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「学歴」に対する言説について

今まで何度も学歴についてアンケートさせていただきましたが その目的は「学歴は関係ない」という言説が子供にとって悪い影響を及ぼすのではないか? と感じた為でした。 つまり 「学歴なんて関係ない」→「学校の勉強なんてしなくてもいい」と考える 子供達の増加が全体的な学力低下、格差の固定化に繋がるという可能性は否定できない。 ということです。 以下、2つの層を例にとりたいと思います。 ● 低所得者層  所得的に高等教育の機会にアクセスしにくい確率が高い。  彼らにとって「学歴なんて関係ない」という言説は  非常に聞こえがよいもので、その言説を非常に強く支持する。 ● 高所得者層  もともと社会的環境から高学歴社会の実態を肌身に染みて知っている  →高学歴志向が高く、タテマエ的な言説に影響されない。 ある層に対して高学歴=将来の希望という「幻想」を端から断念させることが 社会への認識の格差と相まって所得階層の再生産を促しているのではないのでしょうか。 更に「実力主義」や「成果主義」という聞こえのいい言葉を信じた子供達が 社会に「はめられた」形になっていくのではないか。と思うのです。 というように「学歴なんて関係ない」というタテマエ的な言説に代表される 「学歴を肯定することが悪」というような「世間の風潮」が 子供達にとって悪い方向に動くのではないか。と思うのですが 皆様はどのように思われるでしょうか? 以下は補足としてのwikipediaの格差社会からの引用です。 内田樹は ●上流階級  努力が報われると信じている。  「そもそも勉強をしなければ良い企業には入れない。だから勉強をする」 ●下流階級  努力をしても意味はないと信じている。  「勉強をしても良い企業に入れるとは限らない。だから勉強をする必要はない」 子供は自分が所属する階層の価値観に従うため 上流階層の子供は勉強をする一方で、下流階層の子供はむしろ勉強を否定することに価値を見いだす。 こうして階層化は加速度的に進行した」 以上引用。

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  • 5S6
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回答No.2

学歴については当然あったほうがいいでしょう。 ただ今のような少子化、定員割れが多く誰でも入れる時代になってしまっては 1流大学以外はほとんど関係ありません。 並の大学では会社説明会すらいけない会社もあります。 生活倉庫の社長、教えて!(このサイト)の社長、日本電産社長。 逮捕されたがライブドア元社長。 よく急成長させ、マスコミもうまく利用しました。 大卒ではありません。(中退だから) 特に日本電産社長なんかは学歴も、金も、人脈もなしの1世代でここまで 成長させました。 いっぽう大卒なのに氷河期世代の人はフリーター、無職も多いです。 こういうことから学歴き関係ない。 と思いますが新卒では非常に大切なものです。 高卒ではあまり人に自慢できるような仕事はありません。 大昔は終身雇用があたりまえだったので学歴は尚大切でした。 今は投資で稼ぐ。 B.N.F氏は投資で28歳にして資産200億です。 学歴は知りませんが、これは投資の才能がありますよね。 一般的には大卒のほうがイイ会社に入れます。 高卒では応募すらできない会社もまだ多くあります。 だから多くの場合学歴はもっていたほうがいいです。 世代や業種、職業、性別により違うでしょう。 昔なからの1億中流社会とか並の暮らしを求める人であれば学歴はあったほうが いいと思いますよ。 女の場合は学歴を持つと、婚期を逃す傾向が高いです。 中卒とかはちょっと問題があるように感じますが、女の場合は 大学院まで出て、研究所やそのまま研究者として残っていたりすると 婚期を逃す可能性が高くなります。 困ったことに女性の価値は年齢と共に下がります。 結婚が幸せとは言いませんが、女の場合は学歴は高すぎない方がいいと感じます。 むしろ、体育会系的な「弱い者を助けてあげよう。助け合おう」 のほうが悪影響がでると思います。 小学校低学年低度までならまだしも受験はそもそも他人に勝たなくてはいけません。 スポーツの世界でもチームワークは必要ですが、チームに駄目な人がいると足を引っ張ります。 協調性などは身につくかもしれませんが勝負の世界ではダメです。 これはいじめでも同様ですね。 いじめはよくない。とたいていの人が言うと思いますが、自分がいじめていたりします。 大人になると陰湿になりますよね。 この助け合い精神は時として社会にも悪影響を及ぼします。 低所得者、老人などが増え、福祉、社会保障費が急増し、増税すると 低所得者も並所得者が非常に困ります。 1億持っている人の5万円と、毎月の手取りが12万円の人では価値が全然違いますよね。

