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作曲のコツ

私は、今高1のフルート吹きで、クラシックばかり聴いてます。 私はオケの音が大好きなので作曲をしています。 きちんと作曲を学んだことがないので、あまり良くわかりません。 (クラシックのような、古典的形式的な作曲は、現代においてあまりされることがないというのは十分承知の上です。) 以下に現時点での状態を記しますので、アドバイスなどよろしくお願いします。 また、アレグロやプレストのような速い部分で躍動感を出したいのですが、どうすればよいでしょうか? とりあえず今の段階では、 (1)調は決まっている。(ホ短調) 交響曲にいつかはしたいが、今の時点では交響詩か交響的序曲のようなものにするつもり。 (2)作曲の方法としては、頭の中で旋律を考え、ピアノなどで音を確かめ、記譜している。 (3)編成は最初は1台ピアノから始め2台ピアノ→小編成オケ→2管編成の順に大きくして行く予定。 (4)曲の形式(ソナタ、ロンドなど)はまだ決めていない。 転調は 短(ゆっくり・静か、哀しげ) →加速 →短(速い・激しい) →シンバルかティンパニの一打ち →長(やさしく美しい) 徐々に哀しげに →短(「ゆっくり・静か、哀しげ」の再現) →加速 →短(「速い・激しい」の再現) →シンバルかティンパニの一打ち →長(「やさしく美しい」の再現) →加速 →長(明るくかなり速い) とする予定だが、それぞれどんな調にするかは考えていない(わからない) また、再現は、最初に提示したものより激しくしたい。 (5)木管にやさしい美しい旋律を、金管には勇壮なファンファーレを、弦には力強い旋律とやさしい美しい旋律を与えたい。 (それぞれどのようにしたらそう聞こえるか?) 長くて質問多くて申し訳ありませんが宜しくお願いします。 なるべく数多くの助言をお待ちしております。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • jummjumm
  • ベストアンサー率67% (36/53)
回答No.7

