電気の契約について

質問

電気工事士の諸先輩方、どうか教えてください・・・。

三相3線の動力契約で、自前でダウントランスを使って100Vにして
コンセントや照明につかったら違反だと聞きました。
しかし、動力契約の中、一つの盤の中で変圧器を使って100Vを作って、盤内ヒーターと盤内の照明にだけ100Vを使ったら違反になるものでしょうか？もしくは、一つの装置の中身の処理と言うことで違反にならないのでしょうか？
分かりにくくてすみません・・。

もう一つ、照明には100V以外使ってはいけないと聞いたのですが、
単相２線200Vの契約で照明を使用するのに問題はありますでしょうか？
先輩が「とにかく200Vで照明はだめだ！」というのですが、
理由が分からず困っています。

詳しい方教えてください。

回答No.1

x530 · ベストアンサー

> 動力契約の中、一つの盤の中で変圧器を使って100Vを作って、盤内ヒーターと盤内の照明にだけ100Vを使ったら違反になるものでしょうか？

・完全に違反です。
盤内ヒーターと盤内の照明に使用する単相１００Ｖは、主たる３相２００Ｖ動力設備の付帯外設備になります。
したがって、主たる動力契約に付随する付帯外契約を電力会社と締結して下さい。
付帯外契約を結べば「（主）三相２００Ｖ＋（従）付帯設備用単相１００／２００Ｖ」の合計容量で契約されます。
積算電力計も三相と単相の２つ組み合わせで動力契約が締結されます。

> 照明には100V以外使ってはいけないと聞いたのですが、単相２線200Vの契約で照明を使用するのに問題はありますでしょうか？

・電灯契約（５Ａ～６０Ａ）は、アンペアブレーカーの設置が義務づけられます。
ブレーカーの容量以内ならば、何を使用しても構わない契約が電灯契約です。
したがって、電灯契約で単相２線２００Ｖの専用回路に、個人で購入したヨーロッパの照明器具を使用しても問題ありません。

例として、アクアリウムの世界では、本場ヨーロッパのＨＩＤ照明２００Ｖを水槽用照明として、専用回路にて給電することは多々あることです。

お礼

分かりやすい質問をありがとう御座います。
電灯契約のアンペアブレーカーについてですが、
30Aの契約で電力メーターから一番初めに電線が入る箱に
自前で30AのELBをつけたのですが、
一般的に、これを電力会社さんは、
アンペアブレーカーともみなしてくれるものでしょうか？
続けて質問申し訳ありません・・・。

回答No.2

x530

No.1です。
自前で30AのELBをつけたのですが、一般的に、これを電力会社さんは、アンペアブレーカーともみなしてくれるものでしょうか？

・ＥＬＢにも様々な種類がありますが、単三の一般的な住宅用のＥＬＢとアンペアブレーカーは挙動が異なるためダメでしょう。

単三３０Ａのアンペアブレーカーの挙動。
中線を除く、両端（赤－黒）に１００Ｖ換算で３０Ａ以上が流れた場合に切断動作。

単三３０ＡのＥＬＢの挙動。
中線と上相の間（赤－白）に３０Ａ以上が流れた場合に切断動作。
中線と下相の間（白－黒）に３０Ａ以上が流れた場合に切断動作。
または、
中線を除く、両端（赤－黒）に２００Ｖ換算で３０Ａ（１００Ｖ換算で６０Ａ）以上が流れた場合に切断動作。

> 30Aの契約で電力メーターから一番初めに電線が入る箱に

・具体的な場所が分かりませんが、電気事業法では、次の間に接続点を設けることは禁止されています。
→引き込み口の責任分解点＝電力量計
→電力量計＝アンペアブレーカー
もしも、電力量計＝アンペアブレーカーの間にＥＬＢを取り付けたとなると、電気事業法違反になります。
また、同一スタック内（柱上トランスの２次側を共有する他の住宅）で、電力会社の工事の不手際により異電圧などを発生させた場合に、電力量計＝アンペアブレーカーの間にＥＬＢなどの接続点があると、保障の対象外になることもあるのでご注意下さい。

お礼

詳しくありがとう御座いました。
とっても勉強になりました！