Opolskie
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >>ただ今のような少子化、定員割れが多く誰でも入れる時代になってしまっては >>1流大学以外はほとんど関係ありません。 仰るとおりだと思います。 大学まで行った「学歴」というのは当たり前になり どの大学だったのかの「学校歴」が重視される時代だと言えますね。 >>昔なからの1億中流社会とか並の暮らしを求める人であれば学歴はあったほうが >>いいと思いますよ。 これは投資の能力や一代で会社を興すようなバイタリティのない 一般的な人間において「学歴」があったほうがいいということでしょうか。 女性についての「学歴」についても、「助け合い精神の弊害」についても参考になりました。 ただもしよろしければ、この質問の主題であるところの 「学歴を肯定することが悪」というような「世間の風潮」が 子供達にとって悪い方向に動くのではないか。と思うのですが 皆様はどのように思われるでしょうか? この質問にもお答えいただければ幸いです。 よろしくお願いいたします。

その他の回答 (8)

  • migimonza
  • ベストアンサー率26% (44/166)
回答No.9

No.8 migimonzaです 間違い訂正です。 【良貨が悪貨を駆逐する】⇒× 【悪貨が良貨を駆逐する】⇒○

  • migimonza
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回答No.8

「学歴なんて関係ない」→「学校の勉強なんてしなくてもいい」と考える であるならば、大きな錯覚であります。 「学歴なんて関係ない」→「学力が関係するのだ」と考えるような、 言説に変わらないものでしょうかね。 わたくしは、60台後半の年金生活者ですが、現役時代、部下の大卒より 上司の高卒の方が学力があり、部下の院卒より、先輩の中卒の方が志において 高尚、高潔だった事例を多数経験しております。 学歴が高いと学力も高い、と思うのは錯覚であり。神話です。 学歴が高いと志操も高い、と思うのは錯誤であり、妄想です。 学力低下の原因は、学歴バブルにあるのではないでしょうか。 曾って、共産党の蜷川京都府知事が、高校全入を唱え、15の春は泣かせない と耳に心地よい選挙用標語で大量票を得ました。これが学歴バブルの 原点でなかろうかと考えております。 高校進学を希望すれば、厳しい試練を経なくても入れる。 ここに、教室という学力の生産現場で、【良貨が悪貨を駆逐する】 経済原則がはたらき、今も働き続けているのではないでしょうか。 学力バブルのの収束が日本再生の鍵の一つだと思います。 収束させるのは簡単です。勉強しなかった者、学問の分野以外に得意分野 があるものを、学校へ入れない選別を厳しく復活させることだと思います。 更に言えば、学歴税を創設することです。 税金で維持されている教育機関を利用するわけだから、受益者負担の 原則を適用し、卒業後、費用弁償を義務付けるもです。 如何でしょう?

Opolskie
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 大学に行った人に授業料以外にも「学歴税」をとるということですか。 なかなか斬新なアイデアですね… 私個人的にはあまり賛成は出来ませんが、もしかしたらそれも有益なことなのかもしれませんね。 参考にさせていただきます。

