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ダンサー・イン・ザ・ダーク
これ、踏んだり蹴ったり、泣きっ面に蜂どころではない、悲惨かつ理不尽極まる映画です。 ほそぼそと真面目に暮らす社会の弱者に、人為的な災難が降りかかり、運悪く最後は社会に抹殺されてしまうお話。 これって、名作?と、前評判通りには受け取れませんでしたね、私は。 辛く悲しいけど感動を呼ぶ作品としては、例えば、レ・ミゼラブル。(原作の本の方が良いけど) そういう映画です。 ダンサー・イン・ザ・ダークを見て、良かった!感動した!と言う方の、解説をぜひ頂戴したいです。
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私も、あまりに悲惨な展開にびっくりしてしまった一人です。後味も悪かったし・・・。何も死刑の場面まで映さなくたって、というのが一番ショックでした・・・ でも、何か心にざわざわと残るものがあって・・・名作ではあると思います。後味悪いながらも、私はかなり泣きましたし。 後からよく考えてみると、救いもなく、不器用なまま最期を迎えるという展開は、安易に救いが現れる、都合の良いお涙頂戴の展開には敢えてしなかったということなのでは、とも思いました。まあ、私は泣いたんですけど(汗) アメリカでの移民の生活の実際というのは知らないのですが、弱者はとことん弱者になってしまうのだ、というアメリカの現代社会での矛盾を風刺しているのかも、とも思いました。 「レ・ミゼラブル」のファンティーヌとも似ているような気がしますね、あの主人公は。無知で弱い故に起こった悲劇という意味では。 そして、私はミュージカルが好きなので、ミュージカルに救いを見出す主人公の気持ちにとても共感できました。(あんな風に現実に生活している時に空想したりするわけではありませんけど(汗)) ミュージカルが好きでない方にはわからないかもしれませんが・・・上手く言えませんけど、音楽の持つ力を強く感じました。私はミュージカルのシーンになると、なんだかすごく泣けました。 なんだかこうして書いていると、他の方たちよりは感動していたみたいですね、私(汗) 繰り返しになりますが、後味は悪かったけど、やはり名作だと思います。
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- grapo
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私も同じ意見ですね! よかった・・・同じこと思ってる人がいたんですね(^^ゞ うちの会社では泣かなかったのは私だけ。 私的には泣くどころかアノ最後は「コワッ・・」って思いましたね。 突然ぶら~んって・・・めっちゃビビッタやんけ!! 心臓ドキドキして泣くどころやなかったわ~! て感じなんですが、会社では「なかなか良かったんちゃう・・」 と言ってます(^^ゞ >ビョークってちょっと田中裕子に似てませんかね? 我が同志よ・・・ 会社ではこれも全否定されました(T_T)
お礼
>私も同じ意見ですね! よかった・・・同じこと思ってる人がいたんですね(^^ゞ 私も、回答の大多数の方が同感のようでしたので、 また、まるっきり同感でなくても、処刑のラストはひど過ぎると思ってらっしゃるのを知り、 内心、同じように安堵しました。 ところで私はハンニバルが嫌いです、サスペンスの部分は良いですが、どうしても脳みそを食べさせるシーンは 良くない!と思いました、思わず吐き気を感じるくらい不快でしたね。 あんなシーンを平気で見れる人が多いのかと思うと、気が滅入ります。 映画館の隣の若い女性達は平気顔でした、こっちの方が信じられませんでしたが。 ああいう過激なシーンを見なれる必要も無いと思うし、そういうシーンを楽しむ感覚もわからない・・・ そういうものを喜んでみる人も、なんか恐いかも。(いざとなったら何をするかわからない人間では?、精神的にそういうのが麻痺しているのではないか?と。) 話がずれまして、すみません。 回答ありがとうございました。 みなさま、そして、この作品に感動したよって回答下さった方、どうもありがとうございました。 これにて閉めきります。
- kyoko-fanfun
