サリチル酸銅の性質と中和点付近での色の変化について
- サリチル酸銅の溶液を調製し、中和点付近での色の変化について説明します。溶液中の銅(II)イオンは酸性条件では錯イオンとして存在し、中和点付近で中性化された後は水酸化銅として存在します。
- 銅(II)イオンは水溶液中で錯イオンとして存在し、酸性条件ではサリチル酸と錯体を形成します。中和点付近では酸性から中性に変化し、錯イオンの構造が変化して水酸化銅となります。
- この中和点付近での色の変化は、酸性の錯イオンが中和されて中性の水酸化銅へと変化することに起因します。最初は黄緑色から淡緑色へと変化し、過剰なNaOHを加えると淡青色になります。
- ベストアンサー
サリチル酸銅
0.2M-HClO4、0,6M-KClをそれぞれ10mlずつ、0,01M-サリチル酸水溶液を40ml、硫酸銅五水和物25mg入れた溶液に、1M-NaOHを滴下していきました。 このとき、滴定の中和点付近で溶液の色が黄色に近いような黄緑から淡緑色へと変化していきました。また、そのまま過剰に1M-NaOHを加えていくと、溶液の色が淡青色になって安定しました。 それで質問なのですが、最初に調製した溶液にはサリチル酸銅が含まれていると思われるのですが、そう考えると銅の錯イオンの話ですよね?? このイオンは銅(II)イオンだと思うのですが、だとすると中和点付近で「酸性→中性→アルカリ性」とpH変化に伴って色が変化していく中で、銅(II)イオンはどのような形で溶存しているのでしょうか?? また、その色と形の関係はどうなっているのでしょうか??
- Fragarach
- お礼率65% (53/81)
- 化学
- 回答数1
- ありがとう数0
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
サリチル酸のカルボキシル基は安息香酸(pKa=4.20)より強酸のpKa=2.98(近接作用のせいで解離し易いらしい)なので、これが解離して銅に配位します。 Cu(HSal)2は淡青色、二核のCu2(HSal)4は濃緑色であることが知られています。 多分これですね。
関連するQ&A
- サリチル酸銅の立体構造
0.2M-HClO4、0,6M-KClをそれぞれ10mlずつ、0,01M-サリチル酸水溶液を40ml、硫酸銅五水和物25mg入れた溶液に、1M-NaOHを滴下していきました。 最初に調製した溶液には、サリチル酸銅が形成されていると思うのですが、その立体構造がわかりません。 http://jtnrs.com/sym22/22_141.pdf 探していると、↑に載っているサリチル酸銅の構造が一つ見つかったのですが、図書館の本で調べていると、サリチル酸銅の四水和物が載っていて、しかしその構造には銅に水分子が二つしか配位していなくてよくわかませんでした。 なので、サリチル酸銅の立体構造について分かるかた、教えてください。 また、銅IIイオンは正八面体構造をとっているのが、ヤーンテラー効果で歪みが生じ、平面四角形になって4配位しかできなくなってしまうというのは本当でしょうか??
- ベストアンサー
- 化学
- 硫酸銅溶液のキレート滴定について
約0.05Mの硫酸銅溶液を0.01MのEDTA・2Na標準溶液で滴定しました。滴下量は9.93mlでした。銅イオンのモル濃度を決定したいのですが、反応式がわからないため、計算がわかりません。誰かわかる方お願いします。
- 締切済み
- 化学
- 硫酸銅(II)五水和物を水に溶かした場合
硫酸銅(II)五水和物CuSO4・5H2Oは水にはよく溶けますが、 この固体粉末を水に溶かしたときは、イオン反応式でかくと、どういう反応が具体的に起こっているのでしょうか?もともと水和物という水と仲のよいものですが、完璧にとけていたので、 イオンの状態ですよね? 青色溶液になりました。 Cu(II)イオン自体青色ですし、厳密にはCu(H2O)4^2+が配位したものでしょうが、もともと水がまわりにある状態での変化がどうなのかが気になります。硫酸銅五水和物とは、1つの銅イオン(Cu^2+)には水分子H2Oが4つ、平面に配位していて、その銅イオンの上下にそれぞれ硫酸イオンが配位していると調べたらありました。水に溶かしたとき、硫酸イオンもどういう風に配置なっているのか。 どうぞ、よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 化学
- 銅の亜鉛メッキについて。
この間、実験で銅の亜鉛メッキを行ったんですけど、それについて調べていくうちに一つ疑問が浮かび上がってきました。実験では亜鉛粉末とNaOH水溶液の混合溶液に銅貨(1セント硬貨)をいれて加熱すると銅が亜鉛メッキされて銀色の1セント硬貨になるんですけど、考えてみるとイオン化傾向は亜鉛のほうが銅より大きいじゃないですか。それなのに亜鉛のほうが析出してくるなんておかしくないですか?誰かこの疑問に答えてください。よろしくお願いします。
- 締切済み
- 化学
- 銅の価数
ある溶液の中に、+1の銅イオンと+2価の銅イオンが混在した状態を考えたとき、この二つの量を測定できる方法を知っている方は居ないでしょうか。 ・イオンの状態が異なるので、質量分析で検出できるか。 ・+イオンのイオンクロマトはないか? ・+1の銅イオンとだけ反応する物質と+2価の銅イオンだけに反応する物質があり、適定出来ないか。 等、考えています。 だれか、良い案があったら、ご教授ください。 まず、2つのイオンが混在することがあるか。 からお願いします。 第一イオン化エネルギーと 第二イオン化エネルギーがあるから、 安定な+1イオンに変化しそうな気がしているのですが、 でも、違うような、、、 宜しくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- 銅めっき液分析(硫酸)
硫酸銅浴銅めっきを使用していて、硫酸濃度測定の際に0.5N NaOH水溶液を消費します(中和滴定) コスト削減のため、このNaOH量が減らせないかとの意見が出ているのですが、何か方法はないでしょうか? 現在文献に載っていた方法で測定してるのですが、かなり古いものでしたのでもしかしたら違う方法があるかと思い書き込むことにしました。 よろしくお願いします。 <参考>現在の方法 ?めっき液5mLに水100mLを加え、MO指示薬を数滴加える。 ?O.5N NaOHで滴定(現在40~50mL/回使用)
- ベストアンサー
- メッキ
- 銅イオンと鉄イオンの価数
銅イオンには1価と2価がありますよね。 これが pHによって変化するものなのか知りたいんです。 また 鉄イオンについてはどうですか。 この2種類のイオン混合溶液が、pH3 と 6で、イオンに変化はありますか。 調べて見たのですが、わかりませんでした。 よろしくおねがいします。
- ベストアンサー
- 化学
補足
ということは、最初はCu2(HSal)4で、さらに過剰の水酸化ナトリウム水溶液を加えるとCu(HSal)2になるということなのでしょうか??だとすると、二つの銅イオンに四つのサリチル酸が配位する構造はどうなるのでしょうか?? それと、他にも調べていて出てきたのですが、Na2[Cu(Sal)2]という化合物があるらしいのですが、今回はそのような物質は生成していないんですかね?? あと、Cu(HSal)2の真ん中のHはどういうことなのでしょうか??