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昔のテレビのスピーカーを今のテレビにつなぐには?
十年ほど前のソニーのテレビ(KV-29FX2)が壊れ、VictorのAV28A2に買い換えました。 ソニーのテレビのスピーカーは壊れていなくて、取り外せるので、今のテレビに繋げられないかなと、素人考えで思っているのですが、スピーカーの端子の形がいわゆる普通の形ではないのです。 説明するのが難しいのですが、筒型の中に4本の突起があります。 このスピーカーでAVアンプを買ってきたとして、Victorのテレビにつなぐことはできますか? またAVアンプが必要であるなら、どういう機種がおすすめですか? なるべくならごみにしたくないので、よろしくお願いします。
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このFXとDZシリーズは特に音質をも考慮して作られたソニーとしての当時最高機種ですから、画像はもちろん音にも専用の音響システムを組み込んでいます。 KV-29FX2に内蔵されているアンプは高音用と低音用の2つが有り、直接高低それぞれのスピーカーに繋がる様になっています。よって結線に+/-計4本必要になります。これが4ピンのコネクターが使われている理由です。 逆に言うとこのスピーカーを鳴らすには専用のアンプ、それもマルチアンプシステムを組む必要が有ります。 >Victorのテレビにつなぐこと..... ●AV-28A2のオーディオ出力はリモコンで音量を変えられない"固定"なので、アンプ側での音量調節が必要。 ●KV-29FX2のスピーカーはアンプ内蔵ではないので、別にアンプが必要。 >AVアンプが必要であるなら ●マルチアンプシステムを組む必要が有る。 ●ネットワークをスピーカーBOX内に組込むとBOXの内容積が減り、音質が変ってしまう。 ●コネクターの変更が必要。 ★よって、このスピーカーシステムはあまりにも特殊な構造の為、他への流用は難しいでしょう。 また、使用されているスピーカーユニット自体も「エッジ」や「ダンパー」などがへたっており、もう当初の音質も出ていないと考えられます。 ※マルチアンプシステム:入力された音声信号を高音用/中音用/低音用などの各々の帯域ごとに分ける"チャンネルデバイダー"と、各帯域専用にアンプを必要とする組合わせ。 これと対比されるのが最も一般的な、スピーカーBOXに入った後で高音用/中音用/低音用などに分けるネットワークユニットを組込む方式です。 【KV-29FX2に使われている方式と一般的な方式の違い】 2ウエィスピーカーシステムなのでそれを例にすると ◆スピーカーネットワークを使う方法:多くはこのタイプです。 ↓ここから右側がスピーカーBOX内 → 高音用スピーカー プリアンプ→パワーアンプ → ネットワークユニット → 低音用スピーカー ◆KV-29FX2の音響システムの場合。 ↓ここから右側がスピーカーBOX内 →パワーアンプ→ 高音用スピーカー プリアンプ→チャンネルデバイダー →パワーアンプ→ 低音用スピーカー 以上、元AV機器修理担当者より。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 特殊なシステムのスピーカーなので、繋ぐのも難しいし、繋いだとしても音質は期待できないということですね。 納得いたしました。