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「ブレードランナー」 スキン・ジョブ
「ブレードランナー」でブライアント警部は、レプリカントのことを「スキン・ジョブ」と呼びます。デッカードによれば、これは、昔で言えば黒人を「ニガー」と呼ぶようなもので、差別用語だと言っています。どうして、レプリカントが「スキン・ジョブ」になり、そして、どうしてそれが差別用語なのでしょうか?。あいまいな記憶では、スキンジョブ=「皮製工芸品」=中身の空っぽな人形=人間ではない=レプリカント、というのを何かで読んだ気がしますが、自信がありません。確かでしょうか?。skin jobをalcで調べても該当する言葉が出てきません。skin job=皮製工芸品というのは、そんな英語あるのでしょうか?。
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参考まで程度の情報ですが。。 まず、映画のほうは、手持ちの3バージョンすべてで 「「ブレードランナー」でブライアント警部は、レプリカントのことを「スキン・ジョブ」と呼びます。」 まではあるんですけど、 「デッカードによれば、これは、昔で言えば黒人を「ニガー」と呼ぶようなもので、差別用語だと言っています。」 は、2バージョンではでてくるのですが、ディレクターズカットという 最後にできたバージョンでは出てきません。 しょっぱなの試写会バージョンと劇場公開されたバージョンが すでに違っていたりいろいろバージョンがあって、 全部持っているわけではないので、他のがどうかはわかりませんが。 また、原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 の方はストーリーも大分違うからか、 ブライアント警部とデッカードの会話のシーンはあるのですが、 「レプリカントのことを「スキン・ジョブ」と呼びます。」 すらない。アンディーって呼んでいる。 (但し、日本語訳なので原書がどうかはわかりません。) まあ、レプリカントという呼び名が映画が最初だったはずなので 当然かもしれませんが。 で、ついでに「ブレードランナー2」というこの映画の続編が 小説で出ていて、そこにもタブン載っていなかったと思います。 「ブレードランナー3」は未読。「ブレードランナー4」は 邦訳がでていないので当面読む予定はありませんが。 個人的には、製造工程の途中で、毛がまったくない状態なので skin で、人間の仕事の成果物だから、job(jobs?)ってことと 思ってました。 …実は、ブレードランナーって結構、謎の多い作品みたいで、 しかも、原作者は亡くなっているし、ブレードランナー2以降は別の 作家だし、原作とストーリーを変えているし、監督と主演男優の間で 見解が違うことがあったりと さて、誰の言葉を信じていいのだかよくわからない状況みたいですね。 (質問された点については統一見解があるのかもしれませんが)
お礼
回答ありがとうございました。おっしゃるとおり、「ニガー」のくだりは、デッカードのモノローグですので、ナレーションを削除したバージョンでは、消滅していますよね。しかし、「スキンジョブ」という言葉は、別段、そのセリフの有無によって、本筋に影響を与えるものではなく、私としては、単に、「トリビア」的な感覚で「スキンジョブ」を話題にしております。 しかしながらトリビアといえど、バカにはできません。この映画は、本筋の魅力も去ることながら、ささいなセリフの言葉の選び方や、小道具などにも「引用」などがちりばめられており、「スキンジョブ」もひょっとして「裏の意味」があるのかな?と考えました。 例えば、これもモノローグですが、バッティとの死闘後の、「我々はどこから来て、どこへ行くのか、そしてどれだけ生きるのか」は、ゴーギャンの絵のタイトルの引用のようですし、エスパーというコンピューター付TVでの写真の解析から、凸面鏡に映る、ゾーラを発見するくだりも、有名な絵(タイトル失念)の引用だそうです。その絵にも凸面鏡があり、その中に重要なメッセージが隠されている。