審美歯科について

質問

(1)前歯を差し歯にしたいので審美歯科に行こうと思うのですが、同時に奥歯の虫歯なども治療できるのでしょうか？
それとも、虫歯は普通の歯科でということになるのでしょうか？

(2)予算上、オールセラミックまでは無理かもしれないので、1ランク下の差し歯にしようかとも思うのですが、今後オールセラミックに付け替えることも可能でしょうか？

(3)あと、大阪周辺で腕の良い審美歯科（技術力が左右すると言われたので）はありますか

どうぞ、アドバイスお願いします。

回答No.3

michael-m · ベストアンサー

1）それは通う歯医者の経営形態によって異なります。
審美歯科と言う標榜は公式に認められていません。従ってあくまでも自己主張でしかありません。
また、審美歯科と言うのは、歯科医が行う様々な治療目的の中で、「審美的回復」を主眼に置いた上での機能回復を行なう（保険治療は機能回復が最優先…なので金属冠を用いる）複合的な治療法の総称なので、独自の治療法ではありません。

a)　完全な審美歯科専門医の場合は保険医登録も行なっていないので、全て自費診療です。
b)　保険医登録がされていて審美歯科を標榜している場合は、一般の歯科医院であって矯正を行なっている医院との差はほとんどありません。
保険医は本来は保険治療を優先すべきなので、保険医でありながら自費である審美歯科を優先する事は、１）で書いたように、機能優先の保健医療の姿勢とは異なり、場合によっては法律に抵触する危険性も含んでいるともいえます。が、あくまでも歯医者の姿勢如何です。
c)　美容整形での審美歯科…本来の審美歯科が、天然歯を守る事を手段の中に入れているのに対し、美容整形での歯科は発祥的に短時間での変化を求める為に（判り易くいえば病院から出るときには治っている的な感じです）矯正を取らない場合が多いです。
この場合、「美容整形・歯科」では完全自費、「歯科医院・美容歯科」のような形態では保険との併用がありますが、後者ではb）同様に本来の保健医療とは姿勢が異なります。

２）オールセラミック以外がランクが下というのは根拠がありませんし、そのように吹聴する歯医者が居たとすれば、それは単に宣伝文句に乗ってしまったと言う事でしかありません。
オールセラミックにも金属裏装（俗称メタボン）にも保険でさえも、それぞれに長所と短所があり、患者さんの口の中の状況や咬合習慣などに合わせてどれが良いかを選択すればいいだけです。
例えば咬合力が著しく強い人にオールセラミックを入れれば数日以内に壊してしまう可能性も高くなりますから、このような場合は金属裏装にするか、見た目より機能優先で金属冠を選択すると言った具合です。

基本的に、削り方が異なる事があり、土台の調整か取替えで幾らでも変えることは可能ですが、歯医者によっては品質までかえる者も居るので気をつけましょう。
特に、上記１）説明中のb)・c)の一部や、保険はダメだとか、セラミックは一生物だとか、治療をランク分けして説明するような歯医者は要注意です。

３）私は大阪在住でないので、わかりません。

冒頭に申し上げたように、審美歯科は定まった区分けではないので、参考意見とさせていただきます。

お礼

ありがとうございます。
審美歯科とはそういう仕組みだったのですね。全く知りませんでした。

ということは、初診の診断で自由診療も選択するかアンケートをされる医院は、「歯科医院・美容歯科」とかんがえていいのですね。

虫歯の治療だけは保険治療でと考えているので、「歯科医院・美容歯科」にしようかと思います。
差し歯の種類も高けりゃいいと安易に考えるのは間違っているということですね。下の歯が一本左右の歯に押し出されて前歯の裏に干渉しているので、オールセラミックは、今はやめておこうかと思います。

回答No.2

aokisika

（１）審美歯科を標榜する歯科医院の多くでは、虫歯の治療や歯槽膿漏の治療なども同時に行います。ごく一部ですが、虫歯がないという前提で審美のみを行う歯科医院も存在しますが、通常は虫歯の治療も同時にできると御考え下さい。

（２）「さしば」という用語は、本来は戦前の技術が低く材料も十分なものがなかった時代に行われていた歯を作る方法のことで、非常に品質の低いものです。現在、「さしば」という方法で歯を作ることはほとんどありません。
しかし、「さしば」という言葉だけが生き残っており、本来の差し歯とは関係なく、種々な歯の作り方が「さしば」という名前で呼ばれており、「オールセラミックのさしば」という呼び方をする人さえいます。

