- 締切済み
サンプラーについて
サンプラーというものが具体的に何なのか、詳しく教えていただけないでしょうか。 というのも、ウィキペディアなどで調べられる定義と今現在のサンプラーというものの一般的認識がどうも食い違っているように思えたからです。 私が今まで調べたサンプラーというものの情報では・・・ サンプル素材のことだったり、サンプリングしたものを音素材的に演奏に取り入れるもの(シンセのワンタッチフレーズ再生機能のような)だったり、音素材というよりはむしろMIDIに近いものだったりとさまざまで混乱しています。 当方音楽家を目指す同世代の駆け出し組の中では音楽機材的知識はあるほうだと思っていますが、サンプラーだけイマイチよくわかりません。 私の考えではサンプラーの背景にある歴史を知っていないと、イマイチよく理解できないものなんではないかと思います。 例えば、リバースエコーがアナログMTRの時代の技術であり、テープを逆回転してリバーブを付加していたことを知らなければ、今のプラグインリバーブのプリセットで見つけても「なんだこれ」となるはずです。 DAWソフトをどうしてMIDIソフト・DTMソフトと言わないのかという理由と同じですね。 時代ごとに変化してきたサンプラーの使い方や機能を具体的に教えていただける回答をお願いします。 できればサンプラーの進歩の歴史を実際に見てきた方のご回答をいただけますとうれしいです。 なお、生意気なことを言うようですが、あいまいな回答は自粛していただけるようお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
以前に楽器屋に勤務していた者です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC 上記ウィキペディアHPを参照しました。 ココでサンプラーの歴史を詳細に説明するのはスペース的にムリです。 サンプラーの元祖がメロトロンであるというのは正しいです。基本的な機能だけを問題にすればMIDIは関係ないというのも正しいです。 MIDIは基本的に楽器をコントロールするための信号の規格です。 一番ベーシックな機能は録音した音を必要なタイミングで鳴らせることですから、スイッチを押したりトリガーを入力して実用範囲内のタイムラグで録音した音を流せるものはサンプラーになります。(YMOで使われて有名になったオレンジがこれにあたります) 二番目は再生音に音階がつけられることです(全鍵サンプリングのメロトロンや1ポイントサンプリングのカシオSK-1がここまでの機能です。どちらもMIDIは付いていませんでした) 三番目は再生音をデジタル音声データを編集したり再生された音をフィルタやエンベロープで加工したりする機能です。E-μ、フェアライトCMI、エンソニーク・ミラージュなど楽器として知られるようになったモデル以降のいわゆるサンプラーには必ず付いている機能です。ここまで来て生楽器の代用品として使える鍵盤楽器(もしくは音源モジュール)という用途が主でした。しかし、普及期の名機S900ですでにフレーズ・サンプリングも行われていましたし、いわゆるループは初期のデジタル・ディレイの付加機能として普及しましたし、シンクラヴィアでは1曲通して記録できるくらい容量がありましたので現在においてサンプラーの機能や使い方がそれほど変わったとは思えません(信号処理技術、ライブラリ&素材、インターフェイスは進化していると思います)。 また、時系列で機種を並べても機能レベルが価格帯によってバラバラですし、シンセサイザーのオプションボードとしてのサンプラー機能の付加というスタイルの製品やリンから始まったドラムマシン風のインターフェイスの製品もあります。そんなこんなをムリヤリ「この時代はこういう使い方だった」という説明はできません。
お礼
ご回答いただきありがとうございました。 やっぱり違うんですかね。 最近のサンプラーというと素材集的なニュアンスの強い気がしていましたが(もちろん元祖サンプラーがサンプリングしたものを鳴らす機材だというのは理解しています)。 参考にさせていただきます。