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船舶がバック(後退)する時はエンジンを逆回転するのですか?例の日・中船
船舶がバック(後退)する時はエンジンを逆回転するのですか?例の日・中船舶衝突事件に関して、「中国船は衝突後エンジンを逆回転して船を後退させようとした形跡がない・・・・・・」と記者会見で前原大臣が言いました。船舶はプロペラを回して前進・後退するものですが、そのためにエンジンまで正・逆回転するとはおもいませんが、この点如何。教えて下さい。
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大きさが数百トン以上の船のエンジンは、船を止める為には原則としてエンジン を逆回転させます。 小型のフェリーボート、レジャーボート、漁船、ヨット積載のエンジン等は自動車 と同じ構造のクラッチ付きのギヤーで逆回転させて後進させますが、4~500馬力 以上(多分)のエンジンに成ると強度上の問題からこの様な機構は取れないと 思います。 又、No.1さんの仰って居るピッチを逆にして後進させると言う事も、大型貨物船 等で使われる何万馬力と言う大型エンジンでは強度上の問題で使用可能かどうか、 どの程度の馬力のエンジン迄その様な可変ピッチプロペラが使われているかどうか、 寡聞にして知りません。 特に、最近の様に省エネ、という観点からしても、 その様な構造のプロペラにした場合、標準的な形状のプロペラと比較したとき、 推進効率に若干のロスが生じると思われますので、入出港の時にしか使わない船の 後進の為には不要と思われます。 私の知る範囲の貨物船(数千トン~数万トン) の貨物船では多分存在し無かったと思います。 従って、存在したとしても、 限られた種類の船舶では?と思います。 (中型までのフェリー等頻繁に前進、 後進等が要求される場合を除いて)。 港内で大型船の入出港の手助けをする タグボートでは従来のプロペラとは全然構造の異なるプロペラが使われて居る為 エンジンの逆回転しなくても船の前後進は出来ます。(フォトシュナイダー プロペラ)(略称VSP)と言います。 以上大雑把に船の前進、後進の為のエンジンその他、のお話でした。 PS:お訊ねの中国漁船の件ですが、若しスパイ船だったっら上記の可変ピッチ プロペラ付きのエンジンが使用されていたかも? この場合はエンジン逆回転 させなくても後進は出来ますが、もし普通の漁船なら止まる為ならエンジン逆回転 させる必要が有ったと思います。(そのエンジンの方が安価)。
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- oldstarter
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No.2です。 私的な用事で慌てて回答しましたら、一部フレーズが入れ替わって終い 失礼しました。 下記の様に御読み替え下さい。 私の知る範囲の貨物船(数千トン~数万トン)では多分存在し無かったと思います。 (中型までのフェリー等頻繁に前進、後進等が要求される場合を除いて)。 従って、存在したとしても、限られた種類の船舶では?と思います。 港内で大型船の入出港の手助けをする・・・・。
- santana-3
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エンジンは逆回転させません。 スクリューのピッチが可変出来る物は逆ピッチにします。 推進軸機構のギアの切り替えでスクリューを逆回転させる物もあります。(こちらが一般的)
お礼
簡明なご回答ありがとうございます。弊方の推測を正当化する事が出来ました。
お礼
様々な船舶についてのご解答有難うございます。例の船舶については普通の漁船と見られることから、エンジン直結の安価な推進機構を利用したものだったかもしれませんね。そうだとすると、停止・後退のためにはエンジンを逆転すると言うことにもなります。