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千と千尋の神隠しはなぜ評価されるの？
なぜ？と思う作品がアカデミー賞をとったり、 おもしろいと評判のものが自分にはさっぱりわからないということはよくあることで、普段は気にもとめません。が、 「千と千尋の神隠し」は人に聞かずにいられないくらいどこがいいのかさっぱりわからない。 別に宮崎ハヤオ作品がきらいというわけではないです。他のものはそれなりに楽しめました。 千と千尋は伏線と思われるものに対するオチがことごとくなく、不快になるほどの映画だと感じました・・・。
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私が好きなシーンを並べると ★ススの精みたいなのがコンペイ糖に群がるとこ。 ★千尋がおにぎり食べてなくところ ★くされ神を風呂にいれるところ ★ハクが自分の名を取り戻し、空中で語るところ ほかにもいっぱいありますが、おおまかに言えばこういうところで、私は笑い、涙し、胸を打たれました。 専門家にいわせればもっと分析して、環境汚染がどうだ戦後の豊かさがどうだ成長と旅立ちがどうだ…と、言えるのでしょうが、私にはそんなことはわからないし、ただ、自分が笑えて泣けたことがすべてです。 でも人はえてして、自分の過去にわずかにでも接点があることでなければ感動はしないと思うし、本当の意味での「わかる」というのは共感でしか得られない部分があると思います。 今回、yyukkyさんがまったくこの作品に感銘を覚えなかったのは「たまたま」今までのyyukkyさんの過去において、この作品と共感できる経験がなかっただけではないでしょうか。 だから、本当にそれは「たまたま」なことだと思います。
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- kirakira_hosi
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千と千尋は子どものころ見た夢の世界が映画になったような感じがします。 暗闇と店の灯が追いかけてきて、逃げても逃げられない感じや、空を飛ぶスピード感、素敵な男の子、どこかで見たような気がする景色などです。 夢だと途中で覚めて尻きれトンボに終わりがちですが、最後まで見られてすっきり・・という感じが好きです。つじつまが合ってるような合ってない様なところも夢のなかにいるようで、私には魅力に思えます。 でも、こういう感じがすじが通ってなくて気持ち悪いと感じる方もいるでしょうね。 あの両親もそうですが、子どものころは非力で、違うと思っても変える力はなくて、困るとひたすら逃げてばかり（今も？）。 でも自分と同じように根性なしだった千尋が逃げるのをやめて、何とかやり遂げていくうちに、子どもには変えられないはずの世界を変えていく、素晴らしい冒険の主人公になっている。よーし今は大人の自分もやってみるか。なんて思って単純ですが元気づけられるところも好きなんだと思います。 私が最初の千尋と同じ情けなさを持ってるから共感するのかも知れないですね。
お礼
ありがとうございました。普段はおもしろくなければ、忘れてしまっているのに、なんでなんだぁ～と気になっていた理由が少しわかった気がします。ありがとうございました。
- harubo
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私も＃５の方と同じでアカデミー賞の理由はアメリカでの上映がディズニー配給だからだと思います。 千と千尋はとても面白いと思います。 温泉の中の場面や最初の寂れたテーマパークの場面、 電車に乗っている場面などは自分が子供の頃に見たような 懐かしい感じがしました。 内容も「もののけ姫」よりははいりやすくて良かったと 思います。 でもアメリカ人に受けるかどうかというと疑問符がついて しまい、ディズニー配給という背後のどろどろした物が 理由ではないかと思うのです。
お礼
たしかに、懐かしい風景や不思議な場所はいい感じですよね。前評判から期待をしすぎて見たのがいけなかったのかも知れません。ありがとうございました。
- emoto
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こんにちは。千と千尋は大好きです。 私があの映画を好きな理由は、（漠然として分かりにくいかも知れないですが）あの雰囲気が好きです。お湯屋のある街が、なんとなくお祭りの夜店を見ているみたいでワクワクしました。 久石譲氏の音楽がとても良く合っていて、これもワクワクしました。もっと聞きたい、もっと見たい、と感じました。 私もラストには拍子抜けしましたが、ストーリーそのものよりも映像や、音楽、キャラクターに惚れているのでまあいっか、という感じです。とにかく、何度見てもワクワクします。それだけです。 初めて千と千尋の映像を見た時、カオナシを見てハッと、一瞬で引き込まれた感じでした。カワイイ～とかじゃなくて、私が小さいときよく描いていた下手くそな絵に似ていたからです。一番好きなキャラクターです。
お礼
わくわくですね。わかります。こまかいディティールが気になってしまい、ひかかってるうちにワクワク出来なかった私は素直な感性を失っているのかも知れません。私の場合、冒頭でつめたい両親だなあ、とかなんでこの人達勝手に食べ始めちゃうの？非常識だなあとか、いとも簡単にあの世界にはいりこめちゃったのにいきなり「来てはいけない」とは何事だ、とか思ってるうちに入れこめなくなってしまいました。そうですね、映像やキャラクターを楽しめばよいんですよね。ありがとうございました。
