違いがあります。 プラスチックは不純物はほとんどゼロですから、剛性は規定するものではなくて測定した結果がそうなっていると言うだけです。
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- 雪中庵(@psytex)
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ブラスチックやガラスは、結晶や金属(原子の格子状の構造)ではなく、 液体としての性質がありますので、瞬間的には“剛性”を発揮しても、 長時間の荷重に対しては、それが小さな力でも大きな変形を生じます。
- tetsumyi
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抜けていた部分がありますから補足します。 プラスチックの場合は温度によって特性が大きく変わる場合があります。 特にクリープ変形は製品として重大な問題となることがあります。 クリープ変形を調べるために圧力を掛けた状態で恒温槽で過酷な条件での長時間テストを行なわないと製品としての信頼性を保障できるとは言えないでしょう。
- my3027
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>剛性とは「その物体に外力が加えられた場合における、変形のしづらさ」であると理解しています。 私も賛成です。 その要因は、弾性率と形状に依存します。曲げの場合EI、引張りの場合EA/L等です。しかし、I、A,Lはどんな物質でも設定できますので定数とします。すると関係するのはEのみです。しかし、プラスチックの場合はEは金属等に比べて非常に小さい値になります。通常金属で引張り試験で得られる方法では、Eが小さすぎて断面ネッキングの影響が大きく測定できません。従って「曲げ弾性率」とう曲げ試験で得られた値を使用します。 従って、ABS,PC,POMで剛性は規定されていません。曲げ弾性率と引張り強度位かと・・・。特にABSはエンジニアリングプラスチックではないので、その手の値はかなり低いものだったと記憶しています。