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将棋の棋士は詰め将棋を解いているのですか?

お尋ねいたします。 最近偶然にNHKテレビの将棋番組(対戦)をみたのですが、解説の棋士がしゃべりながら、一瞬で「詰みです」と言って解いてしまいました。実戦もその通りに進行しました。 しゃべりながら考えるのって難しいですよね。棋士の方はありとあらゆるパターンを暗記しているのかなとも思ったのですが、そうなると天文学的数字のパターンになりますよね。到底不可能だと思うのですが・・・ 詳しい方に教えていただければと思います。 お手数おかけします。回答よろしくお願いします。 ちなみに私は駒の動かし方を知っている程度です。

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回答No.1

棋士は考えて「詰みです」っていってるわけじゃないんです。 見た瞬間にわかるんです。 質問者さんでも、相手の王様の二つ上に歩があって、持ち駒が金の時は、金を打って詰んでいるって、瞬間にわかると思います。 そして、似た局面で王様と歩が一段ずつ上の時は、金1枚なら、詰まないけど、金2枚なら詰むというのは、これも、瞬間にわかると思います。 将棋は上達していくにつれ、この様な、一瞬で詰むという形をたくさん覚えていきます。 私でも数百はあります。 アマチュアの強豪は数千あるでしょうし、プロ棋士なら数万数十万あるんです。 見た瞬間に詰むと確信する局面が、プロ棋士は数十万あって、そのひとつを見て、瞬時に詰むといったんだと思います。 そのひとつ手前の、詰みがありそうな局面というのもその、十倍はあります。その場合は、手順を読んでから、「詰みです」って言わなきゃいけないので、多少詰み手順を確認する時間がかかります。 なので、見た瞬間に手順を読まずにわかるんです。 私は、野球で外野の凡フライを捕球する事ができません。しかし、プロでなくても、野球できる人は、遠くにいる打者が打った瞬間に、打球の落下点がわかって、そこに向かって駆け出します。私にはとても真似できないことですが、1万回くらい外野フライを打ってもらって、補給する練習をすれば、方向くらいは間違えなくなるんじゃないかと思います。 プロはそれだけたくさん似たような局面を見て来ているってことですし、たくさん見ても、詰みが見えない人は、どんどん落ちこぼれてしまいます。最低限のレベルは、プロなら満たしていると思いましょう。詰みが瞬時に見えることに関して、天才的な能力が無い棋士は、命がけで序盤研究をして、なおかつ序盤に関しては天才的な才能があった場合、それでやっと対等になれます。 詰みが瞬間に見えるようになるのは、何度も指しているからですが、何回でみえるようになるかは才能です。また、どの程度複雑な詰みまでみるようになるかも、努力と才能です。

GDM335m
質問者

お礼

ceelee-boy様 はじめまして、回答ありがとうございます。 なるほど!考えているわけではなく努力・才能・経験の積み上げで自然と「見える」ようになるのですね! 野球の例をあげていただいて、私のように将棋を知らないものでも感覚的に理解することができました。 将棋に興味がわいてきました! 愚問に親切・丁寧な回答ありがとうございます。

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  • seiya888
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回答No.2

私は、将棋愛好家で現在の棋力はアマ1級~3級(将棋24)位のレベルですが、詰みのパターンがあり、それが脳に記憶され、一瞬で詰みを判断すると思います。私の現在の棋力では、ぱっと見た瞬間で解ける詰め将棋は、3手詰み程度ですが、以前は5手~7手詰みは一瞬で解けました。尚、奨励会レベルですと、短手数(21手まで)は、ほぼ一瞬で解きます。以前将棋道場で4段で指していたころ、2日かけて解けなく、周りの友人(県代表レベル)も解けなかった詰め将棋を、奨励会の二段の人に見せたら、5秒で解答を教えてもらいました。しかも、変化の筋まで教えていただきました。その詰め将棋が21手詰めでした。将棋を上達するのは、短手数の詰め将棋を数多く(最低1000問以上)解いていると詰みのパターンを覚えて、短時間で詰みがわかるようになります。

GDM335m
質問者

お礼

seiya888様 はじめまして、回答ありがとうございます。 seiya888さんに教えていただいた事を私なりに解釈すると、プロの方は詰みのパターンを数多く知っていて、それらのパターンを組み合わせて複雑な詰め将棋を一瞬で解いているわけですね。 それにしても、21手詰めを5秒ですか!驚きの一言です!! プロ(厳密に言うと違いますね)の方の凄さを改めて教えられました。 私のような超初心者でもトレーニングすれば少しずつ「見える」ようになるのですね! 親切・丁寧な回答ありがとうございました。

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