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Lの音、Rの音
LとRの二本のマイクを使ってライブ録音をしたとします。 当然、Lのマイクにも右の方で出た音が入力されます。 それを、スピーカーで再生して聞いたとすると、右の音を左のマイクで拾った音が、右の耳でも聞くことが出来ます。 そうすると、単に音の正確さだけから考えると、スピーカーはイヤホンに勝てないと思うのですがいかがでしょうか。間違ってますか?
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はい、間違いです。 音には真っ直ぐになおかつ放射状に広がっていくという特性があり 実際に耳で聞く音も左右が主に聞く音と輻射で入っている音が 両方聞こえているので、実はそれで正解なのです。 逆にライブなどを録音したときに、ヘッドホンで聞くと 音の臨場感が現場と聞く臨場感と違うように感じるのは、 根本的に耳の位置とマイクの位置が違うことと 左右の音が主音と輻射音とがそれぞれのマイクが拾う際に 位置が違うためにもう片方の輻射音を拾う際に音の大きさや 音が変わるからです。 これでは正確な音を再現しているとは言えません。 ですので、臨場感をそのままにヘッドホン再生に対応するために 古くからとられている方法がバイノーラル録音という手法です。 ダミーヘッドを使い、マイクの位置を耳の位置にして 目の前の音源を録音するというものです。 この手法で録音された音源は通常のスピーカーでは、 普通にほぼ通常通りの音に聞こえますが、ヘッドホンで聞くと まるでその現場で直接聞いているかのような臨場感が味わえます。 ただし、これもその手法で録音された音源に限ります。 サラウンドの技術が進む前までは、通常の音源をバイノーラル音源に 加工するアンプなどがありましたが、最近はなくなりました。 左右の音の分離性という意味では、確かにヘッドホンは 正確に思えるかもしれませんが、それは本来音を出す アンプなどの特性に大きく左右されるものなので 音の正確性という意味で考えるものではないと思いますよ。
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- A88No8
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こんにちは #5です。補足です。 >耳介の複雑な形を利用して出来る音の周波数特性の変化で上下の判断していることは知っているのですが、左右に並んだスピーカーから出る音で上下が判断出来るというのには疑問が有ります。 ですよねー。 評論家さんのコメントを読むとホールの天井の高さとか音源の大きさとかに関するコメント見かけますよね。 「耳介の複雑な形を利用して出きる周波数特性の変化で..」ということがダミーヘッドを利用したバイノーラル録音の根拠なのでしょうね。 >コンサートホールで上下に演者がいたなら、部屋でライブ録音を聞くためには天井にもスピーカーをつけなければなりません。スピーカーの設置が面倒になるので、今のままで満足してるので問題はないのですけどね。 そうですね。ワンポイント録音ではなくて、マルチチャンネル録音なら当然のことですものね。 昔ありましたね、自分の周りにスピーカーを並べて聴くディスクリート4ch、マトリックス4ch音源レコードが。 ちなみにコンサートホールでは演奏者の音が天井から聴こえます。これは、楽器によって音が放射される方向がマチマチなので、裏側、左右側、天井側に反響板(平たくいえば反射板のことです。)が設置されてます。 一般のホールでもコンサート時には移動式の反響板で対応しています。 これによって、斜め上に音の出るバイオリンや真上に音の出るバスチューバ、真後ろに音の出るフレンチホルンなどが必要以上に落ち込まないで聴くことが出来ます。 ちなみにちなみにこれらの楽器を無響室に持ち込んで演奏して貰い正面で聴くとバランスがむちゃくちゃになって音楽として聴けません(笑)
お礼
なるほど。 天井からの反射を忘れてましたね。 ありがとうございます。
- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 簡単なようで奥深い話題ですね。 実際の左右に関わる事に付きましては、多数の回答がよせられて、私もほとんど同感です。 さて、上下とか出てきましたので、私の経験から一言です。(あくまでも私の感じた感想ですよ~) 数年前に蓄音機を集めている方の自慢のSP板を聴かせてもらえる機会がありました。 多分、周波数レンジもノイズが多いのでSN比もケータイの着信音より少し低音側が多くて高温側が少ないレベルかと思いますが、立体的で生々しい、演奏家の努力が伝わって来るような音楽に感動いたしました。 不思議な事に、モノラルなのにステレオより演奏者同士の距離感? 特に奥行き方向の感じが とても良く判るのでおどろいた物です。 収集家の方は「ステレオなんて、その機能に寄りかかって、真剣勝負の録音していないから、空間表現出来ない音楽が多いんだ」って 言ってましたよ。 さて、「バイノーラル録音」と言う話題も出てきましたので、私の実験結果も報告しちゃいます(笑) そもそも スピーカーとマイクは 発電機とモーターの関係と言う事で、イヤホンを耳に装着して、マイク端子に接続、 録音してみた事があります。 きちんとしたマイクじゃ無いので、こもった音でしたが、臨場感はスゴイものです。 ただ、自分が発する音、声が言語道断ですが、呼吸、つばを飲む、等 ノイズだらけ(笑) さらに 録音中に振り向いた部分なんか、気持ち悪くなりますよ(爆笑) 以上、質問に帯する回答ではございませんが、関連雑学とでも言いますか、個人的な感想を書き込みいたしましたぁ~♪ 結局は スピーカーの置かれている位置に相当する場所にマイクを置くのが一つの理想家と思います。 (じゃぁ、楽器ごとにマイクをセットして、楽器の場所に合うスピーカーを、演奏者の数準備したら完璧? なんて 空論ですね。 失礼しました~♪)
