• 締切済み

化学工学の問題について

86.2℃まで加熱された溶液2000kg/hを40℃まで冷却する操作を考える。 冷却には二重管式熱交換器を用いるものとし、その伝熱面積は5.0m^2 総括伝熱係数は600W/K・m^2 冷却には20℃の水を向流に流すものとする。 必要冷却水量を求めよ。ただし溶液の比熱は3.8kJ/kg・Kとする。 (答 4970kg/h) という問題なのですが、何度計算しても冷却水量が2000kg/hを下回って しまいます。どのように考えればいいのでしょうか。

みんなの回答

  • okormazd
  • ベストアンサー率50% (1224/2412)
回答No.4

ANo.1 です。 すみません。勘違いしてました。 「水より比熱の大きい溶液2000kg/h」ではありませんね。水より比熱は小さいですね。 ANo.1のコメントは取消します。といっても、そのまま残りますが・・・。 で、 あなたの計算では、温度差が違います。 ANo.2さんがいわれる試算法が必要です。 W=2000kg/h U=600W/(K・m^2) A=5m^2 c1=3.8kJ/(kg・K) c2=4.2kJ/(kg・K) T1=86.2℃ t1=? T2=40℃ t2=20℃ w=? 溶液が失った熱量Q=冷却水が得た熱量(損失を無視する)とします。 この伝熱の基本式は、 Q = U*A*ΔT です。 Qを計算します。 Q=溶液の流量W*溶液の比熱c1*溶液の温度差(T1-T2) Q=2000kg/h*3.8kJ/(kg・K)*(86.2-40)=3.51*10^5kJ/h ΔTを計算します。 ΔT=Q/(U*A)=3.51*10^5kJ/h/(600W/(K・m^2)*5m^2) =3.51*10^5kJ/h/(600J/(s・K・m^2)*10^(-3)kJ/J*3.6*10^3s/h*5m^2) =32.5K ところで、ΔTは、対数平均温度差(向流)だから、 ΔT=(Δt1-Δt2)/(2.303*log(Δt1/Δt2)) Δt1 : 溶液入口における両流体の温度差 Δt2 : 溶液出口における両流体の温度差 Δt2=T2-t2=40℃-20℃=20℃ で、計算すると(試算法、Excelのゴールシークで計算するとよい)、 Δt1=T1-t1=49.4℃ になるので、 冷却水出口温度t1は、 t1=T1-Δt1=86.2℃-49.4℃=36.8℃ で、冷却水は、20℃から36.8℃に上がることになる。 これで、 Q=3.51*10^5kJ/h の熱量を得るには、 Q=w*c2*(t1-t2) w=Q/(c2*(t1-t2))=3.51*10^5kJ/h/(4.2(kJ/kg・K)*(36.8-20)K) =4974kg/h でしょう。 有効数字などは考えてください。

noname#59437
noname#59437
回答No.3

考え方のみ示します。 高温側流体から低温側流体へ流れる熱流束は、高温側の入り口から測った長さを x とすると、x ~ x+dx の部分における移動熱量、dQ は dQ=h・(T_h-T_c)・(dx・1)    (1) ここで、 h は総括熱伝達係数、 T_h、T_c はそれぞれ高温、低温側流体の x における温度であり、 (dx・1) は、長さが dx、奥行きが 1 の微小伝熱面積を表わしている。 一方、流体が放出し、あるいは受け取る熱量は 高温側は、dQ=-c_h・W_h・dT_h を放出し、 低温側は、dQ=c_c・W_c・dT_c を受けとる。 c_h、c_c は高温、低温側流体の熱容量、 W_h、W_c は高温、低温側流体の質量流量である。 これらから、(1)の T_h-T_c を求めることができる。 つまり、 d(T_h-T_c)=dT_h-dT_c=-dQ[{1/(c_h・W_h)}-{1/(c_c・W_c)}] 最後の式の符合が変わるのは、低温側の流体が高温側の流体と流れの向きが逆 だからである。 (1)式を代入すると d(T_h-T_c)/(T_h-T_c)=-h・[{1/(c_h・W_h)}-{1/(c_c・W_c)}]・dx 流体の入り口温度を、高温側を T_h0、低温側を T_c0 とすると、 T_h-T_c=(T_h0-T_c0)・e^(-h・[{1/(c_h・W_h)}-{1/(c_c・W_c)}]x) となる。 なお、伝熱面の奥行きを 1 としたので、x として伝熱面積をとり、これを A として T_h-T_c=(T_h0-T_c0)・e^(-h・[{1/(c_h・W_h)}-{1/(c_c・W_c)}]・A) 高温側流体の出口の温度が 40℃、この場所の低温側流体の温度が 20℃ なので その温度差が全長にわたって保たれると考えると、T_h-T_c=ΔT=40-20 これに数値を入れて、W_c を求めると良い。

  • tt012
  • ベストアンサー率50% (28/55)
回答No.2

伝熱面積は5.0m^2, 総括伝熱係数は600W/K・m^2 が与えられているので これも使ってあげましょう。 冷却水量 Fc (kg/h) とすると。 Fc = Q / (Cp*(t2-t1)) Q: 二重管熱交換器の熱負荷 (W) これは溶液の流量と比熱と入出口温度差から求まりますね。 Cp: 水の比熱 4.2 (kJ/kg.K) t1: 冷却水入口温度 20 (℃) t2: 冷却水出口温度 (℃) 冷却水の出口温度がわかりません。 そこで伝熱面積 (A), 総括伝熱係数 (U)を使い Q = U*A*ΔT, ΔT = Q/(U*A) ΔTは対数平均温度差でt1, t2と溶液の入口温度 T1, 出口温度 T2 から求められます。向流ということに注意して式を立ててください。 t2は直接解析的に求めるのが難しいので、試行錯誤になると思います。  

  • okormazd
  • ベストアンサー率50% (1224/2412)
回答No.1

>冷却水量が2000kg/h 水より比熱の大きい溶液2000kg/hを86.2℃から40℃まで冷却するのに、20℃の水を使ってそんなになるわけがない。計算するまでもなく間違っていることがわかる。 どんな計算をしたか示してください。

alchemi99
質問者

補足

C1:溶液の比熱 C2:水の比熱 w:冷却水量 W:溶液の質量流量 w=(C1/C2)*W*(T1-T2)/(t1-t2)=(3.8/4.2)*2000*(86.2-40)/(86.2-20) =1263kg/h というように計算しました。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう