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解離性障害と思われる恋人への接し方
初めまして。20歳男性です。 16歳の自分の恋人に、解離性障害と思われる症状があります。 最初は解離性同一性障害(多重人格)かと思ったのですが、 過去の記憶における共通部分がある、診断数が極めて少ない、という事からも解離性健忘の可能性が高いと考えています。 彼女は幼い頃、他の男性から性的暴行を受けそうになった事があり、 (行為に至る前に逃げたとの話ですが、実際の所は不明です) それが原因で解離症状が起こり始めたものと思われます。 彼女は意識の独立した2つの人格を持っており、詳細は以下の通りです。 ◆主人格 - 恋人の前など安心できる環境で主に発現 ◆無感情の人格(A) - 学校や塾など、ストレスとなる環境で主に発現 ・主人格と人格Aは互いに、別人格が居ることを認識している ・いずれかの人格が出ているとき、もう片方の人格は記憶が完全に無くなるか、微かに覚えている程度である (本人は寝ていたつもりが、携帯を見るとメールをしていた履歴があった、等) ・Aの人格は主人格とは異なる名を名乗り、性格も多少異なる (本人曰く「Aは自分の無感情な部分」とのことで、他人の心を傷つけることも厭わない) ・解離が起こる程の心的外傷であったにも関わらず、主人格は過去の外傷体験について比較的冷静に話し、主人格においてFB等は無い ・人格Aの発現時に妄想様 ―あるいは、実際に過去にあった外傷体験の記憶が抜け落ちていて真実を語っていない― のフラッシュバックを起こす事がある (人格Aからのメールで、「殴らないで」「(実際にはしていないのに)約束は守った」といった文面が見られた) また、境界性人格障害にも非常に似通った症状があり、 (極度の見捨てられ不安、自殺企図・リストカット等自傷行為、慢性的な空虚感、一過性の妄想様解離) 更に、他人に指示された事が不本意であっても従ってしまう・極度に他者に追従したがる・内面的感情をひた隠しにする、といった病的な性格傾向or症状もみられます。 自分は今、主人格と人格Aのいずれからも別々に好意を持たれており、 自分としては『一人の人間としての彼女』を愛したいのですが、 本人からすれば『自分の心のなかに二人が居る』状態であり、 例えば主人格を愛すれば、人格Aは見捨てられた感覚を覚えるようです。 精神科の受診を勧めましたが、 「自分にとって人格Aは必要なものだし、友人のように好きだから、 病気として扱ってほしくない」 …とのことです。 彼女自身何の考えもなくそう思っているわけではなく、 臨床心理を学んでおり、また深く自分と向き合い、 物事を本質的に捉えようとする性格なため、意志を尊重したい反面、 治癒…というか、『心の安定』のために必要であれば、 通院させるべく説得します。 自分もまた臨床心理を学んでおりますが、解離性障害についての深い知識がなく、これから深く広く学んでいこうと考えております。 皆様に特にご教授頂きたいのは、 1. 恋人としての接し方。 (主人格だけを愛すればよいのか、本人には不本意でも一人の人間として愛すればよいのか) 2. 病名としては解離性障害・あるいは解離性同一性障害のうちどれに分類されると思われるか。 (勿論、正確な病名診断は医師が行うべきという事は理解しています) 3. 精神科への通院が『心の安定』に不可欠なものかどうか。 (例えば人格障害の治癒・寛解はパートナーの支えのみによって行うことも不可能ではない、というようなものかどうか) という3点です。 おわかりになる範囲だけでも構いませんので、どうかご教授下さい。 ご回答お待ちしております。
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- bugyou
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解離性同一性障害の彼女を持つ者です。 参考までに。 1:主人格以外が一人であって、主人格がmilgetさんを彼氏として認識してくれているようなので、その点は救われていると思います。この問題については、主人格が従人格を統制しきれているのかどうかが重要だと思われます。ただ、経験上言うなれば、別人格は、他人を尊重するように、別人格として扱ってあげたほうが無難かと。従人格の時間の総てを相手は記憶していることは不可能ですから、記憶の欠損部分を補ってあげるのが良いと思います。又、主人格が出ている時に、従人格が何をしていたのかを主人格に興味を持たせてあげられれば統合へのステップになると思います。 2:解離性同一性障害だと思った方が無難です。 3:通院は、何よりもその病院と彼女さんの信頼関係に基づくのが一番です。私の彼女の場合、過去に反りの合わない病院への入院・通院(強制入院による)をしたことで、解離性同一性障害がよくなっていると思わせる、病院用の人格を作り上げてしまいました。しかしながら、リストカット・遁走などを伴う場合は、主人格が寝静まって抜けてしまった時に従人格がそのようなことを行う場合が多々見受けられますので、どうしても薬の処方が必要かと思われます。まずは、診断という意味も含めて、通院することをお勧めします。 因みに、私の彼女は無理に人格統合をあせった結果、一時、人格交代がスムーズに行えなくなり、頻繁に気を失ってしまう状況になったことがあります。現在は人格の誕生と統合を繰り返している状況です。
お礼
ご経験からのご回答、ありがとうございます。 従人格の出ているときの記憶を補い、関心を持たせる…のですね。 メールでの対話が主なので、彼女の人格交替にすぐ気付けない事もありますが ほとんどの時間において統制は取れているようです。 統合は焦らず、ただ方向性として見据えて、なるべく通院を勧めるようにしたいと思います。 貴重なご意見ありがとうございました。