失礼しました、続きを書かせてください。 >「転回形」 和音は、ある音を基準に、3度ずつ音を重ねて作られるものです。 このとき一番下にある音を「根音」、3度上の音を「第3音」、 更に3度上の音を「第5音」と呼びます。 七の和音であれば「第7音」まであることになりますね。 先ほど作った7つの和音は、すべて根音が一番下にある「基本形」と呼ばれる形でした。 楽譜に書いたときに、3つの音符がぴったりくっついて重なっている状態です。 根音以外の音が一番下になるとき、その和音をもとの和音の「転回形」と言います。 転回形は、第3音が一番下に来る「第一転回形」、 第5音が一番下に来る「第二転回形」、第7音が一番下に来る「第三転回形」、 が考えられます。(実際にはもっとあります) 例として、ドミソの和音の場合 基本形→ドミソ、ドソミなど 第一転回形→ミドソ、ミソドなど 第二転回形→ソドミ、ソミドなど となります。 >「アルコ」 そうです、弓で普通に弾くのがアルコです。 さて、ここから以前質問頂いた項目に私なりに回答させて頂きます。 >重厚な音色にするには いくつかのアプローチがあると思います。 ・楽器の使い方 たくさん楽器を使う、特に低めの音域を使う……というのはきっと誰でも思いつきますね。 先日お話した、楽器ごとに特有の「鳴る音域」を使用するというのも効果的です。 ・和音の配置の仕方 ドミソドの和音を鳴らすとします。 このとき、低い方から ド ミ ソ  ド と和音を配置するのと、 ド       ド     ソ     ミ と配置するのとでは響きがだいぶ異なります。 重厚さを表現したいのであれば、前者のように配置するのが効果的です。 しかしあまり音同士が近すぎても、ゴチャゴチャした印象に なってしまいやすいので気をつけましょう。 特に低音域で音を密集させるのはあまりよくありません。 ・和音の種類 基本形の和音は、どちらかと言うとすっきりと響き、 単純な感じに聞こえることが多いです。(あくまで比較的です) 第一転回形はすこし表情が柔らかくなります。 第二転回形は基本的に不協和音なので、かなり緊張感を伴います。 ゆえに効果的に使えば効果的ですが、使用上は注意が必要です。 以上のような点を踏まえながら、質問者様のイメージに合う チャイコフスキーのスコアを分析して取り入れてみてください。 >転調の仕方 カデンツはご存知ですね。 カデンツには、一般的に次の3種類しかありません。 1. T→D→T (例:I→V→I、I→V→VI..) 2. T→S→T (例:I→IV→I、VI→IV→I..) 3. T→S→D→T (例:I→IV→V→I、I→II→V→VI..) たとえば簡単にCdurで1のカデンツを作ろうと思うと、例として C:I(ドミソ)→V(ソシレ)→I(ドミソ)※ こんなのが考えられます。 さて、ここでCdurからFdurに転調してみましょう。 着目したいのは、「ドミソ」の和音はCdurのIの和音であると同時に、 FdurのVの和音でもあるということです。 そこで※の和音を、FdurのVの和音として扱ってみましょう。 カデンツは1のタイプから2のタイプへ繋げます。 C:I(ドミソ)→V(ソシレ)→I(ドミソ) F:―――――――――V(ドミソ)→I(ファラド)→IV(bシレファ)→VI(レファラ) 転調できました。どうでしょう。もしできれば実際に音にしてみてください。 ある調のある機能を持つある和音を、別のある調のある機能を持つ和音として捉え、 カデンツを組み替えることを「和音の読み替え」といいます。 滑らかな転調はこの和音の読み替えを使って行います。 和音の読み替えのバリエーションは非常に多彩です。 いろいろ考えてみましょう。 もちろん、いきなりなんの関係もない和音を鳴らしてみたり、強引に転調する手段もあります。 インパクトが欲しいときは有効ですが、多用はやはり控えましょう。 >どんな和音にすればよいのか さて、そこが、作曲者の腕の見せ所なわけです。 なので答えは「好きな和音にしましょう」といったところです。 理論を勉強すればそれだけ引き出しは増えますから、 ぜひ、たまに勉強してみてください。 長い投稿になってしまいましたが、いかがでしょうか。 正直、ちょっと胃もたれしませんか?笑 これらの約束事というのは、作曲理論のほんの基礎であり、ほんの一部です。 作曲家というのは、それらすべてを把握した上で、自分なりの解釈や表現を追及するのですが、 私は、楽しく作曲するのにそんな方法論をとる必要はないと思います。 やりたいようにやればいいのです。 しかし、やりたいようにやろうとしても、どうしたらいいのか分からないことはたくさんあります。 そういうときに、理論が助けてくれます。 理論に基づいて曲を作るのではなく、理論を利用して曲を作るのです。 あと、私の拙い解説では分からない部分も多々あると思いますが、 参考URLに作曲の基礎理論を述べたサイトさんを載せておきますので、 ぜひ調べてみてください。 回答遅くなって大変申し訳ありませんでした。 また、何かあればご相談ください。

参考URL:
http://hp.vector.co.jp/authors/VA007711/
flutelove
質問者

お礼

返事が遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんでした。 とても長いお返事、本当にありがとうございました。 なるほど…っていう所と、ふぁい?って所が…って感じですね…。 やはり、本能に任せて作ることにします。 ただ、楽典は役に立ちそう&頑張れば理解できそうなので勉強してみます。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (6)

