皆様が好きな、映画の中の「名言(名台詞)」を教えてください。

質問

洋画・邦画は問いません。
年代もいつでも結構です。
映画のタイトルと、その台詞を言った俳優さん。できれば、そのシーンのシテュエーションを教えていただければ大変有難く思います。

回答No.12

ojiq

「お茶漬の味」〔52松竹.監督.脚本.小津安二郎　脚本.野田高梧〕
1.岡田「あなたは一人で複雑がっていますけどねぇ、大きい神様の目から見ると、どっちだって同じなんですよ」
2.茂吉「嫌というものを結婚させたって、君と僕のような夫婦がもう一組できるだけじゃないか」

「隠し砦の三悪人」〔58東宝.監督.脚本.黒澤明　脚本.菊島隆三／小国英雄／橋本忍〕
1.真壁「石を隠すなら石の中、人を隠すなら人の中だ」
2.雪姫「人の器量を生かすも殺すも、おのれの器量次第じゃ」
3.田所「裏切り御免」

「黒い十人の女」〔61.大映東京.監督.市川崑　脚本.和田夏十〕
1.風双葉「誰にでも優しいということは、誰にも優しくないということなんです」

「資金源強奪」〔75東映.監督.深作欣二　脚本.高田宏治〕
刑事「悪いけどな、一般の人、表出てもらおか…なんや、お前は」
チンピラ「いやあー、イッパンの人は表へ出えて」
刑事「何のイッパンや？」
チンピラ「前科一犯」

「他人の顔」〔66.勅使河原プロ=東京映画.監督.勅使河原宏　脚本.安部公房〕
1.医者「君だけが孤独なんじゃない。自由はいつだって孤独なんだ」

「時をかける少女」〔83.角川春樹事務所.監督.大林宣彦　脚本.剣持亘〕
1.和子「どうして時間は過ぎて行くの？」
一夫「過ぎて行くもんじゃない。時間はやって来るものなんだ」

「出来ごころ」〔33松竹.監督.小津安二郎　脚本.池田忠雄〕
1.喜八「いやなのに我慢して本を読むから勉強になるんだ。チャンだっていやなのに工場へ行って働くからお給金がもらえるんだ」

「独立愚連隊」〔59東宝.監督.脚本.岡本喜八〕
石井軍曹「軍隊で正義とか良心とか振りかざしてみろ。命が幾つあっても足りん」

「どぶ」〔54近代映画協会.監督.脚本.新藤兼人　脚本.棚田吾郎〕
男「誰かの二号になるんだってよ」
ツル「二号ってなんだ？」
安吉「あほ、一号の次だよ」

「どん底」〔57東宝.監督.脚本.黒澤明　脚本.小国英雄〕
1.島造「おめえ、見かけねえつらだな」
嘉平「人のつらあ、残らず見かけようったって、それは無理だよ、おめえさん」
島造「縄張のうちなら猫のつらまで知ってるんだが、おめえはどうも」
嘉平「するってえと、世間様よりお前さんの縄張がちょっと小せえってわけだ」
2.あさ「お前さん、いい人だねえ。ほんとに」
嘉平「河原の石ころさ、さんざんもまれて、丸くなったのさ」

眠狂四郎殺法帖　〔63大映京都.監督.田中徳三　脚色.星川清司〕
1.眠狂四郎「俺は人間という人間に腹を立てている男さ。そのくせ、俺も人間なんだ」

「酔いどれ天使」〔48東宝.監督.脚本.黒澤明　脚本.植草圭之助〕
1.真田「元来、医者って商売が馬鹿らしいんだから仕方がねえ。この世の中に病人がなくなったら、一番困るのは医者だろ。それなのに医者ってやつはその病人をなくすことばかり考えてるんだからなあ」

「用心棒」〔61黒澤プロ=東宝.監督.脚本.黒澤明　脚本.菊島隆三〕
1.三十郎「用心棒にもいろいろある。雇った方で用心しなきゃならんのもな」
2.三十郎「人を安く使うとかえって高くつくぞ」
3.おりん「こっちが勝ったところで、あいつを殺しゃあ50両まるまる助かるんだけどね」
与一郎「汚すぎるぜ…そんな」
おりん「お黙りッ！そのくらいのこと出来なきゃお父つァんの跡目はつげないよ！博打打ちにきれいも汚いもあるもんか！」
清兵衛「そうだ…おっ母アの言う通りだ…人殺し、盗人と言われるようにならなきゃ、蔵は建たねえ」
おりん「お前、あのサンピンを殺ってごらん…味方だと思って油断してるところを、後ろから叩っ斬りゃわけはないさ」
清兵衛「うん…少しゃ人を殺してみせなきゃ子分にもにらみはきかねえ」
与一郎「そんな…俺だって、丑寅ンとこの奴、一人斬ったぜ」
清兵衛「たかが一人ぐらい殺したからって、うぬぼれちゃいけねえ」
おりん「なんだい、この子は。何をびくびくしてるのさ。一人斬ろうが百人斬ろうが、縛り首になるのは一遍だけだよ」

「リボルバー」〔88.にっかつ.監督.藤田敏八　脚本.荒井晴彦〕
清水「向こうが忘れてくれなきゃ、こちらも忘れないということがわかった」

お礼

ojiqさん、本当にたくさん有難うございました。
というか、良くこれだけの「名台詞」をきちんと覚えてしらっしゃいますね。脱帽です。
見たことの映画の方が多いのですが、台詞だけで内容が伝わってくるものばかりです。大変参考になりました。