お礼
面白く読ませて頂きました。ありがとうございます。 モノラルで奥行き、また新たな謎が(笑)
- A88No8
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こんにちは #2です。 >2chで上下が分かるんですか。感覚的にはわからないでもないですが、考えると理屈がさっぱりわからないですね。 簡単に考えれば、人が2つしかない(2CH)耳で、音源を左右上下奥行きと聞き分けられるのと同じですね。 その能力を利用しているということでしょう。
お礼
たびたびありがとうございます。 耳介の複雑な形を利用して出来る音の周波数特性の変化で上下の判断していることは知っているのですが、左右に並んだスピーカーから出る音で上下が判断出来るというのには疑問が有ります。 コンサートホールで上下に演者がいたなら、部屋でライブ録音を聞くためには天井にもスピーカーをつけなければなりません。スピーカーの設置が面倒になるので、今のままで満足してるので問題はないのですけどね。
- kenta58e2
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もう良答が出てますけどね。 もしマイク2本と、そのマイクでレコーディングできるステレオレコーダを持っておられたら、試してみられれば一聴瞭然なんですけどね。 仮に左にピアノ、右にギターとして、それぞれにマイクをうんと近づけて逆側の音が入らない様に録音。 次に、ある程度は適切なマイク配置(角度)を考える必要はありますが、マイク2本ともをリスニング位置に置いてステレオ録音。 この両方の結果を、ヘッドフォンとスピーカでそれぞれ聞き比べる。 マイク2本をリスニング位置に置いた録音をスピーカで再生するのが、リスニング位置で実際に聞いた音の感じに遙かに近いです。
お礼
ありがとうございます。 一聴瞭然は確かなんですけど、音って数学的なイメージがあるので図に描いて理解したいと思います。 そういえば、昔読んだ記事に「今の若者向けのポップスは、ウォークマンで聴いたときにもっともいい音に聞こえるようにMIXしている」と書かれていました。 今だとiPodでしょうか。 iPod向けにチューニングされた音を、スピーカーで聞く、これは作者の意図した音であるか、なんて疑問も出てきましたが、話題がそれるので質問はやめときます。
- A88No8
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こんにちは 難しい疑問ですね(--; 「音の正確さ」とは、なんでしょうね(^^; ペアマイクによる録音は、音源に対して指向性のあるマイクを角度を付けて向けることによって音量差と位相差を記録します。 それをスピーカーシステムの仮想点音源から空間に放射させて2つのスピーカーの音エネルギーから音量差と位相差を合成する試みです。 よくできたシステムですと2CHでもスピーカの上下左右の広がりの他に奥行きさえも再現されるといわれます。 これをイヤホンで聴くと空間に放射しないので入力情報として音量差しかありません。 イヤホンで同様のことをするには、録音時にバイノーラル録音という人頭模型の耳の部分にマイクを仕込んだシステムを使って行ないます。 人の顔の部分であたかも耳で聴いたときの位相差も記録できると聞いています。 で、勝てる勝てないの話ですが..(--; 何処に着目するかで変わってくるかなと思われます。 ノイズや音量バランスをチェックするにはイヤホン(ヘッドホン)がいいとか、最終的にスピーカーで聴く方の受け止め方をモニターするにはスピーカーがいいとかとか..(^^; ぶっちゃけ、よいオーディオシステムをお持ちで大きな音を出せるならスピーカの方が絶対いいです。 体でしびれる低音はイヤホンでは出ません。
お礼
興味本位の質問に答えて頂き、ありがとうございます。 2chで上下が分かるんですか。感覚的にはわからないでもないですが、考えると理屈がさっぱりわからないですね。 オーディオ好きなのでオーディオ雑誌を読んでいるとき、評論家の方が「右のスピーカーの音は左耳でも聞いている。従ってiPod等は音が悪い」と書いていました。一瞬納得したのですが、のちのち今回のような疑問が出てきました。 普段はそれなりのシステムで聞いているので、スピーカーの良さは承知しておりますよ。
大元の音源を考えればわかります。 コンサート会場などで、みんなヘッドフォンをしているのでしょうか? 右のスピーカーから出ている音は左の耳でも聞こえます。 オーケストラのコンサートで、左にあるグランドピアノの音は、右の耳からも聞こえます。 音場と言う物はそういうものから作られます。 ですので、コンサート会場などで収録するマイクは、1つでLRがくっついているマイクではなく、数メートル離れた位置に天井から吊るしたマイクで収音します。 つまり、この間隔でスピーカーを設置すして再生するのが擬似理想的環境になります。 イヤフォンで再現される音は、耳の位置で収音されるもので、イヤフォンでの再生に理想的なマイクとしては、バイノーラルマイクロフォンと言うマイクで収音したソースは、イヤフォンやヘッドフォンでの再生に向きます。 また、イヤフォンは低音域は、スピーカーにかないませんよ。
補足
ありがとうございます。 いい音の事を論議するつもりはなくて、正確さだけの話をさせて下さい。 具体的に、シンプルに補足します。 右にピアノ、左にギターだけがあったとします。 音響特性とか全く同じ部屋で、同じ音を再現出来ると考えて下さい。 右のスピーカーからピアノ、左からギターの音だけが出るとすると再現が出来ますが、右のスピーカーからギターの音も小さいながらも聞こえてきて、左からもギターが聞こえてくると、実際よりも中心よりにギターがあるように聞こえるのではないかと思った次第です。
お礼
ありがとうございます。 文字だけなのに、図が見えてきました。 Us-Timooさん、説明うまいですね。