• ベストアンサー

超伝導について

物質の温度が低くなれば超伝導が起こり電気抵抗が低くなる ということですが 電気抵抗というのは電子が原子格子にぶつかることによって生じる抵抗のことだと理解しています なので温度が低くなれば原子格子が振動しなくなり電子が原子格子にぶつからないので抵抗が零になるとのことでした これは教科書に載っていたのですが いくら原子格子が振動しなくても電子が原子格子にぶつかる確率は零にはならないように思え 抵抗が零になることはないように思えます 教科書にかいてある 抵抗が零になる というのは 抵抗がほぼ零になる ということなのでしょうか? 下手な日本語でわかりにくとは思いますが 回答おねがいします

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • leo-ultra
  • ベストアンサー率45% (228/501)
回答No.3

まず超伝導ではなくて、量子力学に従う「結晶中の電子」の話: > いくら原子格子が振動しなくても電子が原子格子にぶつかる確率は零にはならないように思え このセンスは正しいです。ただし古典力学の場合です。 振動しなくても格子がそこにあれば古典力学では衝突が起こります。 ところが格子が動かないで完全な周期構造を取った場合、 量子力学ではおうおうにこういった周期ポテンシャルに対する 固有状態(ブロッホ状態)が存在するので、 電子がこの状態の場合、いつまで経ってもこの状態のままです。 (固有状態というのは時間変化しなものだから。) つまり同じ状態を取るということは、ずっと散乱されないでいる (流れ続ける)ということです。 量子力学の不思議なことの一つは、格子が完全に周期的ならば、 電気抵抗が起きないということです。 尚、この話はバンド内のエネルギーを持った電子に言える話で、 バンドギャップ内のエネルギーをもった電子は、格子の周期性のために 散乱され、そもそも固有状態が存在しません。 しかし、少しでも格子振動などで周期性が壊れれば、電気抵抗が 発生します。だから、どんなに温度を下げても、少しくらいは 格子が振動するだろうから、抵抗は完全にはゼロになりません。 そういった意味では、今の機構では完全に抵抗がゼロになることはありません。 2)超伝導のすごいところは、格子が振動して周期性が少し壊れていても電気抵抗がゼロになってしまう点です。 簡単に言うと、電子構造に超伝導Gapができて、その中に状態が存在できません。 量子力学では、ある状態iから電子の散乱が起こるためには、エネルギー則を満たす別の状態fが存在しなければなりませんが、Gapが開くので、散乱される状態が存在しないので、そもそも散乱が起こることができません。

yearpiece
質問者

お礼

私の考え方は古典力学になってしまうのですか やっぱり量子論は難しいですね 周期構造という概念がわかりずらかったのですが なんとなく超伝導の原理がわかりました ありがとうございます

その他の回答 (2)

  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.2

超伝導は抵抗値が厳密に0になる現象です。 大学生ですか? >温度が低くなれば原子格子が振動しなくなり電子が原子格子にぶつからないので抵抗が零になる こんな説明がまともな教科書に載っているとは思えないのですが、専門のきちんとした教科書ではなくて、一般向けのお話みたいな本ですか? とりあえず、その説明は根本的に間違っているので忘れてください。たとえ一般向けの本で比喩的な表現であるとしても不適切だと思います。 超伝導の仕組みは、量子(統計)力学の話になるので簡単に説明するのは難しいです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa130292.html

yearpiece
質問者

お礼

教科書を読みなおした結果 あまり詳しく書かれてないことと 私の勘違いの部分があることがわかりました 量子論はイメージがつかみにくくて苦手です(笑”

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.1

こんばんは。 通常の電気抵抗は温度に依存しますが、 超伝導は、そういった電気抵抗とは、全く違う話になります。 超伝導というのは、ある温度を境目にして、そこから下の温度は全部、抵抗ゼロなのです。 まずは、こちらをどうぞ。 http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%B6%85%E4%BC%9D%E5%B0%8E/ ご参考になりましたら。

yearpiece
質問者

お礼

温度とは関係ないのですか・・・ ありがとうございます

関連するQ&A

  • ダイヤモンドの熱伝導性

    絶縁体のダイヤモンドが熱伝導率が高いのはなぜでしょうか? ダイヤモンドでは、格子振動が金属における自由電子の役割を果たしているというのは調べたのですが、格子振動がどのように作用しているのでしょうか?

  • 熱伝導率について

    ウィーデマン・フランツ則を用いて、(1)電子による熱伝導率を求める式、(2)格子振動による熱伝導率を求める式を教えてください。

  • バンド理論と伝導性

    固体物理学を学んでいます。 キッテルの固体物理学入門を教科書として学んでいるのですが、 7章でいくつか疑問点があり、教えていただきたいです。 1.そもそも伝導帯に励起された電子がなぜ伝導を担うのか。 過去ログなりいろいろ参照したところ、電界によって加速され電流となる、とありました。 これは、緩和時間がたちもとの準位に落ち込むより前に、 電界によって傾いたポテンシャルによる流れの移動の方が早いから? と、いまいち自分の中で納得のいく理解がつかめません。 2.結局、伝導電子(しいては金属における自由電子)とは? フェルミ準位より高い準位に励起された電子が伝導電子であり、 その中でも原子にほとんど束縛されていない電子が自由電子である。 という理解をしています。 しかし、伝導電子は当然、原子核による引力を受けて束縛をされているとはずですし、 逆に自由電子と呼べるほど束縛力がない状況というのが想像できません。 どういったときに「伝導性を持つ電子」となり、「自由に動き回る電子」となるのでしょうか。 長々と書いてしまいましたが、よろしくお願いします。

