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CADソフトの基本的考え方について
簡易的なCADソフト(AutoCAD Lite, JWW)などをマニュアルを見ながら勉強しています。両方とも出始めのところでつまづきを感じています。 いずれのソフトも操作が感覚的な感じがしています。マウスでクリックしながら線をひくわけですが、マウスというのは感覚による操作です。マウスの位置は、数値として表示されるわけですが、数値が先に指定されるべきだと思います。CADは、本来数値に基づいた厳密なデータによって線を引くべきだと思います。すなわち、データが先にあってそれに基づいてペンアップ・ペンダウンして線を引いていけばよいはずですね。極論すれば、本来CADはマウスが不必要なものではないかと思っています。微調整にマウスを使うことはあると思いますが。 また、すべての作図がそうだと思いますが、構図(原点の座標がどこで、キャンバスに対してどれくらいの範囲で図を描くなど)もマウスでただ線を引くという操作とは違うように思います。 数値データから先に入るCADの説明ってないでしょうか。 以上のような疑問がずっと続いています。すなわち、私はCADソフトとCGグラフィックスのドロー系ソフトとの区別が付いていないのです。 どのように考えていくのでしょうか。
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- guchiyama
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機械設計者です。 CADオペと言われるような、決まっている物を 図面化または、清書するだけの使用用途では、 上記質問の様な機能の方が良い場合が有るかもしれません。 しかし、CADとは、本来設計補助のもので、 多くの場合は、トップダウンによる設計が行われます。 つまり、組図を書いて、部品展開ということです。 その場合は、図面を見ながら、ここにこれだけのスペース ができたから、こんなモンかなというだいたいの 線を引く必要があり、マウスレスで数値指定では、 直感的な位置が分かりづらく、現在のシステムの方が、 向いていると感じます。
- jw_work
- ベストアンサー率51% (24/47)
スクリプトで描写するとは自動作図することであるならJWWは座標ファイル描写機能や内部データも公開されてますし、簡単に作れます。私もVBなど使ってパラメータ入力による自動作図ソフトを作ったことがあります。(簡単なやつですが)私的意見ですが、スクリプトによる自動描写は単純作業では威力を発揮しますが、構造等を検討しながらの設計向きではないと思います。
- demio
- ベストアンサー率13% (200/1473)
今のようなcad/camが無い頃には、NC工作機械を動かすデータを作るための装置として「自動プログラミングシステム」があり当時使っていました、紙に書いてある図面を見ながら数値を入れて操作して図面の形状を入力するのですが、入力する装置はキーボードとタイプライタ形式のプリンタです、マウスどころかCRTも無い装置ですから形状を確認するには全部入力してからプロッタで紙に書かせてやっと目で確認できるわけです 線一本でも2点 (0,0)(100、50)や 円でも中心と半径c(0,0)50R とかで入れますが 思いどうりにはなかなかいかず、ひょうたん型の輪郭でも円が逆周りしたりしてプロッタで見て修正の繰り返しのようなものです、 このような数値入力で立体的な形状にも操作していたのですから今では考えられないですね マウスは紙に鉛筆で定規やコンパスで線を引いて図面を書く代わりなので紙に書く図面を経験した人にはなじみやすい操作です、 しかし、メニュー画面にマウスでクリックするのは無駄だとは思います ショートカットでキーボートで使いやすくなっていればそれをつかいます
ANo.3で回答した者です。 私の書き込みに補足です。 数値とは座標値と言う意味ではありません。色々な意味での「数値」です。 私も作図する際、絶対座標を気にしながら作図するなんて事はありません。 あるオブジェクトや点からの相対座標は気にしますが。 白紙から作図する際、初めに描く物はなんでしょう? 人それぞれだとは思いますが、私の場合、中心線から書く事が多いです。 その中心線の長さは? 出来上がりの図形の大きさが100mmくらいなら、120や150mmと長さを指定して引きます。 適当な長さの線や構築線を引いて、後で切りそろえる方法も有るでしょうが、 手書きの頃から図面を描いている私には、違和感を感じます。 中心線を適当な長さで書いた場合、その両端点は意味の無い点です。 