- ベストアンサー
卒論の構成とは?
- 卒論を書く際の構成について悩んでいます。
- 過去の卒論要旨を参考にしても、ゼミの教授は受け入れてくれません。
- 友人がアンケートを行った結果を使う方法もありますが、私は論文や本からの引用を希望しています。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
教授の専門は何ですか。心理統計とかではないですか。 心理学は、歴史寄り(文系)や統計寄り(理系)まであります。だから、あなたの卒論形式が文系だからです。だから、違和感があるのでは。 あなたに、科学論文の書き方を教えてあげましょう。 形式は次の通りである。 タイトル 氏名 連絡先 はじめに 「序論」にはなぜ研究したのかを書く。そして、どういう結果が得られた書く(ただし、途中過程は不要。本論で書く)。 調査方法 どのような調査を行ったかを書く。例えば、東京都新宿区のある幼稚園を3か所まわり、心理テストを行った。調査項目は音認識・記憶の認識・学習知能・適応度。しかし、本来はもっと詳しく調査方法を書く事。 結果 今回の調査の結果を書く。例えば、グラフや表を使うのも良し。その調査でどんな事実が分かったかを書く。ただし、調査結果そのものを書き、自分の意見は書くな。 考察 自分の意見を書く。その結果から何が言えるのかを書く。また、今回の調査の不備や課題を書く。今後、どのような研究をしたいか書く。 参考文献 謝辞 分からないと思うよ、文系人間には。だから、私もそれが分かってくれないのを知っているから諦めます。
その他の回答 (4)
- tknaka
- ベストアンサー率45% (225/491)
大学教員ではありませんが研究者の端くれとして。専門は歴史学ですが… 「方法」とは「方法論」のことです。それぞれの学問分野に応じた方法論が存在します。同じ学問分野でもいくつかの異なる方法論が存在し、どの方法論を利用するかによって、データの集め方、分析手法、考察の進め方が異なってきます。そのため、自分が拠って立つ方法論を明記し、その方法論に従ってどのようなデータを収集したのか、収集方法を説明する必要が出てきます。 心理学で言えば、ご友人のようにアンケートを取る方法や、限定された二種類の状況の中で被験者がどのような行動を取るかを見る実験的な方法が多様されます。「自殺」をテーマに実験をするわけにはいかないので、アンケート手法が危険がなくて良いでしょう。#3さんの提案する新聞記事の収集による疑似資料の利用は、残念ながら心理学のデータとしては、片手落ちになると推測できます。つまり、「自殺してしまった人」のデータは存在しますが、「自殺を思いとどまった人」や「自殺を考えたことのない人の自殺に関する考え方」のデータが十分に存在しないからです。分析が偏向してしまうことが容易に考えられます。自説の補強としては使えるかも知れませんが、自説展開の支柱としては弱過ぎでしょう。 下記に心理学の方法論について書かれている本を挙げておきます。自分で読んだことがないので、レベル的に良いかどうかは分かりませんが、「こんな方法があるのね」とみる分には大丈夫でしょう。 http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-52661-5/
No.2の補足です。 ぼくの毒舌に馴らされているぼくの指導学生でもない人には,最後がちょっときつすぎたかな,と思うところもありますので。 「自殺」というテーマなら, 1.公的統計を駆使する 2.新聞記事を駆使する ということで,まあ,擬似的に自前のデータができるでしょう。いずれもネットから閲覧できる範囲で。ぼくは G search というサービスの個人会員であり,数十年分の新聞・雑誌記事検索を利用することがあります。あなたの指導教員には,「ネットで助言をしてくれた同業他社の人がいて,本来なら菓子折の1つもよこせというところだ,と書いていた」と付言してください 笑。
ぼくも心理学じゃありませんが,Np.1の方のご指摘にほぼ同意です。複数(少なくとも3人)のプロが同じ受け取り方をするとすれば,つまり,頑固なのは<あなた>ということになります。 先輩の卒論といっても玉石混淆であり,「内容はカスだけど,目方が100グラム以上あるから合格最低点はつけようか」という,焼芋の安売りのようなお情け合格もあります。こんなものは参考になりません。学会誌論文を見習うほうがいいです。もちろん,卒論でそんなレベルのものは書けず,形式をまねするわけです。 たぶん,議論がちぐはぐになってしまう理由は,あなたがやろうとしている行為,つまり「論文や本を見て書く書き方」では論文としての資格がないという点にあります。たしかに「レビュー論文」という形式もありますが,古今東西の文献を網羅的に読む必要がありますので,博士論文の前書きくらいでやっと可能になるものです。 あなたの卒論で足りないのは,「自前のオリジナルなデータ」という発想です。これがあれば,なぜそんなデータをとる必要があるのか,どうやってとるのか,とったデータをどう分析するのか,どう結論づけるのか,といった流れが<自然に>できるものです。でも,いまからデータをとっていると,極度に厳しいですね。ぼくなら5月ころの演習で軌道修正を命じますし,その指導を無視して12月まで放置していたとすれば,留年を申し渡します。
- smzs
- ベストアンサー率45% (171/374)
分野は違いますが、大学教員です。 論文には決まった書き方があります。 >1目的、2方法 3考察のような書き方 この書き方は、論文の基本です。 そもそも、目的・方法が示されていなければ「論文」にはなりません。 目的では、最低限、 ・あなたの研究に関する先行研究は?(出来るだけたくさんの先行研究をレビューする必要があります) ・その先行研究は何をどこまで突き止めたのか? ・あなたは、その先行研究について、何が不十分と思ったのか と言ったことが書かれている必要があります。 >卒論要旨を参考にして 要旨は論文ではありません。というより、論文本体から目的などを省き、著者が だいたい 何を言いたいのか最低限示したものです。つまり、要旨は論文の体裁の参考にはなりません。 >先輩方もこのような書き方をしている 本当に、先輩が「論文で(要旨ではなく)」 第1章 自殺とは 第2章 自殺の問題点 第3章 自殺問題の解決法このような と言った書き方をしたいるとは、ちょっと信じがたいのですが。 仮に事実としたら、その先輩の論文は、誰がチェックしたのでしょうかね。私なら書き直しを命じます。 >ガンコな教授なので 教授の言ってることは至極当然のことです。頑固とは思いません。むしろ、質問者様が、頑固に通常とは違う書き方をしたい、と言っているように見えます。 >方法とは何を書けばいいのでしょうか? あなたは、その研究で、 第2章 自殺の問題点 第3章 自殺問題の解決法 をどのように考えたのでしょうか。 >いわゆる論文や本を見て書く書き方 これは、単に既存の研究成果を整理しただけで、研究になっていないように感じます。