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私もほとんど感動しなかったんですが、一言言わせて下さい! 暗い映画だとは前もって聞いてたんですが、あれほどとは思いませんでした。 あんなに暗いんなら、何も元日のサービスデーにわざわざ行かなかったのに・・・。 つまり、01年のどしょっぱつに観たのがこれだったので、たまりませんでしたよぉ。 よりによって、お正月にこんな落ち込むような映画を・・・。涙&笑 自らも失明の危機にありながら、粉骨砕身して息子の為に働く母・・・。 ラストにゃ絶対涙でボロボロになると予想してハンカチを握り締めてたのですが、 あまりにも酷い締めくくりに口惜しくて口惜しくて! ラストのラストで必ず救いの手が現れると信じて観続けたのに、あれはないでしょう!? 他人からの厚意を受けることや、 自らの欠点や障害を周囲に知らせることの難しさについても考えさせられました。 でもあんな状況に落とされようとも、人との約束って死守しなきゃいけないんでしょうか? 全ては愛する息子の為。偉大な母の愛ってことなんでしょうけど、納得できん! 蛇足ながら、登場人物のひとりが「ミュージカルって、どうして突然歌い出したり 踊り出したりするんだ?」と聞いてましたが、私も全く同感です。 グダグダ歌ったり踊ったりする時間なんぞ省いて、サッサと次のシーンに移ればいいのに、と思うんです。 でも、ビョークの「工場の機械音や貨物列車が通過する音や ノートに速記する音がダンス曲に聞こえる」という台詞は凄く素敵でした。 毎日毎日工場の機械に追われる仕事でクサッてる方に、そっと教えてあげたい素敵な表現でした。 関係ないことですが、ビョークってちょっと田中裕子に似てませんかね? ちなみに、今年の元日は不撓不屈の青年を描いた「AIKI」を観て、良いスタートを切れました。 去年の元日はやはり暗かった「イースト/ウェスト 遥かなる祖国」を観てしまい、 (お正月早々暗い映画は観んとこ)と、つくづく思ったもので・・・。笑
お礼
>・・・・ミュージカルって、どうして突然歌い出したり 踊り出したりするんだ?」と聞いてましたが そういうものだと思って見るので、その点はあまり意識しないかな~。 お正月はやっぱり、希望に満ち溢れる作品や、笑って終わるようなのが良いですね。 回答ありがとうございました。
- namisem
- ベストアンサー率20% (4/20)
こんにちは。 「ダンサー・インザ・ダーク」見ました。 解説とは言えないですが、感想を書いてみたいと思います。 噂には聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。 はじめは、何を伝えたいのか分かりませんでしたが、段々と状況を理解するにつれ痛々しくなっていきました。 なにか、不器用な人というのはどこまでも不器用なのだな、と。 これはイヤミとかではなく、痛切に理不尽さを感じたということです…。 映画好きの友達とビデオで見たのですが、 いくら悲惨でも、不思議と涙は出てきませんでした。 わたしはこれが感動モノの映画とは違う所ではないかと思っているのですが。 確かに最後まで「悲惨かつ理不尽極まる映画」でしたが なにか大きいものがわたしの中には残りました。 名作とは思いますが、もう一度見る気にはまだなれません。 うまくまとまらないのですが、一応感想でした^^;
お礼
>いくら悲惨でも、不思議と涙は出てきませんでした。 そうなんですよね、なんか理不尽過ぎて腹が立つかんじでしたよ。 でも不思議と、忘れない、頭に残る作品です。 回答ありがとうございました。
- gon_gon
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感動した人じゃないですが、いいですか? 私の感想が、まったくもってtoyotomoさんと一緒だったので思わす・・・・ 悲惨きわまりないです!見終わった後の気持ち悪さといったらなかったです。。。 >これって、名作?と、前評判通りには受け取れませんでしたね、私は まったく同感です。感動もないし共感もありませんでした。なんで急に歌いだしたり踊り出したりするのかもイマイチ分かりませんでした・・・(これがいいのか??謎です・・・) 私より先に観た友人に感想を聞いてみた所「精神状態のいい時じゃないと観てはいけない映画だから、観る時は、よっぽど気分のハイな時に観な。」と言われて、観るまでにかなりの時間を要しました・・・・(^^ゞ 人それぞれ感性が違うので、よかった感動した。と言う人もいらっしゃると思いますが、私は、うーん(>_<)でした。 回答になってなくてごめんなさい・・・
お礼
>精神状態のいい時じゃないと観てはいけない映画だから、観る時は、よっぽど気分のハイな時に観な。」と言われて、観るまでにかなりの時間を要しました・・・・ 先に良いアドバイスをしてもらっていて良かったですねー。 感動の名作!だとばかりに、意気込んで見たもんだから・・・・。 回答ありがとうございました。
- ebinamori
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よく分かりませんがあれは芸術作品というやつではないのですか? すでに細部は全く覚えていないのですがとにかく見終わった後腹が立ちました。 だって話に無理がありすぎて感情移入もできませんでした。 カメラがゆれまくって酔いそうになりましたし。 つまり映画として評価すべきものではないと思うのです。 #1の方のようにダンスや歌が分る方に訴えかけるもので映画が好きな人に 何かを伝えたいという感じではないように感じたのですが。(私感です) 私は「レ・ミゼラブル」が好きですが(原作は読んだ事なし) やっぱり私にとって「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同一直線上にありません。