根拠を持って、長さ指定した中心線であれば、その両端点は意味のある点なのです。 形の定まっていない図形を試行錯誤しながら描く場合でも、 何かしらの根拠を自分でつくり、数値を決めて作図します。 そして、色々な条件や計算に基づき、「ここを10mm小さくしよう」とかの調整をします。 どんなCAD操作をするにしても、何かしらの数値を頭の中に思い浮かべながら作図しています。 手書き図面の時代を経験した事のある人であれば、皆やっていることではないでしょうか? CADの時代になって、仕上がりの大きさを気にせずに作図する人も増えてきました。 後で、尺度(図枠)の調整をすれば良い。と思っている人の方が多いです。 現在では、それも間違いではない(逆に合理的なの)でしょう。 古い人間のたわ言でした。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
>>極論すれば、本来CADはマウスが不必要なものではないかと思っています。微調整にマウスを使うことはあると思いますが。 昔、設計事務所でCADを操作している女性を見たとき、電光石火のような速さでキーボード入力を行っていました。あまりの早さに画面表示が追いつかない状況でしたね。また、マウスの代わりに、十字ラインの入ったルーペがあるマウスを使っていましたね。ただし、あまり、そのマウスらしきものは使っていませんでした。微調整なんて手間かかることはほとんど無いように見えました。 それまでのCADソフトの操作イメージとあまりに違うので驚いたのですが、彼女たちは、「できるだけ速く、正確な図面を描く」(納期がキツイ&残業やりたくないから)ということで、そうなったのだと思います。 ただし、彼女たちは、「設計」を行ってはいません。「清書」だけなので、「この梁がぶつからないように微調整して・・・」なんて作業は無いようでした。 質問者さんの使われているソフトも、たぶんマニュアルを見てキーボード・ショットカットを多用すれば、ほとんどマウス無しで操作できると思うのですけどね。 >>私はCADソフトとCGグラフィックスのドロー系ソフトとの区別が付いていないのです。 どのように考えていくのでしょうか。 CADソフトは、設計済みの決まった図面を入力していく。CGソフトは、設計というか、最終の絵がアイマイなまま、創作性を発揮して入力するって感じではないでしょうか?前者は入力中に勝手な図面修正は不可でしょうが、後者は、「こっちのほうが美的に良い」と思えば、わりと自由に大きさや形を変えることもOKだと思えます。なので、微調整が可能なアナログ的なマウス操作等が多くなると思えます。
お礼
回答、有難うございます。 この女性の場合、自分の中に能動的にデザインに関わっていくという面はほぼゼロであり、数値情報の言われるままにキーボード+ショートカットを使ってプロットしていくわけですね。人間XYプロッタとも言えると思います。この女性には申し訳ないですが、この部分は座標値が明示されたファイルを受け取ったCADソフトが描画しても良いわけですね。CADである必要さえないとも言えそうですね。 CGだとやはりアートであり、自分の心象風景を描いていくわけですね。また、CADでも実在しないものをアレコレ創造していくツールとして使うことも多いと思われます。
- saltmax
- ベストアンサー率39% (2998/7600)
CADが設計支援ツールである限り 人間と道具としてのCADを繋ぐユーザーインターフェースとして マウスあるいはトラックボールなどが不要とはならないでしょう。 考える、創るという行為を支援することを目的とした場合 人間が道具によって考えることが楽になる、快適になる、早くなる という主たる目的が達成できないと道具とは言えません。 予め測定された座標点が既知である場合に 作図を自動化するなどの目的や 既に形がある物を計測して図面化するなどの 目的に於いては 確かにマウスも不要かも知れませんが、 何も無いところに設計する作図すると言う行為を行う場合に 予め座標値を計算するということは 既に設計が済んでいることに他ならず 本末を転倒しているのではないでしょうか。
お礼
回答、有難うございました。何もないところから何かを創造するためにCADを用いるという場合、全体的な大きさなど大雑把なところから入って構図を決めて..という風に進むと思います。心象風景のデッサンという感じで、マウス操作で操作が感覚的になることも許されるかも知れません。現物がないので正解がないとも言えます。 私の場合は、現実に存在しているものの形状に対して線を引いてその詳細を紹介するという風に考えています。ですので数値優先であり、マウスも援用するということを考えています。先に数値ありということを前提とした場合、どのようなCADがよいでしょうか。さらに、現物はあるけど形状の数値なしという場合もあるのですが。
