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WORD SYNCやSMPTE SYNCについて
タイトルのようなWORD、SMPTE、DDS clockなど、機器を同期させて使用するための方式がいくつかあるようですが、そもそもなぜ同期させるのか等、必要性がいまいち理解できません。 このような同期を行う必要があるのは大規模な音楽制作環境だからなかなか情報が出ないということなのか、具体的なことを耳にする機会が全然なく、理解できないでいます。 具体的にどのような機材周り、どういったことをしたいときに必要なのか等、教えていただければ幸いです。 ご回答よろしくお願いします。
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専門家じゃないので、歴史的+技術的に必ずしも正しい認識ではない言い方なんですが…まぁ音響の世界に限って言えば、 ・20トラックの同時ミックスダウンがしたい。 ・でも卓は24チャンネル有るけど、記録デバイスは8トラックのテープデッキしか無い… という時代に ・では8トラックのテープデッキ3台を完全に同時に再生/早送り/巻き戻しできるようにしよう。 ・そのために1台のデッキの1つのトラックに基準時間信号を録音しておこう(マスター)。 ・他のデッキ(スレーブ)にも、もちろん1トラックに同じ基準信号を録音しておいて、3台のデッキが互いにズレが出ないようシンクロさせる目印にしよう。 ってのが、まぁタイムコードの始まりみたいなもんですね。 本当は、映像データと音響機器を同期させる技術から始まっているので、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)なんていう映像屋サイドで規格化されてきたわけですが… 今でも、プロ現場用の機器…音響と照明や舞台設備等とをリンクしてプログラミングするような現場機器…では必需なので、完全プロ用機器では同期端子持ってないと話になりませんから、必ず付いてますね。 アマユースでは、S/PdifかせいぜいADATくらいしか見かけませんから、同期の概念が希薄になっているのは否めません(むしろ音源の同期演奏の方が切実だけど、そっちはMIDIで事足りる)が、ADATにしてからが本来的にはMASTERとSLAVEを機器間設定して同期させて使うのが前提(ただ、繋ぐのは他方式と違って光ケーブル1本でよいのと、1対の機器しか繋がないならユーザー設定が煩わしくないだけ)なので、同期の仕組みが減ったり無くなったりしているわけではありません。素人は悩まなくて良くなってきているだけですね。 828mk3を中心に、ADATをデイジーチェーンするようなシステム(デジタルミキサや他のADAT機器と連携させるとか)組んだら、しっかり「同期の悩み」は出てきますよ(^^ゞ
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- popgroover
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現在はPCやMac1台でほぼ制作環境を完結させることができ、そういう場合には当然同期は必要ないですよね。 でも、以前は結構切実なものだったのです。 例えば、MacのシーケンサーにA-DATや映像機器などを同期させる場合など。Pro Toolsを使っていても、A-DATを同時に使うことはよくありましたね。 今ではアマチュアミュージシャンでもPro Toolsを使ったDAW環境を持てるくらいに価格が手頃になりました。いい時代になったものです。 昔のキーボードマガジンには、小さな家が一軒建つくらいの金額のPro Toolsシステムの広告が載っていました。 …と言う訳で、MacやPCのCPUが高性能・高速化していくにつれ、これからはもっと同期の仕組みは使われなくなるのではと僕は考えています。 MIDIインターフェイスも、これからは簡略化されたものが主流となり、いずれは必要とする人がほとんどいなくなるのではないでしょうか?
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 >昔のキーボードマガジンには、小さな家が一軒建つくらいの金額のPro Toolsシステムの広告が載っていました。 おどろきました汗 数百万でも高いと思っていたのに、やはりもっとすごい時代があったんですね。 つまり、今の機材にこれらがついているのはとりあえず「かねてからのしきたりのようなもので、アマチュアやこれからの機材を使う者にとってはほぼ不要」という認識をしてもよろしいでしょうか? >MIDIインターフェイスも、これからは簡略化されたものが主流となり、いずれは必要とする人がほとんどいなくなるのではないでしょうか? USB-MIDIに取って代わられた感がありますね。 popgrooverさんのように長らく歴史を見てきた方にとっては感慨深いのではないでしょうか・・・。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 自分なりによく理解できました。 システムを変えたり新しい機材を覚えようとするときに尻が重い私なんですが、いずれ同期の悩みが出てきたときはがんばって覚えたいと思います。 ご回答いただきありがとうございました。