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奨学金返済の肩代わりは贈与ですか?

学生支援機構の奨学金を中途でやめ、今後返済予定です。 連帯保証人は父親で、 保証人が、祖父です。 祖父が、「私が一括償還で返してあげる」と言うのですが、この場合、贈与等になってしまいますでしょうか? 一括償還の金額は500万円ほどです。 なお、連帯保証の父は、普通の社会人で、返済能力はあります。 祖父は、「相続税を節税したいので、保証人になっている奨学金ぐらい自分が返しても問題なかろう」、と言っているのですが。 いかがでしょうか?

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  • Domenica
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回答No.1

個人融資審査経験者です。 2級技能士までしか取得していませんが、一応FPの資格も持っています。 お祖父さまがご質問者さまに代わって奨学金を返還した場合も、「保証人による『代位弁済』」となります。 お祖父さまに奨学金の『代位弁済』をしてもらえば、『求償権』が学生支援機構からお祖父さまに移行します。 そして、ご質問者さまがお祖父さまに返済をせず、お祖父さまも「返さなくてもいい」と言えば、お祖父さまは『求償権』を放棄したことになります。 お祖父さまが『求償権』を放棄されますと、ご質問者さまは『債務免除益』という『贈与』を受けたことになります。 (ただし、ご質問者さまが債務超過などで資力が無く、明らかに債務の返済が不能な場合は『例外』となります。) 500万円ですと、贈与税の課税対象になりますね。 保証人になっている云々は、学生支援機構との契約においての話に過ぎませんから、お祖父さまの「節税」とは何ら関係ありません。 それに、お祖父さまに『相続税』がかかる訳ではないので…。 (相続税は「お祖父さまの『相続人』」が払うものですから、その節税を考えるべきは「お祖父さまの『相続人』」になります。) 被相続財産が減るという点では、確かに「『相続税』の節税」にはなりますけれど、被相続財産が減ることが『相続人』に喜ばれるのは、被相続財産がマイナスの時くらいではないかと…。 それに、『相続税』よりも『贈与税』の方がはるかに高いんです。 そして、課税されるのは贈与を受けた『ご質問者さま』ですし…。 その対策については、こちらのサイトのQ6がご質問のケースに近いのではないかと。 http://www.mitsui-hanbai.co.jp/tebiki/mtebiki/03.html (「親」を「祖父」、「子」を「孫」と読み替えられるとよろしいでしょう。) > Q6 親が子の借入金を代位弁済する場合の取扱いは? > A 代位弁済とは、簡単に言いますと「借入金の肩代わり」です。 > 親が子の借入金の代位弁済を行った場合に、子が親に返済しない場合で親が求償権を放棄した場合には、子は債務免除益という贈与を受けたことになります。 > この債務免除の金額が年間110万円を超える場合には、贈与税の対象となります。贈与税を避けるためには、親子間借入れや相続時精算課税制度等を利用する必要があります。

starcraft
質問者

お礼

ていねいなご説明ありがとうございます。 そもそもは、父と祖父が相談して、「相続税を払うより孫の債務を減らしたほうが良いのでは?」、といったことを考えたのですが、そううまくはいかないわけですね。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • kentkun
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回答No.3

#2です。 >年間110万円ほど返済する計画を立て、 >それを祖父が返済免除してくれる場合はどうなりますでしょう? 僕なら返済免除という露骨な手段は使わず、500万円を5年程度で返済するようにして、それはそれでキチンと返済し、生前贈与はそれと別に受けるようにします。 やることは同じでも、見栄えを良くするためですが、この辺のことになると税務署の担当官との相性次第です。 出来れば事前に相談に行ってもちゃんと応じてくれますよ。

starcraft
質問者

お礼

ありがとうございます。 単純な贈与にするように考えます。

  • kentkun
  • ベストアンサー率35% (1106/3092)
回答No.2

こういう場合は、あなたが祖父から500万円を借りて それで弁済をしましょう。 もちろん祖父とは借用書を締結し、金利も定めましょう。 その分割返済金をちゃんと返していけばいいけど それが全く返されていないと贈与と認定される可能性もありますけど、ただ祖父に丸々500万円を返済されるよりはいいかな、と

starcraft
質問者

お礼

ありがとうございます。 学生支援機能の金利は、定期預金よりも高いので、 機構に借りているより祖父に借りて返済したほうが得ですね。 機構も原資の循環が良くなって、皆ハッピーですね。 一つ追加質問です。 仮にの話ですが、 年間110万円ほど返済する計画を立て、それを祖父が返済免除してくれる場合はどうなりますでしょう? 無論、計画的にやると連年贈与に当たると思いますが、 時々「今月は勘弁してやる」「お年玉代わりに免除」のように 返済免除するのは問題でしょうか? それとも、返済はきちんと行い、贈与は贈与でちゃんと受け取るのがスジでしょうか? よろしくおねがいします。

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