お礼
>私は「レ・ミゼラブル」が好きですが(原作は読んだ事なし) やっぱり私にとって「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同一直線上にありません。 ですよねー! >よく分かりませんがあれは芸術作品というやつではないのですか? そう思えば、少しは、思い出すあの後味の悪さが、薄まりそうです。 回答ありがとうございました。
- hmori
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とにかくビョークにつきる映画ですね。 ビョークの歌の素晴らしさだけで、 とにかくすごい映画だったと、いわざるを得ないと思います。 監督のランス・フォン・トリアーは、撮影中に何度もビョークと衝突した、 といわれています。 それがストーリーテーリングに係る問題だったのかどうかは不明ですが、 とにかく色々な問題を抱えつつのクランクアップだったと聞いています。 僕も、あのテーマをミュージカルとともに消化すること自体に疑問を憶えつつ、ヒューマンドラマとしての部分の薄さというか、あの結末にいたるまでの心理描写が不親切であったと、そう感じています。 映画が終わった後、しばらく動けませんでした。 なんとも喉の奥に得体の知れないナニカが詰まったような後味の悪さに、 どういうつもりなんだろう・・・ 何が伝えたかったのだろう・・・ と、考えさせられました。 つまり、こういうふうに考えさせられた、ということは、トリアーにとっては思惑通りなのかもしれません。 映画という表現は、なにもハリウッド映画のようにハッピーエンドでなければならないわけでもなく、ヨーロッパ映画特有の陰気な、感情を抉るような、結果として観た人にナニカを残す・・・ という方法もあるでしょう。 名作だとは思いませんが、観るべき映画、だと、 僕はそう感じています。
お礼
んー、じゃ見ても損は無かったのですねー。 >ビョークの歌の素晴らしさだけで、 とにかくすごい映画だったと、いわざるを得ないと思います。 ビョーク?ちょっと調べてみますね。知らないもので。 詳細な回答をありがとうございました。
- BOB-RooK
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賛否両論分かれる作品ですね。このサイトでも「ダンス・イン・・・」で検索されましたか? http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=461136 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=441776 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=422025 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=269208 私個人としては、とても理不尽で後味の悪い印象です。
お礼
>私個人としては、とても理不尽で後味の悪い印象です。 でしょ~?!主人もそう言っていました。 回答ありがとうございました。
私感動したんです。 解説ということ大げさなものはないのですが、何に感動したのかというと、 まず主人公がすごくダンスと歌が好きなことが伝わってきたこと。これが一番なんです。私もダンスも歌もやっている人間なので、好きっていうところに移入しやすかったのはあります。 それから子への愛情ですね。 あんなに小さく、弱い存在(主人公)の、明るく大きな愛情を表現できていたのはよかったと思います。 でも確かに理不尽で悲惨ですね。
お礼
>あんなに小さく、弱い存在(主人公)の、明るく大きな愛情を表現できていた そうですね。だからこそ、余計にひどい結末だと、感じました。 >私もダンスも歌もやっている人間なので、 そういう方もいますよね、な~るほど! (私はダンスしないから) 早速の回答ありがとうございました。
お礼
>あんな風に現実に生活している時に空想したりするわけではありませんけど あまりにも現実が辛いものだと、そうなってしまうんでしょうね、あぁ~!なんとも哀れで、どうしようもない感じです。 >・・上手く言えませんけど、音楽の持つ力を強く感じました。私はミュージカルのシーンになると、なんだかすごく泣けました。・・・・他の方たちよりは感動していたみたいですね 良いかたちで、この映画と巡り会った方なのだな~と思いました。 回答ありがとうございました。