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妄想?名作の可笑しな内容

いきなり腐ったタイトルですいません。 教科書に載るような、題名を皆が知っているような書籍って よく読んでみると「ちょっとどうかな」と思いませんか? 例えば、 走れメロスの男達の熱い関係(表記が気持ち悪くてすいません) 舞姫での倫理観 大造じいさんと雁では爺さんが卑怯だといった事です。 他にもこの作品のココが妖しい、 実際にありえない展開の作品など教えていただけませんか?

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noname#83369
noname#83369
回答No.3

文学は、どんなに突飛な展開でも、作者の体験をもとに書かれています。 走れメロスの、投げ身的ともいえるほどの友情も、太宰治の過去の経験からの、それなりの根拠を持って書かれているはずです。特に思春期には男でも女でも、常軌を逸したような強い信頼関係を築くことがあります。 しかしここが重要なことですが、その体験に、大きな嘘(ありえない状況)を仕込みます。それを原動力に物語を書き進めるのだと思います。 そういう意味で、いわゆる名作は皆「ちょっとどうかな」と思うところを大いに持っています。まったく僕も同感です。 例を挙げればきりがありませんね。 ・「箱男」(安部公房)  これはある男が、段ボール箱を頭からすっぽりかぶり、そこに覗き窓を開けて、盗撮やストーカーのようなことをしながら、街を徘徊する話です。  で、そういうおかしな行動への欲求は、わりと誰の心にもあると思うんです。「箱男」はありえるんです。でも、状況として実際その話に出てくるようなきわどい状況は、持続し得ないのだと思います。それがなぜか成り立っているところが、大きな嘘で、その作品の原動力でもあり。面白いところだと思います。 ・川端康成の作品は、ほとんど、主人公の男が旅行先などで、行きずりの女と怪しい関係になる話ばかりです。「雪国」そうです。それは容易にありえる状況だと思いますが、物語の中では、その綱渡り的状況が、いかも当たり前のように、容認されて進行して行きます。そこが嘘だと思います。 僕は、はじめ川端康成が好きで随分読みましたが、だんだん主人公の淫蕩に嫌気がさしてきて、どうでも良くなりました。いまでも、読んで面白いことは確かです。

tosetiyo
質問者

お礼

共感していただけて嬉しいです。 題名に強いフェティシズムを感じました。さっそく図書館へ向かわねば。 川端康成とは懐かしい。模試で何度かお世話になった方です。 しかし多情な主人公が多いって事は……。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • ASAYOSHI
  • ベストアンサー率42% (358/834)
回答No.2

筆頭に挙がりそうなので。 『源氏物語』 プレイボーイなんてあんなものさといえば当たり前なんですが、「現代日本の倫理観を持った、モテない男」視点で見ると、「ただのただれた女性関係」というか、「おそろしく女性にルーズな野郎」の物語ですよね。 なんせ、幼女、少女、人妻、醜女……えーと、自分の娘はさすがになかったっけ? スバラシイほどに見境のない活躍ぶりです。 現代ドラマに翻案したら、かなり笑える作品になりそうです。

tosetiyo
質問者

お礼

初めて授業で登場したのが中学だったという事に今更ながら驚きを隠せません。その時の感想は、 「それ何てエロゲー?」 映画なら見たことあります。『千年の恋』だったかな。 また、とあるホームページでは光の君が変態ドSだと書かれてました。 どちらも違った風情で面白いです。 回答ありがとうございました。

  • ozunu
  • ベストアンサー率14% (240/1644)
回答No.1

フィクションですから。 昔、某漫画家が読者から、「あんたの作品はご都合主義ばっかりだ」と言われて、「ご都合主義じゃないフィクションがあったら教えてくれ」と返したのを思い出しました。

tosetiyo
質問者

お礼

文学もエンターテイメントですからね。 作者も売れないよりたくさん手にとってもらえる方がよいのでしょう。 回答ありがとうございました。

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