- h_toyama
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あの映画をアメリカ人が観たところで９０％以上の人が理解できないでしょうし素直に楽しめないでしょう。ちょっと質問されてることとは外れるかもしれませんが、アカデミー賞は明らかになんらかの目に見えない意図的なものが働いています。 「千と・・・」はディズニー配給ですが、発表の前に同じディズニー製作の「リロ＆スティッチ」の紹介のほうが大きく取り上げられている、とか批判されてましたよね。ディズニー側はそんなことはない、とか反論してましたが。で、蓋を開けてみれば「千と・・・」が受賞。でも「リロ・・・」はすでに上映終了しているので名誉以外に実はなし。一方「千と・・・」は昨年末にすでに全米で３０館程度の上映館しかなし。この時点で「千と・・・」は明らかにアメリカ受けしていません。しかしアカデミー賞受賞後は７００館以上で上映されていて、賞のおかげで興行収入が現在も急増しています。これは始めに「リロ・・・」を推すふりをして、実際は「千と・・・」にオスカーを取らせたディズニーの作戦勝ち。賞を取る前の週末３日間にたった５０００ドルしか稼げなかった映画が、先週末３日間で１６０万５０００ドルも稼ぐ大化けぶりで、ディズニーもウハウハでしょうね。 今年の作品賞の最有力候補であった「戦場のピアニスト」。カンヌのグランプリも取っています。でもイラク戦争が始まってしまいましたよね。これ以上イスラム教徒に嫌われたくないアメリカ。「戦場の・・・」は迫害されるユダヤ人が主人公。この映画に作品賞を与えてしまうと、「やっぱりアメリカはユダヤとイスラエルの味方」と世界中から思われてしまいます。で、当り障りのない「シカゴ」が受賞。アカデミー賞って毎年こんなもんです。
お礼
そこまでのカラクリがあるとは知りませんでした。なるほど・・・。ありがとうございました。
- -ria-
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いわゆる「日本人の根本的思想」みたいなものがウケた、と聞きましたが。 作品の細かさとかも勿論あるんでしょうが、西洋みたいに善悪はっきりつけていない、という所が新鮮でよかったのではないでしょうか。（その辺はロードオブザリング辺りと比較すると分かり易いかと思いますが←勿論これはこれで評価高いですが。）
お礼
なるほど、西洋の人には新鮮かもしれませんね。
- kyu_chan
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好みの問題です。 「なんで、こんな作品が賞とるわけ？」と 思ってる人と 「やっぱ、宮崎！最高だ！」と思ってる人が いて、当たり前。 私はあの繊細な映画がどうしてアメリカ人に ウケたのかは解りませんが、 ここ数年、アメリカでは日本流行だったので そういう関係もあるかな？と思いました。 ＞千と千尋は伏線と思われるものに対するオチがことごとくなく、不快になるほどの映画だと感じました・・・。 そういう人は、ハリウッド映画でも 観ていたらどうだろう？ 正義！悪！はっきりしていてわかりやすいでしょ。 宮崎監督は「悪がどっちかに偏るのは変。結末が はっきりしてるのはおかしい」と 公言していますので、 この感性がわからないのであれば 「自分に合わない作品」としておけば？
お礼
いや、そうでなくて・・・。 前おきもしたとおり、感性の違いはあたり前のことで、おもしろいと思う人を責めているわけでもないのです。そして、善悪はっきりうんぬんでもなく。 たくさんの人が面白い、すばらしいと思っているので あれだけのヒットと評価を得ているのに、自分には その点がわからないので「ここがおもしろい」 というところが聞きたかったのです。 まあ、「千と千尋・・・」のいわんとする善悪やメッセージはいわゆるハリウッド映画と同レベルに単純でわかりやすいとは思いますけど。
参考URLは、以前日本ＴＶの特命リサーチで放送された『宮崎アニメはなぜ人気があるか』の内容です。 私は『千と千尋』のおどろおどろしい世界観が好きですが、知り合いのアニメ好きに言わせると、『髪の毛や草が１本１本風にたなびくのがすごい。感動する。』とかいろいろ（あとは覚えていませんが）言います。
お礼
なるほど、確かに映像はきれいですよね。
- TK0318
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面白いかは人の感性によりますから・・・ 過去のこの質問の回答を見てもらってもよく分かると思います。（実はエヴァのことが増えているだけで同じ内容の質問だったりします、でもエヴァの方はほとんど回答がないです）
お礼
参考URLの回答の 「宮崎監督が雑誌のインタビューで、この映画は私の友達のための映画だといっていた」 という点で、かなり納得がいきました。 だからあの内容なのかと。 ありがとうございました。
お礼
確かに、ひっかかる部分が多くてもそれ以上に共感できる部分あったり、よいと思える部分があれば、よいと思えたんだと思います。 私の場合お説教が大嫌いなので、この映画のメッセージてんこ盛りのお説教くさいトコロが共感部分を上回ってしまったようです。ありがとうございました。