  • jummjumm
  • ベストアンサー率67% (36/53)
回答No.6

こんばんは、No.1の者です。 大変ご無沙汰して申し訳ありません……。 まだご覧になっていらっしゃるでしょうか。 まず、先に挙げた用語について簡単にさらっていきます。 >「音程」 おっしゃる通り、音と音の間隔、距離の概念です。 単位には「度」を使います。「短3度」「増5度」「完全4度」など、 聞いたこともあることと思います。 「音程が高め」などという言い回しはよく聞かれますが、 これは慣例というか慣習的なもので、厳密には間違った用法と言えます。 >「和声」 何か和音を楽譜に書いてみましょう。音符を縦に重ねましたね。 では、和音をいくつか連続して書いてみましょう。楽譜を横に使いましたね。 それが和声です。 簡単に言えば、和音がその瞬間の単一の響きを捉えた“縦の概念”であるのに対して、 和声は和音の繋がりを横に拡大して捉えた“横の概念”であると言えます。 たとえばドミソの和音からソシレの和音に繋げる場合、 「ドを弾いていた声部は、次にソを弾かせるかシを弾かせるかレを弾かせるか?」 を考えなければいけません。 こういった和音の音を各声部にあてがうための作法のことを、和声学と言います。 >「機能和声」 その音楽が調性にのっとって書かれているものであれば、 そこに使われる和音には次の3つの機能があります。 終止感、安定感を持つ「トニック」(T)、 トニックへの回帰を促す「ドミナント」(D)、 ドミナントへ発展する「サブドミナント」(S)。 Tから出発してTに戻ってくるまでの過程を、ご存知のように「カデンツ」と呼ぶわけです。 この機能に従って展開される和声を「機能和声」と言います。 >「GdurのIの和音」「Cmolの属七の和音」 Gdurの音階は Iソ IIラ IIIシ IVド Vレ VIミ VII#ファ ですね。便宜上、順番に番号を付けておきます。 ではこの7つの音をそれぞれ最低音とする和音(三和音)を考えてみましょう。 Iソシレ IIラドミ IIIシレ#ファ ・・・ 7つの和音ができました。 このときできた番号Iの和音を、「GdurのIの和音」と言います。 「GdurのIの和音」とはつまり、「ソシレ」の和音のことです。 「FdurのIVの和音」なら、「bシレファ」ですね。 さて、1つの音階上にできるこうした7つの和音は、 それぞれ先ほどの「3機能」を持っています。 T:I、VI D:V(、VII) S:IV、II ※IIIの和音は、古典和声ではあまり用いられません。 ※VIIの和音は、後述する属七の和音の根音を省略したものとして扱われることが多いです。 和音の基本は3つの音を重ねる「三和音」ですが、 VやIIの和音はもう1つ音を重ねた「七の和音」にすることで、 その機能を強調したり、和声を滑らかにしたりすることができます。 特にVの和音に7度の音を加えたものを「属七の和音」と言います。 「Cmolの属七の和音」といえば「ソシレファ」(※)、 「Adurの属七の和音」といえば「ミ#ソシレ」になるのです。 ※molの場合は基本的に和声的短音階で考えます。 >「非和声音」 “響きとしてはドミソなのに、旋律や声部がレやシを鳴らしている” という状況はいくらでもありますね。 このとき、ド・ミ・ソを「和声音」、もしくは「(和声)内音」、 その他の音をすべて「非和声音」、また「(和声)外音」と言います。 長くなりますので分けて投稿させてください。

  • jummjumm
  • ベストアンサー率67% (36/53)
回答No.5

こんばんは、No.1の者です。 nabayosh様が丁寧に回答されていらっしゃる部分もあるので、 それ以外の箇所について私なりに回答差し上げたいと思います。 >チャイコばっかり かなり具体的に曲想をイメージされているようなので、 やはり該当曲のスコアをご自分なりに熟読して分析されることをお勧めします。 「おっ」と思う箇所の和音、楽器の配置、音域、リズムや各パートの関係性 (同じ動きをしているのか違うのかなど)などに着目してみてください。 “チャイコフスキーらしさ”とは何か、をここで解説するには無理がありますし、 何より質問者様がどういうところに“チャイコフスキーらしさ”を感じて いらっしゃるかが、残念ながら他人には分からないからです。 >作曲の知識 では、質問を質問で返すようで大変恐縮なのですが、以下の中から、 知らないものを教えてください。 「和音」「和声」「転回形」「非和声音」「カデンツ」「機能和声」 「音程」「近親調」「属調・下属調」「平行調」「同主調」 また、「GdurのIの和音」「Cmolの属七の和音」などと言われたら、 パッとその和音と構成音が出てきますでしょうか? もしも質問者様を侮っているようなことをしていたらすみません。。 >重厚な音色 >どんな和音にすればよいのか >転調の仕方とか、作曲の決まりごと 上の質問に回答していただけたら、お答えできると思います。 お手を煩わせてしまって申し訳ありません。 >主題と主題のつながり 自由です。お好きにやっちゃってください。 >楽器の苦手な部分 たとえばフルートはご存知のように、高音域でのピアニシモや 低音域でのフォルティシモはかなり難しいですよね。 各楽器、演奏可能な音域とともに各音域における得手不得手があります。 これはここですべてを解説はできませんので、何か書籍のようなものを 一冊ご購入されることをお勧めします。 管楽器のフレーズは音域と運指の他、ブレスの位置を考えてあげてください。 弦楽器は、管楽器に比べると音域の変化に伴う音質の変化は比較的少ないです。 つまり、どの音域でもそれなりには弾けるということです。 もちろん楽器によってよく“鳴る”音域とそうでない音域がありますが、 最初の内はあまり気にしないでもいいかと思います。 ただしこの楽器の“鳴り”を熟知することで、件の「重厚さ」を 表現することができるケースがあります。 たとえばベートーヴェンの『運命』冒頭のダダダダーン、というフレーズは、 非常に単純な構成ですが、弦楽器とクラリネットのもっとも “鳴る”音域を使用しているため、とても重厚な音に聞こえます。 それと記譜上、スラーで繋がっているフレーズは基本的に弓を返さずに演奏します。 当然、あまりに長いレガートフレーズは演奏できません。 フォルテだと弓を速く動かすので、更に短くなります。 その場合はレガートの途中でボウイングを指定するか、 長いレガートの中にボウイング指示のための短いレガートを記譜します。 弦楽器に関しては、特殊奏法にも知識と注意が必要です。 代表的なのは、一般的な奏法であるアルコと、 弓を使わず指で弦を弾くピツィカート、 それに弦楽器の特権?でもある重音奏法(ドッペル)です。 アルコとピツィカートの切り替えの際には、弓を持ち変えるための インターバルが、最低でも2~3秒は欲しいところです。 ドッペルに関しては、あまり離れた音程や近すぎる音程だと 押弦できませんので注意してください。 楽器や音域にもよりますが、3~7度程度が妥当です。 それと以外に見落としがちですが、演奏するのは人間なので、 あまり長い間お休みがないと大変です。 私の教授の受け売りですが、オーケストレーションの真髄は、 最小限の技術で最大限の効果を出すところにあります。 大した効果を期待できないものは極力はぶきましょう。 長くなりましたが今回はこの辺りで失礼します。

