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ピアノの調律後、違和感があります
15年程振りに、ピアノの調律をしていただきました。 調律後、普通に弾くと違和感はないのですが、真ん中のペダル(弱音ペダル?)を踏み(下に固定して)、右のペダル(音が伸びるペダル)を踏むと、数ヶ所の音がチャイムのように複数の音が響くようになりました。 (弾き続けていると、教会のパイプオルガンのように濁った音が残っていきます。) 翌日、この旨を調律師さんに電話で伝えると、「それは普通」と言われ、鍵盤が軽くなったから以前より強く弾いた状態になり、上記の状態(真ん中&右ペダル)で強く弾くと複数の音が出るのは当たり前とのことでした。 確かに、調律前は鍵盤が重く、上記の状態では弾いても鳴らない音もありましたが、昔、頻繁に調律をしてもらっている頃でも、そのような複数の音が出ることはありませんでした。 音楽が全く苦手な家族も、違和感が分かる程です。 調律師さんは、親の知人のピアノの先生から紹介された調律師さんで、感じも良かった方でしたので信じたいのですが、今までこのようなことがなかったので、どうすればいいのか悩んでいます。 普通に弾く場合は、鍵盤が少~し軽くなって弾きやすくなっていますが、普段は上記の状態で弾くので、不協和音が気持ち悪くて弾けません。 ちなみに、24年前のKAWAIのアップライトピアノ(茶色で、当時80~90万程)を使用しており、現在錆び等もなく、まだまだ使えるとのことでした。 文章が下手で分かりにくいかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。
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調律師です。 結論から言いますと問題はなく、普通です。 なぜか?というと、マフラー(弱音)ペダルの構造自体にあります。 真ん中のペダルを踏むことにより、弦とハンマーの間にフェルトが入りその上からハンマーが弦を叩く事により音が小さくなります。 そして、フェルトは一音ずつに対してついていません。 セクション毎(3~4枚)に長方形のフェルトが付いています。 と言う事は、一つのセクションで二十数本のハンマーがその一枚のフェルトを叩くことになります。 そうすると必然的に一つの鍵盤を叩くとハンマーがフェルトを叩くわけですが、その時にそのセクションのフェルトがすべて弦側に動くことになります。 その結果、叩いた鍵盤以外の弦にもフェルトが触れることになります。 右側のダンパーペダルを踏まない状態であれば、たとえ他の弦にフェルトが触れていても音は鳴りませんが、ダンパーペダルを踏んでいる状態であれば、音が止まっていない状態になるので、フェルトが当たった結果、シャーンというような音が混ざる事がよくあります。 弱音状態にしていて、ダンパーペダルを踏でいない時にも同じように音が混ざるとか、弱音を解除してダンパーペダルを踏んで演奏すると違和感があるという場合は何らかのトラブルと考えられます。 どうしても気になるようでしたら、もう一度来てもらってピアノの中を見ながら説明を受けられると良いでしょう。
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- showado
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元調律師です。 消音用のフェルトが硬化するなどで、不具合が起きている恐れはあります。 24年で、まだまだ使えるというのは、ユーザーの意図するところと意味合いが合致しているとは限りません。 15年ぶりの調律ということは、昔ほど使っていないように思われます。その場合、アクションの各回転部分やスライドする部分で、摩擦が強くなっていることもあります。鍵盤が軽くなっている、ということは、調律師がすべりをよくしたことが考えられます。逆に言うと、使ってないのですべりが悪くなっていたともいえます。まだ、すべりが悪い部分があるのかもしれません。 やはり一度立ち寄ってもらうのがいいですね。 15年間調律をしていないのですから、頻繁にやっていたころと同じに仕上げるほうがむつかしい話です。
お礼
専門の方からのご回答、ありがとうございます。 ご回答の通り、ピアノ購入後~10年間は毎日のように弾いていましたが、ここの半年は週数回弾くものの、その間は全く弾いていませんでした。 また、長距離の引越が2度ありましたので、やはり昔のように・・とはいかないのですね。 調律していただくと、昔のように完治(?)、元通りになると勘違いしておりました。 勉強になりました。 本当にありがとうございました。
- TAC-TAB
- ベストアンサー率76% (1921/2526)
私も、それが普通だと思います。 普通だとは思いますが、念のために、その調律師さんに、「いつでも良いので、お近くに来られるときがあれば、ついでに見てください。」と言っておくのが良いと思います。人間のやることですから、ピアノの中に道具を置き忘れたり、弱音用のフェルトがまくれ上がって、弦に均等に触れていない、などの可能性が絶対に無いとも言い切れません。 調律がキチンとできた結果、共鳴が良くなったので、違和感が出るのではないでしょうか? ご承知のように右ペダルを踏むと、消音の役目をしているフェルトダンパーが上がるので、すべての弦がハープのような開放状態になり、一つの鍵を叩くだけでも、共鳴して20ヶ位の音が響きます。更に簡単なメロディーを弾くと、ピアノに張られているほとんどすべての弦が共振してチャイムのようになります。 パイプオルガンのように響いたところで、右のペダルを戻しても余韻が消えないのなら調整の不良ですが、それはどうなのでしょうか? 右ペダルを踏んで、ソシレファを鳴らし、いったんペダルを戻して、ドミソを弾いて綺麗に響くのならピアノに問題はありませんが、この場合でも濁るのでしょうか? 右ペダルを踏んで、ソシレファを鳴らし、ペダルを戻さずにドミソを弾くと、当然、音は激しく濁りますが、そのような濁り方ならペダリングの技術に問題があります。濁らないように「区切り」を入れるのが右足の仕事です。ちなみに、ピアノは右足のメカニズムで消音できますが、ハープやギターは右ペダルがないので、音が濁らないように、不要な弦を左右の手で次々と触れ消音しながら演奏しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 今は夜遅いので弾くことができないのですが、明日試してみます。 右ペダルを戻すと余韻は消えていたと思うので、やはり普通なのでしょうね。 実際、どのように弾いて・・・と詳しい説明で、とても分かりやすい回答、助かりました。 本当にありがとうございました。
- pyonpyon1
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調律が出来ていないピアノは、弦の共鳴がおこりにくく、弾いたときに単純な(言い換えると何の音かはわかりやすい)響きになります。 (同一鍵盤内での狂いが大きくなると気持ち悪い音しかしませんが) 調律の方法(平均律か複合純正律か、など)によっても違いはあるとは思いますが、きちんと調律されたピアノで右ペダルを踏んで弾くと、弾いた弦と共鳴しやすい離れた弦が鳴りやすく、また、弾いた弦が発する倍音も耳に届きやすくなるのかもしれません。 弱音ペダルを踏んだ時の方が、単弦になり、音の波が比較的単純パターンになり共鳴を誘う結果になっているのではないでしょうか? 調律された(ご質問者は響きすぎるとお感じですが)ピアノで、弾き方やペダルテクニックを正しくすることで、濁りが少なく、共鳴を味方につけてよく響かせる演奏が生まれると私は思います。
お礼
早々のご回答ありがとうございました。 10年程前から独学で弾いているので、ペダルテクニックが少し雑になっているのかもしれません。 (調律師さんの前で少し弾いたときも、「もう少しペダルは優しくね」と言われたもので・・) 新しいピアノになった気分で、今のピアノと向き合っていこうと思います。 ありがとうございました。
お礼
専門の方からのご回答ありがとうございます。 確かに、シャーンというような音です。 長年ピアノを弾いていますが、内部に関しては全く無知でした。 とてもいい勉強になりました。 本当にありがとうございました。