>数値が先に指定されるべきだと思います。 >CADは、本来数値に基づいた厳密なデータによって線を引くべきだと思います 全くその通りです。 目的を持った図を描こうとすれば、数値が無いと描けません。 適当な(あいまいな)大きさで描く場合もありますが、それでも無造作にマウスで線を引くのではなく、 切りの良い数値「100」とか「1500」とかで描きます。(後の調整・編集が楽になります) >極論すれば、本来CADはマウスが不必要なものではないかと思っています。 AutoCADではそれが可能です。(JW-CADは判りません。) AutoCAD(LT含む)には「スクリプト」と言う機能があります。 これは、キーボードから入力する文字や数値をテキストファイルに羅列した物です。 このテキストファイル(スクリプトファイル)を読み込むことによって、 キーボードで入力したのと同じ事が一瞬で行われます。 業務の中で、同じ操作を何度もやるのでしたら、スクリプトファイルを作っておくと、 時間の短縮につながり、ミスも軽減できます。 少し、横道に逸れましたが、 スクリプトでは、マウスで操作しなければならない操作は記述できません。 キーボード操作のみ記述できます。 それでも簡単な図面でしたら、自動作図する事ができます。 つまり、マウス無しで図面が描けるのです。
お礼
回答有難うございました。 スクリプトファイルとはすなわち、数値とかコマンドが入ったテキストファイルと思います。XYプロッタのデータファイルとも言えそうですね。また、ポストスクリプトファイルも描画(ペンアップ・ダウン・ドロー)のデータとコマンド群ということですね。 CADソフトをそのような目的で使う(数値どおりに線を引かせる)ということなので、デザインという意味合いが少ないとも言えます。
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
大抵のCADにはキーボードから座標を指定する機能もあると思います 私のはCG用のCADですが両方の機能がありますよ マウスによる座標の移動量も可変になっているはずです
お礼
回答有難うございました。 そのソフトは何でしょうか。 AutoCAD, JWWなども数値入力(長さだけでなく、座標点も?)できる機能はあると思いますが、勉強を開始した時点で説明されるのがマウスによる描画方法です。 数値入力の仕方が簡便に説明されているでしょうか。 たいてい、座標の数値が入っているテキストファイルを指定するというものだろうと思いますが、そのテキストファイルの仕様などが細かいように思います。
- URD
- ベストアンサー率21% (1105/5238)
AUTOCADの基本操作というか 取り組み方から間違えています。 実務として使っていれば自然にその概念を身につけるでしょう。 原点をどこにするか という点は無視しますが、 基点から水平に3005mm右に という線を引く場合マウスだけでは不可能ですし、キーボードからのコマンド入力だけでは手間も増えます 線を右にマウスで引き長さを入力するだけです あるいは仮に長い線を引いておいて後から必要な長さに切り詰める という操作もありますね。 2本の直線の交点から、別の円と曲線の交点までの半径の円を描く なんて操作、マウスなら2秒で出来ますがマウスなしならその交点座標(循環小数座標かもしれませんね?)を求めるだけで気の遠くなるような計算が必要です。
お礼
回答有難うございました。私は実務としてCADを使うというよりも、科学技術ある分野の人間が例えば、実験装置の構造とか機械の配置、物体の形状がどのようになっているかを示すために使うという立場です。物が先にあるというのがとりあえず前提となっております。寸法もとりあえず測ればあるという状況で、数値だけから図面を起こすという使い方になります。私の場合、CADとは良いながらDesignの意味合いが薄いわけですね。 現物が何もない状態で諸条件を満たすものを創製するという場合、マウスによる感覚的操作(とはいえ、内接円などは迅速に厳密に引ける)も成り立つとは思います。
お礼
回答有難うございました。 人間が手で作図する場合、相対座標・絶対座標の変換が感覚的に出来ているのだと思います。それで桁は荒っぽくても図面のサイズ、縮尺などを勘案して最適なものを大雑把にでも認識できると思います。 一方、機械的作業と考えた場合、やはり絶対座標がすべて取得できているということが強いと思います。絶対座標だけから相対座標を算出することは容易ですが、相対座標だけから絶対座標を求めることは出来ませんね。絶対座標の情報を用いてペン操作(ペンアップして移動、ペンダウンして移動してペンアップ)すれば作図が完了すると思っています。 それが簡単なスクリプトでできなかなと思っています。