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S端子とコンポジットの差について
S端子とコンポジットの差について VHSをパソコンに取り込むためキャプチャーボードを購入しましたが、肝心のビデオデッキが十年ぐらいノーメンテで酷使しさらに5年ぐらい放置していたビデオデッキなのでデッキを購入してから取り込もうとおもうのですが、この場合 S端子接続とコンポジット接続では画質に大きな差がでますか? ビデオデッキの購入のため少し探してみたのですがDVDとVHS一体型だとS端子が付いていてVHSのみの機種にはコンポジットしかついてないようなので、もしくは中古で程度のいいS-VHSとかの方がいいのでしょうか?
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はじめまして♪ VHSやβなどのビデオテープ時代は、記録時に輝度信号と色信号などいろいろ分離して記録し、再生時にミックス(コンポジット)した信号として接続していました。 このためデッキを2台繋いでダビングすると、再生時にミックス、録画時に最分離、録画後の再生で最ミックスと言う行程で画質の劣化が大きかったので、ミックス(混合/コンポジット)しない状態の信号で伝えた方が良いのではないか? と言う事で、混合する前の信号、セパレート信号用端子としてS端子が高級映像機器の一部で普及しました。 当時の回路技術と現在では多少違いますので、キャプチャーにS端子かコンポジットのRCA端子かだけで映像の優劣は言えないと思います。 キャプチャーボードの映像入力部(アナログアンプ部)の性能や設計思想によりますが、簡易回路と言いますか粗悪なパーツを用いていない限り、ジックリと比較しない限り接続形式で大きな差は無いと思って良いでしょう。 それより、トラッキングが安定した再生が可能なデッキを選択された方が、よほど良いかと思いますよ。 特にVHSの3倍モードは規格化する時に計算誤差が大きかったので、互換性が良くないですからね。(βマックの2倍モードに対抗しようと焦りすぎたVHS陣営が、β方式再生のの簡易式を流用したためなんて言う話も有りますが、真意はわかりません。苦笑) 接続ケーブルだけで考えますと、S端子の方が有利に成る場合が有り得るという事は事実ですが、そもそも再生デッキが綺麗に再生しない限り、どんなに高解像度に取り込んでも意味無しです。 がんばってください ♪
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- tama80ji
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はじめまして。 >S端子接続とコンポジット接続では画質に大きな差がでますか? これはYC分離回路の精度によります。 格安機でのS端子は画面が多少明るくなる程度でドット妨害や、クロスカラーも低減できないものもあります。総合的にはコンポジット以下の画質のものも結構あったりします。 DVD・VHS一体型、HDD・VHS・DVD(BD)一体型のVHSですが、ハード的には現在日本国内でVHSを製造しているメーカーは一社もないので、韓国・中国からVHSユニットを購入して一体化しています。 この場合は内部の信号処理ですし、PCのキャプチャーユニットとは異なり、3次元YC分離や3次元DNR、さらにTBCも装備しているのが通常なので実はこちらの方が高画質ではダビングできます。 但し韓国・中国製のVHS部で往年の日本製S-VHSのように部品の精度から高めて総合的に画質を向上させているわけではないので、回路の力で何とか画質を維持しているようなものです。 もちろん単体のVHSも現在日本国内では製造していないので、韓国・中国製のものとなりますし、コンポジットしか端子はないので、接続は選択の余地はありません。 それでもキャプチャー側に3次元YC分離・3次元DNRがあれば送り出しが貧相でも多少のリカバーは効きます。 中古のS-VHSもピンキリです。 ビクターの高級機種(型番にXがつく)や東芝の2000年前後のS-VHSはかなり高画質です。YC分離の精度も高くDNRの効果も高い。それこそ「古いテープも甦る」でしたが、現状では中古でも入手は困難です。 何せ所有者が余り手放さないので(当方も東芝A-S99を現役で使用中)。 1996~2000年頃のS-VHSがピークですが、この時代の製品は中古市場でも希少です。 入手できればベスト。 組み合わせとしてはS-VHS→HDD・DVD(BD)レコーダー、S端子となります。 PCのビデオキャプチャーはワンランク下になりますし、TBC(タイムベースコレクター)を搭載しているものがほとんど無いので、3倍モードや録画状態が悪いものでは縦線が波打つ症状が現れるものもあります。 当方はPCのビデオキャプチャーとHDD・DVDレコーダー+S-VHSで並行してアナログ資産のデジタル化しています。 まぁ重箱の隅を楊枝でほじくる格差と言われればそれまでですが。