flutelove
質問者

お礼

詳しい回答、本当にありがとうございます! まず、用語ですが「転回形」「非和声音」「機能和声」は全くわかりません。 「音程」は…よく使いますが…音と音の間隔…ですか? 「今日は音程が高め」とか「音程が狂ってる」とかいいますが…。 「和声」は聞いた事はありますが正確な意味はわからない、という感じです。 ぜひ詳しく教えて下さい!! 「GdurのIの和音」「Cmolの属七の和音」は全然わかりません。 「ト長調の…??」「ハ短調の…???」って感じです。 なるほど!!運命にはそんな秘密があったんですね! とても参考になりました。 「アルコ」は…一般の奏法とありましたが…ようするに「普通」の弾き方、ってことでしょうか? そうですね…休みを入れるのは確かに大切ですね… ずっと吹きっぱなしだと、特にチューバの人とかは顔が麻痺しちゃいますよね… お願いします!

  • nabayosh
  • ベストアンサー率23% (256/1092)
回答No.4

他に楽器の苦手・・・ やっぱり運指じゃないですかね。 弦楽器のことはよくわからないけれども、どの線で弾くかとか、ボウイングはどうするかなどということも考えないといけないようですし。 金管の中でも、特にトロンボーンのことは考えてあげた方がいいでしょうね。 つまり管を伸ばしたり縮めたりするわけですが、その距離が長いのに速いパッセージなんていうのは困難です。 ド-ソ-ド-ミ-ソ-シ♭-ド、のような倍音があって、これはポジションを変えないで唇で音程をコントロールします。 管が伸びるポジションになればなるほど音は下がります。 ポジションの動きが激しいのはやめてあげた方がよいだろうと思われます。 (もしかすると解決する工夫というのがあるのかも。いずれにしてもトロンボーンの運士などはちょっと調べておいた方がよいと思います)

flutelove
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど…トロンボーン… そういえば「N響アワー」でボレロをやっていた時とても危なっかしく吹いているように見えました… 知り合いに昔吹いていた人が居るので聞いてみます。 弦も移弦(?)が異様に多いと弾きにくいと聞きました… オーケストラを知ることも作曲の大切な作業の1つ、ということでしょうか。