つまり、SCANDALさんが「さしば」と呼んでいるものがどういうものを指しているのかをまず明確にしなければなりません。

前歯に白い歯を作る方法は数種類ありますが、代表的なものは以下の四種類です。
１）硬質レジン前装冠
２）ハイブリッドクラウン
３）セラモメタルクラウン
４）オールセラミッククラウン

１）は金属の被せ物に白いプラスティックを貼り付けたもので、保険のものがこれです。価格は数千円と安いのですが長期的には、プラスティックが吸水性があるため、食べ物に含まれる色素がプラスティック内部に染み込んで変色したり、表面のプラスティックが磨り減って内部の金属が露出したりすることがあります。

２）ハイブリッドクラウンはセラミックとプラスティックの中間の素材を金属の表面に貼り付けたものです。少し前までは「セラミックより１ランク下」というとこの素材を指しました。変色は少ないことになっていますが、私の個人的な感想としては、やはり長期的には変色するように思います。価格は５万円から１５万円程度です。

３）セラモメタルクラウンとかメタボン、PFMなどとも呼ばれていますが、同じものです。金属の表面にセラミックを焼き付けて作ります。茶渋がついたりすることはありますが、変色はしません。
少し前までは、オールセラミックの信頼性が低かったので、これが最高品質のものと見なされ、オールセラミックは実験的に行われるものと見なされていました。現在は過度期で、「オールセラミックが最高でメタボンはその１ランク下のもの」と見なす人と「メタボンが最高でオールセラミックはまだ実験段階である」と見なす人がいます。
価格は７万円から２０万円程度です。

４）オールセラミッククラウンは、CAD/CAMを応用することで信頼性が増しました。現在はCAD/CAMが主流になりつつあります。価格は１０万円から２５万円程度です。

さて、「今回はオールセラミックより１ランク下のもので治療を行い、予算的に余裕のあるときにオールセラミックに変える」ということは、技術的には可能です。予算の問題になると考えます。１ランク下のものとして、いわゆるメタボンを考えているのでしたら、審美歯科の専門家が行うと２０万円程度かかりますから、これを数年後に２５万円のオールセラミックにするよりは最初からオールセラミックの方が安いと思います。また、最初ハイブリッドにするとしても審美の専門家が治療すると、１０～１５万円程度かかるでしょうから、これを数年後に被せ直す、というのは経済的にはどうでしょう？

予算の問題であるなら、今回はランクがずっと落ちますが、保険の歯を被せておいて、数年後にオールセラミック、というのが妥当なように思いますが。

結局、技術的には可能なので、予算とご自身の価値観でお決めになるのが良いと思います。

いい歯医者さんと回り逢うといいですね。

補足

ありがとうございます。
審美歯科でも治療できるのですね。

差し歯の材質も、専門家の方々でも意見が分かれているのですね。アドバイスしていただいたように、種類はもう少し考えてみようかと思います。

”(2)予算上、オールセラミックまでは無理かもしれないので、1ランク下の差し歯にしようかとも思うのですが”
上記を書いた理由はもう一つあり、下の前歯一本が、両サイドの歯に押されて前に傾いており、上の前歯をオールセラミックにしたら、割れるおそれがあるといわれたからです。（知人で、その方は歯科医だそうです）

選択するのは自分なので、後悔のないように自分でしっかりと知識を身につけます。

回答No.1

sizensika

ご質問に対する直接のお答えで在りませんが何かの参考になれば幸いです。私達の歯は動きながら磨り減りながら時間を掛け体全体でバランスを取りながら生えてきます。前歯を治しただけで歯と体のバランスが崩れます。歯科医療等に伴う噛み合わせの不調和が原因で頭痛、肩こり、腰痛その他様々な事が起こります。
私達の歯は時間を掛け体全体でバランスを取りながら生えてきます。
歯科医療は自然の時間的変化に比べ大きな変化を与えますので体が付いて行けず、バランスを崩し上記の様な事が起こる事がありますので、治療は噛み合わせを変えない様に、最小限に少しずつ体を馴染ませながら行わなければ成りません。定年間近で歯を一気に抜き、入れ歯にしたら脳溢血を起こした人、？？学会認定と言う先生に１６本も歯を削られ動悸、首の凝り、手のしびれ等を起こした人など色々な経験をされている方が多くいます。また虫歯になったら歯医者に行き詰めて貰うのが当たり前と多くの方は思っていると思いますが、某国で学校に歯科室を作り子供達の歯をせっせせっせと詰めたら返って虫歯が増えてしまったと言う報告もありますし、某大学の研究結果では歯医者に行けば行くほど歯が駄目になると言う統計が出ています。歯科医療所詮偽物、最小限一度に治療しない事が大切、自然が一番かと思います。後悔先に立たず、安易に手をつけずよく調べ慎重になさった方が良いと思います。