  • 5S6
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回答No.7

追加します。 そうですね。 やはりテーマに戻ると「学歴は関係ない」の教えは悪影響を及ぼすと思いますよ。 成功する確率、普通を目指すなら必要でしょうから。 でもこれには1つ問題があります。 近年離婚率が急増しています。 園児の15%は既に片親です。(母子家庭) 小学校高学年ぐらいになると3割までは行きませんが、2割から3割近い割合になります。 幼稚園の先生は「お父さんの絵を描いてきましょう」という宿題を出しません。 小学校でも「私のお母さん」「私のお父さん」という作文は書かせません。 理由はいない人が多いから。 ほかの人にばれてしまうと、差別、いじめの対象になる。とかいう問題もあるからです。 家庭訪問もなくなりました。 別に離婚についてのテーマではなく、こういう人たちは残念ながら経済的に厳しい人が多く、 また、どちらかというとできちゃった結婚や親の学歴も低い。 従って経済的に進学が難しい。「新ニッポン人」というのがテレビでやっていました。 酒は飲まない、たばこは吸わない。居酒屋嫌い。貯金が好き。車はいらない。・・・ なぜこうも違うか?バブル世代と違い、株価が大きく下落している時に育ち、 これにより親が失業した。という人もクラスに何名か出てきたり、あるいは せっかく両親が頭も良く、自分もそこそこの学力があり受験も成功。 ところが学費がない。進学させることができないから働いてくれ。 という人もいます。 だから「学歴は関係ない」という風潮が増えてきているんです。 学歴は必要だ、たくさん勉強して(いい塾に行きなさい。家庭教師をつけよう) いい大学、医学部とかならとてもお金がかかります。頭が良いだけではいけません。 ようするに先に述べた弱い者を守ろう、助けようの精神の弊害です。 経済力なのでより難題です。 じゃあ俺が代わりに払ってやるよ。と言う人はいませんから。先生でも。 学歴はなくても成功する人は多いし、学歴があっても敗北者もたくさんいます。 「お金が無くても愛があれば大丈夫!」 とか言う人もいますがやはりなくては困りますよね。 だから「お金はいらない」「お金は必要ない」とは言われません。 そう言うこというのは怪しげな宗教団体とか、超高学歴同様、お金がありすぎて 使い道に困る。使い方がわからない人のような発言ですからね。 ・学歴のある成功者に言われれば、むかつくかもしれません。 (学歴を持っている人でも、関係ないと思うでしょう) ・学歴のある敗北者に言われれば、笑いの種、関係ないと思うでしょう。  (本人なら、学歴だけが唯一の自慢になってしまいます) ・学歴のない成功者なら、学歴は関係ないと思うでしょう。 ・学歴のない敗北者なら、そうなりたくなければ勉強しろと思うでしょう。

Opolskie
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 経済的な理由で大学にいけない人を守る為の「学歴は関係ない」という言説なのですね。 参考にさせていただきます。

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1507/3667)
回答No.6

No.5です。1箇所訂正します。失礼しました。 (誤)一口で言えば、前者は (正)一口で言えば、後者は

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1507/3667)
回答No.5

世間で言う「学歴」は、その人が何を学んだかの「学習歴」ではなくて、どこで学んだかの「学校・学部歴」であることがほとんどです。しかし社会に出て考えてみると、前者の「学習歴」はそれなりに大切ですが、後者の「学校・学部歴」は「学習歴」ほどには役に立ちません。ところが、世間では逆に考えたり、後者だけを「学歴」だと考えたりしている人が多いと感じます。一口で言えば、前者は学校に入るまでの受験勉強の結果としての「学歴」にしか過ぎませんが、企業などが求めていて社会で役に立つのは学校に入ってからの学習結果としての「学歴」です。また「学歴」というとほとんど「大学・大学院」のことだと東京などの人は考えがちですが、地方都市では今でも「どの大学を出ているかよりどの高校を卒業したかの方が重視される」ところがあります。 ただ、どちらにしても世間一般に「学歴を肯定することが悪」という風潮が広がっているとはとても思えません。もしそうなら、大都市圏で私立中学を受験する小学生がこれほどまでに増えることはなかったと考えます。本音の部分では世間の大半の人は「学歴は必要」あるいは「学歴があったほうがないよりは得」と思っても、わが子を含めてみんながみんないわゆる「いい学校」に入れるわけではないので「学歴だけがすべてじゃないよ」(このこと自体はその通りですが…)とある意味で「慰め」、ある意味で「励まし」の言葉をかけているのに過ぎないのだと思います。「学歴なんて関係ない」というのも若干舌足らずの言い方で、「その人に分野を問わず社会で通用する何らかの実力があれば」という大前提があります。そうした実力があるとは自覚できない人は、どの程度役に立つかは分からなくても「学歴」に頼らざるを得ないというのが昔も今も現実ではないでしょうか。

Opolskie
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 つまり「学歴は関係ない」というのは 「慰め」「励まし」のエクスキューズになっているということですね。 参考にさせていただきます。

回答No.4

 実力を持つ人間ほど、学歴や勉強の持つ意味を正確に理解し、それを上手く子弟に教育する腕に長けているのではないでしょうか。  「学歴なんて関係ない」という言説でさえその影響を受けるもののように感じます。  実力がある人間は、この言葉を「自分の能力に見合った能力取得が大切で、どこの学校にいったなんてその結果でしかない」というように解釈します。が、実力のない人間にとっては、質問者さんがおっしゃるように、これは単に人を惑わす言葉でしかありません。  悲しい事に、おそらく、この言葉が否定され「学歴は重要だ」という言説が一般的になったとしてもこの傾向は変わらないと思います。実力のある人間にとっては、「自分の能力に見合った能力取得が大切で、その結果はどこの学校にいったかで示されることがある」といった感じで解釈されると思いますし、ない人間にとっては子弟に実力に不釣合いな勉強を強いる結果をみちびくようなものになってしまうと思います。  この傾向、近年核家族化が進んで加速されたような気がします。昔なら、地域社会の中で(例え地域全体があまり豊かでないにしろ)学歴や勉強の持つ意味が共有され、子弟は多角的な視点で勉強できたように思うのですが、どうなんでしょう。