  • nabayosh
  • ベストアンサー率23% (256/1092)
回答No.3

#2です。 刻みリズムというだけだと打楽器と思われがちですが、基本弦木管金管どのパートにも刻みリズムは使った方がよいです。 当然弦と木管だけでいい場合もあります。 どう配合するかなどは全体の音量などを考えるとよいはずです。 ベタイズベスト→ベタ・イズ・ベスト(ベタ is best)です。 まあ、シンプルイズベストと同じような趣旨ですが、王道すぎるせいで陳腐だからという理由で避けられるようなもの(ベタ)を敢えて利用する、ということです。 チャイコフスキーのファンファーレは金管吹きにとっては地獄ですが、音量の問題が主であって、実は音の跳躍が少ないという点ではありがたいのです。 ドレミファソラシドドシラソファミレドという、あまりにベタすぎて誰もやらないのをあえてやるのがチャイコフスキー。しかもそれが実はみな(聴く側、演奏する側)が生理的に好きということをわかっているわけです。 金管の跳躍はせいぜい5度までにしてもらうと有難いかも、と注文をつけてみます。倍音というのがあって、それを飛び越えてしまうと音を当てるのが難しくなるからです。

flutelove
質問者

お礼

ありがとうございます。 なるほど…確かに、チャイコの楽譜は、最初見たときは うわっ速っ とびっくりしたものでしたが、実際練習してみると普通に基礎練習で吹くような簡単な音階であったりと、ある意味高音の多い「運命」より簡単でした…。 「金管の跳躍は五度まで」ですね。 なるほど…フルートは結構音が外れにくいのであまり考えたことがありませんでしたが…金管も大変なんですね。 他に、楽器の苦手な部分、ってありますか?

  • nabayosh
  • ベストアンサー率23% (256/1092)
回答No.2

私も素人です(ちょっとオケでラッパ吹いてました)。 >アレグロやプレストのような速い部分で躍動感を出したい まず、これだけに絞ってアドバイスしますと、役に立ちそうな方法は裏打ちの利用でしょうか。刻みリズムを利用するということです。 つまり4拍子だとして、1小節に4分音符で4つ入るわけですが、それを8等分して、8分休符8分音符という風に並べる方法です。(んなこたあわかってたらごめんなさい) ンタ、ンタ、ンタ、ンタ、と刻んでいくうちに高揚してくるようになっています。 場合によってはタイをつけて、ンタータ、ンタータでもいいです。でも速さによってはタイのパッセージは奏しづらくなるのでほどほどに(さもないと逆にダレてくる)。 躍動感といって思い当たるのはショスタコーヴィチの5番のフィナーレかなあ。タッタカ、タッタカという刻みがやたらと続きます。あるいはシューベルトのグレイトのフィナーレ。細かく相槌リズムを敷き詰めているのがポイントです。 その他気になった点を。 提示された曲のイメージにピッタリくるのがチャイコフスキーの1812年でした。 チャイコ的に作る場合は、やさしく美しい旋律というとレガートを利用するのが基本でしょうか。グロッケンシュピール(鉄琴)やトライアングルなどの金属系の音を静かに加えると効果的かもしれません。 金管のファンファーレの主旋律はできるだけ音階を意識して作る(つまりベタイズベスト)タイプか、あるいはリズム動機をはっきりさせるタイプか、または和音全体の動きを聴かせるコラールタイプ(白玉音符が多くなる感じ)と大きく分けると3つあると思います。それぞれよさがあります。 勇壮さはトランペットやトロンボーンよりも4本ホルンをうまく使うと表現しやすくなると思います。一例とすれば、ホルンがドミソドーと倍音筋をスタッカートで駆け上がって、それに対してトランペットが音を変えずにタタタターとスタッカートで応じるとか、役割を分けるのも面白いかもしれません。 強いて言うならファンファーレの醍醐味は3連符(ベタベタ)でしょうか。 チャイコ風にするには、あとはベースラインをしっかり作ることです。上のメロディーと下のベースをはっきりさせた後、間を構築するというのがチャイコの作曲技法だったようです。 あと、オーケストレーションするにあたっては、各楽器の音域に注意して下さい。小さい音で高音を出すのがキツい楽器もあります。 いろいろと趣味の入ったアドバイスが多かったと思いますが、参考になれば。

flutelove
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございました。 刻みリズムは、打楽器以外にも、低弦とかでも良いのですか? 打楽器の使い方も考える必要があるようですね。 もう少し聴いて研究しようと思います。 ところで、ベタイズベスト、とは何ですか?

