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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:B777にウィングレットが装着されていない理由)

B777にはなぜウィングレットが装着されていないのか?

GOOD-Frの回答

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  • GOOD-Fr
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回答No.5

「なぜそういう設計をしたのか」、これは設計した本人にしかわかりません。 ですから、この回答は想像の産物です。それをふまえたうえで。 純粋に空力的に考えれば、同一幅の主翼でウィングレットのあるものとないものを比較すれば前者が有利です。なので、777 がなぜウィングレットを採用していないか、と想像すると、1) 必要ないと思った、2) つけなくても十分性能が確保できると思った、3) つけられない理由があった、といったところではないかと思います。 ところで、先ほど思い出したのですが、777 は当初の設計段階から F/A-18 戦闘攻撃機のような主翼の折りたたみ機構が標準装備されることになっていました。機体の大型化に伴い横幅が広がってしまうのを防いで地上ハンドリングを向上させるために左右それぞれの主翼の中央付近から上方に折れ曲がって 767 並みのスペースに駐機可能である、としていたのです。しかし、構想段階で全日空などから反対が出て、この装備はオプションとなりました。(主翼が重くなり効率が悪くなる、故障の可能性がある、地上ハンドリングに目をつぶっても余計な装備をつけたくない、などの理由による) 結局、このオプションはどこの航空会社も発注しなかったため、数年前にオプションからもなくなりましたが、それまでの期間ボーイングは「発注があればいつでも製作にとりかかる」としていたのです。 もしかすると、この折りたたみ機構とウィングレットの併用に潜在的な問題を見つけて、当初はシンプルな主翼として設計されたのかもしれません。 その後、派生形を作るときに超長距離と大型長距離という、-200LR や -300ER で主翼の大幅な再設計を行なったのでしょう。結果、ウィングレットのような効果があるレイクドウィングチップが採用になったのではないでしょうか。このウィングチップはウィングレットよりも翼端延長の効果が高いため、おそらく効率がよいはずです。(そのかわり、横幅が増大することになるわけですが) ウィングレットやウィングチップですが、受領後も改造して付けたり外したりできないわけではありません。747-400 ←→ 747-400D 間の改造はボーイングが正式にサポートしていて、指定の工場で一晩程度の作業を行なうことで改造することができます。ただし、改造回数は二回までに制限されています。全日空の 747-400 の中にはこの改造を受けた機体が複数あり、一部には二度の改造を受けた機体もあります。改造を手がけた工場は全日空の羽田整備工場だったはずです。 ところで、全日空では 767-300ER にウィングレットを装着する計画を先日発表したばかりで、設計はボーイングの関連会社が手がけたようですね。 http://www.ana.co.jp/pr/08-0709/08-089.html もしかすると、この改造は 787 の受領遅れの埋め合わせなのかもしれません・・・。

noname#67881
質問者

お礼

>この回答は想像の産物です。それをふまえたうえで。 はじめに、こう書いて下さることは、ありがたく思います。 この場でのことではありませんが、事実なのか、推測なのか、よく分からない記述に出会うことがたまにあるからです。 ここでの質問は、「事実、または事実に近い情報としてもしご存知であればお教えいただきたい」という気持ちで書きました(文章能力が至らず、質問文ではそこまで表現できませんでした)。 回答の4~5行目の「1) 必要ないと思った、・・・」でまとめてくださったように、推測ではさまざまな可能性が考えられますので。 結論として、「なぜウイングレットがないか不明」ということですね。 また、ここまで航空機に詳しい方もご存知のないことから、ウイングレット未装着の理由は一般に流布している情報の中にないと思ってもいいのかもしれません。 B777は成田発着の半数以上を占めるベストセラー機ですが、ウイングレットが無いことで何となく旧世代機のように見えてしまいます。 >777 は当初の設計段階から F/A-18 戦闘攻撃機のような主翼の折りたたみ機構が標準装備されることになっていました。 この話は初めて知りました。 >もしかすると、この折りたたみ機構とウィングレットの併用に潜在的な問題を見つけて、当初はシンプルな主翼として設計されたのかもしれません。 新しい技術を盛り込むときは、周辺を単純な機構にして、不測のトラブルに備える手立てを取りますので、これは十分考え得ることですね。もちろん、可能性の一つですが。

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