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謎解き重視ではないミステリー系の小説について
タイトルにもありますように、所謂純ミステリーファンというわけではありません。暇つぶし程度の読み物としてのミステリー、サスペンス系のちょっとした秀作、名作と思われるような小説がありましたら教えてほしく思います。 ミステリーに於いては一つの典型といえるかもしれませんが、犯人の殺人、事件等の目的(原因)が親しい者の庇護にあるというタイプのものです。 あからさまにそのような結末を迎えるものから、それとなく暗喩しているものまで様々という気がしますが、それは問いません。 ハードボイルド、風刺、社会小説的、国内、海外、年代に関することなく上記のようなシチュエーションのもので思い当たるような書がありましたら教えてください。
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東野圭吾さんの眠りの森とかそんな感じだったかと。
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
栗本薫「猫目石」分類:推理小説 作家探偵栗本薫が登場する4作目で伊集院大介が初邂逅する作品です。 軽井沢を舞台に起きる連続殺人に薫自身の恋愛による葛藤があります。 新井素子「あなたにここにいて欲しい」分類:SFサスペンス 親友の祥子が失踪して、主人公が追いかける話です。 1992年映画化されてます。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=87362 久米康之「猫の尻尾も借りてきて」分類:SFミステリー 大好きな祥子が殺された。タイムマシンで過去の現場に向かう主人公の話 絶版です。たまに古本屋で見かけることもありますが... http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=3982
- sosdada
- ベストアンサー率33% (265/792)
つまり、名作といわれる小説で、しかもミステリーに分類されていないがミステリーとしても楽しめる、と解釈してよいでしょうか。 とはいうものの好き嫌いがありますし、たとえば夏目漱石の「こころ」やデュ・モーリアの「レベッカ」あたりはどうでしょうか。
- bgm38489
- ベストアンサー率29% (633/2168)
謎解き重視ではないミステリーの名作!難しいですね。僕にとっては、謎解きがミステリーの原点ですから。 でも、謎解きばかりでなく、事件の展開、それにまつわる人の苦悩などが見事に描き出されているものはというと、岡島二人のミステリーですね。彼(実際は彼ら二人)の最優秀作品は「99%の誘拐」ですが、恋愛ものでもあり、青春ミステリーともいわれるものとして、「七日間の身代金」があります。 彼の作品は、一作一作が全く違う観点でかかれていますから、2冊、3冊と読んでいくうちに病み付きになるでしょう。とっくにコンビ解消しているので、30作ぐらいですが。
補足
質問文での訂正です。 正確に言うならば、親しい者の「過失」の庇護と書こうと思ってたのですが...足りませんでした。 ミステリアスとは日本語で表記すれば秘守性を帯びたものと捉えていいと思うのですが、そういった意味において推理小説に拘っているわけではなく、即ち回答者さんの「こころ」、「レベッカ」の指摘は的を得た回答と言えます。(事実私はこの2作を題名だけ認知して読まずに素通りしてます) 然しながら歴史的名作に拘っているわけでもないのです。まともに読んだことも無いのに引き合いに使うのは失礼な事かもしれませんが、例えば横溝正史はそのものと言えます。京極夏彦「邪魅の雫」の一節に「なにをして本格と言うのか」と言った類の表現があったように思いますが、尤もなことと思います。 つまりは、煩方の批評性に耐えうるものとか、多くの人に好まれるだとかはどうでもいいということです。一般的にある程度は重なるところもあるように思えますが、あくまでも個人的趣味としての読書です。 ご回答ありがとうございました。