  • jummjumm
  • ベストアンサー率67% (36/53)
回答No.1

こんばんは。 作品づくり、素敵ですね。 つまずく気持ちはとてもよく分かりますが、まずはどんなに拙くても 構いませんので、一度書けるところまで書いてみてください。 そして可能であれば音にしてみましょう。 ピアノで作業をしていらっしゃるとのことですが、 ピアノの演奏はご堪能でしょうか? 自分で書いたものを弾けるのであればそれに越したことはありませんし、 誰か上手なお友達に弾いてもらうのも良いと思います。 それが難しいようでしたら、パソコンで作った楽譜を 演奏することのできる参考URLのような無料ソフトウェアもありますので、 ゆくゆく総譜を完成させていくときのことを踏まえても、 ぜひ使ってみることをお勧めします。 そして音にしてみたとき、どこが自分にとって気に入らないのか、 イメージと違って聞こえるのか、よく分析してみましょう。 分析したら、そこを手直ししてまた音にしてみる。その繰り返しです。 私は大学でオーケストレーションを中心に学んだ者ですが、 オケを書くというのは作曲の集大成とも言うべき作業で、 きちんと方法論に倣ってに創作しようと思えば、 和声法、対位法、楽式論、管弦楽法などヤヤコシイ知識を用いて、 メンドクサイ手順と段階を追っていかなければなりません。 そしてそれは、慣れない内はとても面白くないものです。 質問者様は学校の課題や学問でなく、純粋な意欲から作品づくりを されていらっしゃるようなので、まずはその意欲を何よりも大切に、 やりたいようにやってみるのが一番と私は思います。 >速い部分で躍動感を出したいのですが、どうすればよいでしょうか? >(5)~それぞれどのようにしたらそう聞こえるか? 質問者様が「躍動感がある」「やさしく美しく感じる」「勇壮に思える」 「力強く聞こえる」と思う既存の曲や一部分を、 楽譜を見ながら聴いて、分析して、真似してみて下さい。 作曲の勉強というのは、つまり分析と模倣の繰り返しなのです。。 あまり役に立たない回答ですみません。 あとは、質問者様がどういう知識(和声法やコード理論など)をお持ちの上で、 どういう手順で作品づくりをしているのか、 (たとえば書いた旋律をもとにどう編曲しているのかなど) どういった作業でつまづいているのか、など具体的に教えて頂けると もう少しきちんと回答差し上げられると思います。 それでは、頑張って下さい。応援しています。

参考URL:
http://content3.e-frontier.co.jp/notepad/
flutelove
質問者

お礼

詳しい回答、本当にありがとうございます。 まず、私の作曲に関する知識ですが、全くといってよいほどありません。 「対位法」も「のだめ」で初めて聞いたくらいです。 リズムや旋律はふと、唐突に思いついたものや、知っている旋律を少しずつ変えていって好きなものを作り出してく2パターンで作曲しています。 私としては、出だしはチャイコフスキーの交響曲第5番第1楽章の様に静かに始まり、激しい短調の主題はチャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」の争いの主題の様に、優しい主題はチャイコフスキーの交響曲第5番第2楽章や、幻想序曲「ロメオとジュリエット」の愛の主題の様に、終わりはこれまたチャイコフスキーの交響曲第5番第4楽章の様に盛大に終わる曲にしたいのです。 (チャイコばっかりですね…) が、やはり迫力や躍動感がなく、重厚な音色が出ない感じがします…。 それと、主題と主題のつながりをどのようにすればよいのかわかりません。 金管のファンファーレも、あまりよくわかりません。 どんな和音にすればよいのかわかりません…。 あと、何か転調の仕方とか、作曲の決まりごとがあれば教えて下さい。

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    オペラ・声楽にお詳しい方、教えてください。 マスカーニの有名なカバレリアの間奏曲ですが、 これに歌詞をつけた「アヴェ・マリア」ってありますよね。 このメロディーの前半はどこから来ているのでしょうか。 間奏曲は大きく2部に分けられ、 おおざっぱにいうと、天上の調べのように美しい前半と いかにも大らかでイタリアオペラっぽい後半からなっています。 「アヴェ・マリア」版ではこの前半部分で、 オケ版にはない独自の旋律を歌っています。 (伴奏は原曲のオケ版なのですがね・・・。) オケ版のさらに原曲のピアノ曲にもこの旋律はありません。 この前半のメロディーはいつ生まれたものでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。 追記:一昨年J-POPのJoelleがカバーしたバージョンも    この前半部分から歌い出しています。    後半の旋律に細かく付点を入れている辺りは秀逸ですね。

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