  • 絶縁体の熱伝導速度は音速よりなぜ遅い

    絶縁体の熱伝導速度は音速よりなぜ遅い 個体の場合熱の正体は格子振動だと思っています。熱平衡状態ではいろんなモードの格子振動のエネルギーが最大のエントロピーを持つように分配されるのだと思っています。温度が高いのは格子振動のモードにより多くのエネルギーが入っているのだと考えています。量子力学的にいえばフォノンはボソンなので同じモードにいくらでも入ることができ、温度を上げることができると理解しています。 絶縁体の左端に熱源を接触させたとき、まず個体の左端の温度があがると思います。この状態は多くの格子振動のエネルギーの線形結合として表現できるのではないかと思います。 しからば時間がたってそれぞれのモードの固有振動数は異なるため、ただちに位相がばらばらになり少なくても音速で右方向へ熱が伝わるかあるいは拡散すると思うのですが実際は毎秒数cmぐらいで熱くなっていくようにかんじます。 そこで質問ですが、なぜ熱は超音波のように速く伝わらないのでしょうか。 どこで勘違いしているのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 金属(導体)の熱伝導が半導体や絶縁体より良い理由について質問です。

    金属(導体)の熱伝導が半導体や絶縁体より良い理由について質問です。 物理物性に基づく観点で考察しています。 いろいろな文献を調べると、金属の熱伝導が半導体や絶縁体より大きい理由は 熱を加えたとき金属の原子が振動し、自由電子がぶつかることで この振動している原子のエネルギーが自由電子に移り、この自由電子が 別の原子にぶつかることでその原子にエネルギーを伝えるというのが熱伝導で、 半導体や絶縁体は自由電子がないので金属のほうが大きいから、という解釈です。 しかし、熱伝導は自由電子だけではないと思います。 なぜならば、自由電子だけに依存するなら半導体や絶縁体は熱を伝えません。 しかし、現実には半導体も絶縁体も熱を伝えます。 なぜでしょうか? 愚考してみると、金属の場合は自由電子のほうが大きいウェイトを占めているから気づかないが、 それぞれの原子をつないでいる格子?のようなものが振動することで さもバネのように熱を伝えるので、自由に動ける自由電子より遅いのではないか。 と、思いつきました。 実際はどうなんでしょうか?

  • 物質の原子構造はスカスカであるというが

      物理の本によると、物質の原子構造は、液体であれ、個体であれ内部はスカスカであり殆ど空洞に等しいといわれています。 これは銀や銅などの電導体においても同じであるとされています。 一方、導体が電気抵抗をもつのは電流を引き起こす自由電子が原子核などに衝突して自由電子の運動が妨げられるからであると説明されています。 なぜスカスカの物質内において自由電子が原子核に衝突するのでしょうか。  

  • 超伝導実験にて…

    超伝導実験で、転移温度(臨界温度)Tcを測定する実験をやったのですが、電気抵抗と温度の関係からTcを出すのはわかるのですが、帯磁率からTcを出す方法がわかりません。そもそも実験では、帯磁率からTcをだすために、粉末状の超伝導体をカプセルの中に入れそれをコイルの中にいれて、そのコイルに電流を流し超伝導体の温度を変化させるとコイルの周波数が変化するといったことを利用しているのですが…。周波数の実験データはあるのです。周波数と帯磁率にはどのような関係があるのでしょう…。また、帯磁率と電気抵抗のTcには違いがあるのでしょうか?教えていただけないでしょうか?

  • 酸化アルミニウムの電子伝導性

    Qno.2526194の質問に対するtoboke様のご回答Ano.6に対する質問です。元々の質問から外れてしまっているようなので別に質問させて頂きました。 toboke様 酸化アルミニウムが高温で電気伝導性を示すという事ですが。興味があります。もう少し知りたくなりました。 電子伝導性と書いてあります。1200℃という温度からイオン伝導性かなと思ったのですが。 (1)電子伝導性とイオン伝導性とはどの様にして識別するのでしょうか。 (2)電子伝導性であれば金属のように光沢が出てくるのでしょうか。 (3)電子伝導性だとするとメカニズムについて何か分かっている事があるのでしょうか。 あまり難しくならない範囲で教えて頂けるとありがたいです。 よろしくお願いします。

  • 超電導物質はいくらの電流を流せますか?

    超電導物質でも大電流を流せば超電導性が無くなりますが、現在世界最高の超電導物質は1平方ミリメートルあたりいくらの電流を流すことができますか? ー質問理由- 現在電気エネルギーを大量に貯蔵出来るのは揚水発電所しかありませんが、高性能な超電導物質が開発出来れば畜エネの有力な手段になると思うからです。

  • 電流・電圧値からの電気伝導率の求め方

    電流・電圧値からの電気伝導率の求め方 こんにちは。質問させてください。 電流計と電圧計をかませた回路に抵抗を設置し、その抵抗の表面に熱電対をはりつけ、通電し、電流値と電圧値、温度を計測しました。そのデータから、電気伝導率の温度変化をグラフにしようと思うのですが、その方法に自信がありません。 R=V/Aから抵抗値Rを導いて、電気伝導率S/m=1/(R×抵抗の長さ)として出してもよいのでしょうか? 抵抗の長さを入れるだけでは、不十分な気がします。 長さは同じでも、断面積が違えば抵抗値も変わるからです。 断面積分の影響を考慮したような方法はあるでしょうか? ご教示いただけると助かります。 よろしくお願いいたします。