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消毒液について教えてください。
消毒液について教えてください。 最近次亜塩素酸水という、どんなウイルスにでも万能で安価という消毒液を耳にしました。 でもそんなに万能なのに、エタノールとかイソプロピルアルコールなどの消毒液のほうが、よく使われていますよね?それは何でですか?? 塩素ガスが、発生して多少危険だということは知っています。デメリットとしては、それだけなのでしょうか?? 周りで、次亜塩素酸水を進める人がいてるんですが、怪しくて質問させていただきました。 あと、次亜塩素酸水の消毒の効果が発見されたのは、最近のことなのでしょうか?? よろしくお願いします!!
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- okormazd
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水道水は,次亜塩素酸ナトリウムで,いわゆる塩素消毒されている。次亜塩素酸を生じて,殺菌されるのだ。次亜塩素酸水といっているのは次亜塩素酸ナトリウムを溶かした水で,水道水よりは,次亜塩素酸濃度が高いのだろうが,本質的には,水道水と同じことだ。プールにも入れるが,プールの水が危険なのは,次亜塩素酸のせいではなく,おぼれるかもしれないから,監視員がついているのだ。これらは危険なほどの塩素ガスが発生する濃度ではあるまい。次亜塩素酸・次亜塩素酸塩は分解しやすく,長期保存はできない。分解すれば食塩などになって,普通は無害だ。水道水に入れる次亜塩素酸ナトリウムには,分解を遅くするために水酸化ナトリウムを混ぜている。家庭用の塩素系漂白剤も同様だ。これらを直接手などの消毒に使えば,手がぬるぬるして水で洗ってもすぐには落とせない。新型ウイルス対策で,人の集まるところなどにおかれていたのも次亜塩素酸水だが,これを手などに噴霧してもなんてことはなかったはずだ。濃度が小さいからね。次亜塩素酸水そのものが怪しいのではなくて,それが濃度やその他の物質も含めてちゃんと管理されて作られたのかの方が怪しいのだろう。アルコール類が使われるのは,安定していて保存がきく,濃度の管理もしやすい,濃いのが使われてもそれほどの害はない,金属を侵すことはない,というようなことではないか。殺菌力からいえば,次亜塩素酸のほうが上だろう。次亜塩素酸の消毒の効果が発見されたのは,古く,たぶんソーダ工業が興った産業革命(18世紀後半から19世紀前半くらい)のころだろう。いろいろな物質や現象についてやたらと危険だという人がいるが,危険なものは世の中にいくらでもある。自動車もそうだし,水もそうだし,ガソリンや電気もそうだし,予防注射もそうだ。危険があってもその性質をわきまえて使って,危険に勝る利益があれば,それらを利用することになるのではないでしょうか。要は,兼ね合いということです。
- windwald
- ベストアンサー率29% (610/2083)
次亜塩素酸そのものよりも、次亜塩素酸塩(次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウム)のほうがよく使用されています。 最近のことというか何というか、歴史は古いですよ。 早い話が塩素消毒です。 塩素は水に溶けると次亜塩素酸と塩化水素に変化しますが、このうち次亜塩素酸の殺菌力が強いことを利用しています。 ただ、次亜塩素酸そのものはすぐに気体の塩素になって飛んでいってしまいやすいので、 水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムと反応させた次亜塩素酸塩を使用することが多いです。 なお、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(+安定剤入り)は「ハイター」など、 次亜塩素酸カルシウム錠剤は「ハイクロン」などの商品名で売られており、 非常にありふれている、何の変哲もない存在です。
- elpkc
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次亜塩素酸は、ずっと以前より使われています。 次亜塩素酸は、通常次亜塩素酸ナトウリム液で使用されるのですが、 皮膚消毒には使いません。 アルカリ性のためすごく皮膚あれするためですし、塩素の毒性が高いですね。 また、器具の消毒にも、さびが発生するので、エタノールであれば、 金属器具であっても、浸漬消毒が出来ます。