>「サスペンス」は犯人が最初から分っている。(古畑任三郎やコロンボ)
>ですが、古畑任三郎やコロンボは倒叙ミステリですよね。
質問者さんのご指摘通りです。
こういう分類をしたその前番組さんの解釈間違いです。
「火曜サスペンス劇場」はサスペンスであったという前提に立てば、
最後まで犯人がわからない「火曜サスペンス劇場」は前番組さんの言い分ではサスペンスではなくなりますので。
サスペンスとミステリーを同じ土俵で分類することが間違いと言うことで。
>スリラーミステリーはどういうのですか。
ミステリーが意外な結末を迎える作品の総称としてとらえることにしましょう。
出来事や事件の大小は関係なくです。
スリラーが主人公と対峙する正体が何にせよ、
主人公に襲いかかる恐怖という明確な主題がある作品と言えます。
妖怪、化け物、幽霊と対峙するならホラーになってしまうと思いますが、
主人公の予想だにしないかつ優位に立ちにくい秘密結社やテロ集団から精神的に追い詰められたり、
命を狙われたりしていたらこれは立派なスリラーと言えると思います。
主人公が巻き込まれたテロ集団との戦いの中で、
そのテロ集団の首謀者が実は主人公のよく知っている○○で意外な結末だった。。。というシークエンスは充分に「スリラーミステリー」と言えると思います。
ドラマ「ブラッディーマンディ(TBS)」はその一つだと思います。
ドラマ「相棒」に関しては、
複数の脚本家が参加している刑事推理物というミステリーで、
スリラーサスペンス、シリアスサスペンス、コメディーサスペンス、アクションサスペンス、ホラーサスペンス、サイコパスサスペンスのてんこ盛りだと思います。
倒叙ミステリの手法を使ったストーリーもあったかな。。。
映画「犬神家の一族」に関しては、
探偵推理というミステリー作品で、
親子の情念によるスリラー、サイコ的要素を含んだサスペンスだと思います。