Opolskie
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 核家族化が進んだことで子供たちは多角的な視点で勉強が出来なくなったということですね。 参考にさせていただきます。

  • keroNo1
  • ベストアンサー率27% (41/149)
回答No.3

う~ん、難しい問題ですね。 私個人の見解としては、、、 学歴ではその人の能力が測れない。と考えます。 しかし、企業はその人を雇用かどうかの基準が欲しい為に、学歴を利用している。という昔からの風習があります。 この風習が大学を守っているのが問題だと思います。 それに、大学が「入るのは難しい、出るのは簡単」という図式になっているのも問題。 一流大学に入学して、真面目に勉強した人と遊んでいた人を、その大学卒業生としてひとまとめに見るのは異常な事です。 大学が「入学は簡単、卒業は難しい」となれば、学歴という物にも意味が出てくると思います。 >「学歴なんて関係ない」→「学校の勉強なんてしなくてもいい」 これについてですが、この考えはおかしいと思います。 「学歴なんて関係ない」→「自分のしたい仕事の分野において知識が豊富ならOK」 というのが正しい考え方ではないでしょうか? 「学校の勉強なんてしなくてもいい」というのは、学校の勉強が社会に出てから役に立たないという所から来ているのでは。 たしかにそうです。役に立たない事は多いでしょう。 しかし、一般常識として考えると必要ですよね。 どんなに仕事が出来る人でも、九九も解らず電卓を使うような人は雇いたくないです。 義務教育の間に一般常識的な事を覚え、高校・大学で専門知識を得る。 専門知識を得るために、義務教育の間の授業は必要。 これが正しい学歴だと思います。 >「学歴を肯定することが悪」というような「世間の風潮」が子供達にとって悪い方向に動くのではないか。 上記の考えで答えますと、世間の風潮が大学や親の考えを変えるのであれば良い方向に動くのではないでしょうか。 内容が若干質問からズレているかもしれませんが…。 長文、失礼しました。

Opolskie
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 仰っていることはとても「正しい」ことだと思います。 社会に必要な能力を得て「学歴」ではなく「能力」で人生が決まる「平等」な社会。 それはまさに理想的な社会ですね。 ただ、誠に失礼だとは思うのですが、私にとっては「タテマエ」の言説のように感じられてしまうのです。 近視眼的になってはしまいますが、2008年現在のこの日本において 「就職してから仕事に必要なだけの知識を身につければそれでいい。」 ということで高卒で就職していく人。 「大学に行って学歴を身につけてから就職しようという」人。 前者の方が、人生で失敗するリスクが高い。というのは一般的にも周知のことであると思います。 (もちろんそれ以外のケースもありますが一般的に見た場合) なのでwikipediaの格差社会からの引用にもありますように 「勉強をしても良い企業に入れるとは限らない。だから勉強をする必要はない」 という階層の子供は、なかなかその階層から抜け出すことが出来ないのではないか。 と憂慮している次第です。その点をご理解いただけると幸いです。

回答No.1

そうですかね? 頭の悪い母親に限って勉強しなさいってガミガミ言うと思うんですけどね。 実際大学に行っていない低学歴の親は高学歴なら高収入と思い込んでいるふしも見られる。 反対に大学を卒業しても営業職しかなく肌にあわず1年たらずでドロップアウトする大卒者のほうが統計的に多い。

Opolskie
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ということは下流階級、上流階級で教育に対するスタンスが変わらないということでしょうか。 「学歴を肯定することが悪」というような「世間の風潮」が子供達にとって悪い方向に動くのではないか。 これについてはどのように思われますでしょうか? >>反対に大学を卒業しても営業職しかなく肌にあわず >>1年たらずでドロップアウトする大卒者のほうが統計的に多い。 この統計というのはどのような統計なのでしょうか? 個人的には、「七五三現象」と言われるように大卒者の方が離職率は低いと思うのですが… http://news.livedoor.com/article/detail/3219051/

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